フーディニ(HOUDINI)というブランドは僕にとって「気持ちの良いウェア」という印象が強い。ガサガサもゴワゴワもしない、しんなりしていてさらりと肌に吸い付くような着心地。このアルファフーディも、抜群な着心地で気持ちよく、程よく外気を遮断してくれて、年中手放せないアイテムの1つだ。
山に入る時、春・夏・秋ではウィンドブレーカーの様な使い方をする。冬になればベースレイヤーとして活用する。
HOUDINIとは
90年代初頭、先鋭的な登攀テクニックで知られていたスウェーデン人の女性クライマーのロッタは、クライミングの最中に危機的な状況に直面しました。進むことも退くこともできず、もはや為す術がなくなったときに彼女の口をついて出たのが、脱出マジックを得意とする伝説のマジシャン“ ハリー・フーディニ” の名前でした。するとたちまち奇跡が起きて、ロッタは、無事生還を果たすことができたのです。この不思議な体験から、いかなる過酷な状況にも耐え得る高い性能と魔法のような着心地の良さを兼ね備えたアウトドアウェア[フーディニ/HOUDINI]が生まれました。
ベースレイヤーでも使えるアルファフーディ
アルファフーディのカテゴリはベースレイヤーとして扱われているから抜群な透湿性がある。だから行動しながら着ていてもしっかりと汗を吸い上げてくれ、乾きも早いから蒸れる事もない。
生地も薄く、かといって外気がスースーと入ってくる事もないから稜線に出て風が強くなっても汗冷えは少ない。
袖口には指穴も付いているから春・夏・秋のテント場なんかで肌寒くなってスープなんかを飲むときに、直接手に当てるとカップが熱すぎる時なんか、とっても重宝する。着心地がいいから、そのまま寝袋に入って寝てしまうこともしばしばだ。
考えると意外と使えるポケット活用術
ウェアのポケットは非常に大きく作られている。あまりこの中に物を入れてることはないが、裏地がメッシュになっているので、ベンチレーションとして活用できる。行動中熱いときは、両ポケットを全開にして外気を取り込むと、結構涼しくなる。
山に入ることは稀だから山専用のウェアや道具は仕舞っておく事が多い中、これはアーバンスタイルとしても大いに活用できる。特に夏場はバックに忍ばせて、クーラーの効いた室内で着続けている。