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【レビュー】パタゴニア キャプリーンの種類と使い方

【レビュー】パタゴニア キャプリーンの種類と使い方

オールシーズン、オールラウンドで活用しているベースレイヤーはパタゴニアのキャプリーンシリーズです。パタゴニアのキャプリーンシリーズでは、それぞれの特徴を生かしたレイヤリングでアクティビティをより快適に楽しむことができます。

パタゴニア キャプリーンの種類と使い方

パタゴニア キャプリーン 裏地


以前はパタゴニアのキャプリーンはキャプリーン1~4と数値で違いを表していましたが、2020年の現在ではキャプリーンデイリー、キャプリーンライトウェイト、キャプリーンミッドウェイト、キャプリーンサーマルウェイトと名前が変わって、リニューアルされています。また新しくエアが仲間入りして、更に冬のアクティビティにおいてのベースレイヤーを快適なものにしてくれます。

キャプリーンの種類と展開スタイルについて、以下の図で整理しています。

※横スクロールで表がスクロールできます。
アイテム名 クール・デイリー クール・ライトウェイト エア ミッドウェイト サーマルウェイト
ターゲット 春・夏・秋 春・秋・冬 春・秋・冬 春・秋・冬
Tシャツ
ロング クルー
ジップネック
ジップネック・フーディー
フーディー

クール・デイリー

パタゴニア キャプリーンデイリー

キャプリーンデイリーはTシャツ・ロングスリーブ・フーディーの3種類の展開です。どちらもグラフィックが入ったオシャレを意識した展開も特徴的です。

デイリーは以前キャプリーン1シルクウェイトと呼ばれていたように、その肌触りはシルクのようにつるりとしたもので、それでいて化繊っぽさも少ない風合いなので、普段からでもテクニカル過ぎず着続けられる良さがあります。





クール・ライトウェイト

パタゴニア キャプリーン ライトウェイト

キャプリーンライトウェイトはタンク、Tシャツ、ロングスリーブと2種類の展開です。Tシャツは低山や樹林帯で夏場ランニングするときには最適なウェアで、汗抜けもよく非常に快適にアクティビティを楽しめます。

ロングスリーブやジップネックは夏場の縦走時には非常に使い勝手がよく、UVカットによって日焼け防止になるし、強い風に吹き晒されても極端に寒くなることもなく、夏場暑い時にも登山のスタートから着用しています。Tシャツの方が涼しいというイメージがありますが、確かに袖口から外の風を取り入れるのには最適ですが、それであればジップネックで事は足りると感じています。



エア

キャプリーンエアはロングスリーブ、フーディーと2種類の展開です。革新的な縫い目のない3Dニット構造を採用し、メリノウール51%/リサイクル・ポリエステル49%混紡素材を使用しています。

通気性、吸湿発散性、速乾性を備え、防臭効果を維持しており、ソフトで伸縮性を備えたエラスティックを編み込んだ袖口と裾は長期の使用での弾力性と快適さを向上した作りで快適な着心地を提供してくれます。



ミッドウェイト

パタゴニア キャプリーン ミッドウェイト

キャプリーンミッドウェイトは寒冷な気候時に着用することを想定としているので、Tシャツは存在せず、ロングスリーブのみの展開です。ネック部分が2種類あって、クルーネック、ジップネックです。



サーマルウェイト

パタゴニア キャプリーン サーマルウェイト

キャプリーンサーマルウェイトは寒冷な気候時に着用することを想定としているので、Tシャツは存在せず、ロングスリーブのみの展開です。ネック部分が3種類あって、クルーネック、ジップネック、ジップネックフーディーです。

ジップがあることで、オーバーヒート時にジッパーの開閉で冷たい空気を取り入れることができるので、トレイルランニングなどのハードなアクティビティではジッパー付のものを活用することが多いです。フードはバラクラバのような使い方ができるので、厳冬期の標高が高い場所で行動するときは重宝します。



パタゴニア キャプリーンの使い分け

パタゴニア キャプリーン ライトウェイト


個人差はあると思いますが、春、夏の暖かい時期はキャプリーンデイリーとライトウェイトを使用して、肌寒くなってくるとエア、ミッドウィイト、サーマルウェイトの出番が多くなります。

春や夏でも高度が高くなる縦走ではミッドウェイトをベースレイヤーに使用することもありますし、秋、冬でも低地でランニングするときはデイリーやライトウェイトをベースレイヤーに使用することもあり、シーンによって使い分けをしています。

新しいシリーズキャプリーン・エアはミッドウェイトやサーマルウェイトよりも更に通気性に優れているので、寒い時期のハードなアクティビティで活躍します。

パタゴニア キャプリーンのフィット

パタゴニア キャプリーン

キャプリーンのフィット感は大きく2種類に分かれていて、エア、サーマルウェイト、ミッドウェイト、ライトウェイトのベースレイヤーにはパタゴニアのスリムフィットに類似していて、肌から汗を素早く取り除くことを重視したフィット感となっています。

パタゴニア キャプリーンデイリー

それに対してキャプリーンデイリーはぴったりしているけれども締め付け感はないといったデイリーユースにおけるレギュラーフィットを採用しているので、日常からアクティビティまでボーダーレスに違和感なく使用できる良さがあります。

だからといって、エア、サーマルウェイト、ミッドウェイト、ライトウェイトといったキャプリーン製品も日常でも活用していて、非常に着心地が良いです。

キャプリーンデイリーにおいては、グラフィックも可愛らしいものが多く、シーズン毎でデザインが変わる良さがあって、毎シーズンチェックしています。

キャプリーンの特徴

パタゴニア

アクティビティーをする上での細やかな作りも特徴的で、縫い目は摩擦を防止する特殊な作りが施されています。

脇の下の作りをみても、動きやすさを重視したマチに特徴があって、動いている時のストレスを軽減した作りとなっています。

全てのキャプリーン製品は化繊で作られていますが、ポリジン永続的防臭加工で、縦走時における汗の匂いも気にしづらく重宝します。

パタゴニア キャプリーンサーマルウェイト

ロングスリーブになると親指用ループで袖口からの冷気が入りづらく、走り始め、動き始めの寒い時に便利です。またドロップテールといって、後みごろの裾部分がめくり上がって冷気が入ってこないように、若干長めに湾曲していて寒さ対策を万全にした作りといえます。

キャプリーンの素材

キャプリーンサーマルウェイト

パタゴニア キャプリーンサーマルウェイト

キャプリーンサーマルウェイトは最小限のかさばりで最大限の保温性と通気性を発揮するベースレイヤーというのがうたい文句となっているように、ポーラテックパワーグリッドを使用した作りです。

キャプリーンミッドウェイト

パタゴニア キャプリーン ミッドウェイト

キャプリーンミッドウェイトは幅広いコンディションで快適な、最も多用途なベースレイヤーというのがうたい文句となっているように、サーマルウェイトと同様のポーラテックパワーグリッドを採用していますが、パタゴニア独自で開発をしていて、保温性と通気性のバランスを多用途対応した、サーマルウェイトの保温性を抑えた作りが特徴です。

キャプリーンライトウェイト

パタゴニア キャプリーン ライトウェイト

キャプリーンライトウェイトは通気性に最も優れた最軽量のベースレイヤーというのがうたい文句となっているように、速乾性、吸湿発散性は一番優れていて、真夏時のランニングにも最適な作りです。UPFは35という機能性も備えています。

キャプリーンデイリー

パタゴニア キャプリーンデイリー

キャプリーンデイリーは日々使えるベースレイヤーというのがうたい文句となっているように、伸縮性に最も優れていて、UPFは50という機能性も備えています。

キャプリーンでレイヤリングを楽しむ

パタゴニア フーディニ

僕はこれらのキャプリーンのベースレイヤーに、同じくパタゴニアのフーディニというウィンドブレーカーを合わせれば、ほぼ一年中山遊びを楽しめます。厳冬期の高所登山や、アイスクライミングといった寒さ対策を万全としたアクティビティ以外ですが・・・。

パタゴニア キャプリーン

1枚で考えてアクティビティーを楽しむシンプルな考え方はもちろん、2枚重ねでアクティビティを快適にすることもできます。

パタゴニア キャプリーン

例えばライトウェイトTシャツをベースに、サーマルウェイトのジップアップや、フーディをミドルレイヤーに使用すれば、2,000mぐらいまでだったら寒い時期でも行けちゃうし、追加でフーディニを羽織れば、縦走時にも対応できます。

パタゴニア キャプリーン ライトウェイト

Tシャツ類の重ね着は体幹を温めることにも繋がるので、身体を温めるのに非常に有効的かつ危険回避にもなると思うので、1枚だけじゃなくて、複数枚を重ねて着るということに着目してみるのも良いかと思います。

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