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氷瀑を楽しめる滝7選【全国編】お祭り・ライトアップの情報も紹介!

氷瀑を楽しめる滝7選【全国編】お祭り・ライトアップの情報も紹介!

氷瀑を見に行きませんか?滝が凍結しつららや氷壁になった氷瀑は、大自然が織りなす氷の芸術です。氷瀑を楽しめるのは冬しかありません!日本全国には氷瀑を楽しめるたくさんの滝があります。氷瀑にはお祭り・ツアーへの参加やアイスクライミングへの挑戦など、楽しみ方は実にさまざまです。そこで今回は、日本全国にある氷瀑を楽しめる滝を七つ紹介します。

なお、今回紹介する滝は12月下旬から2月初旬にかけて凍りますが、凍る時期は場所や気温によっても異なります。氷瀑観賞へ行くときは確認をしてから行きましょう。

①流星の滝・銀河の滝(北海道上川町)

画像引用:層雲峡観光協会HP
流星の滝・銀河の滝詳細情報
都道府県北海道
水系石狩川水系
エリア大雪山国立公園内
落差流星の滝90m・銀河の滝120m
凍結時期12月中旬~

流星の滝・銀河の滝は、日本の滝100選にも選ばれています。この二つの滝があるのは北海道を代表する景勝地の層雲峡です。滝よりも層雲峡の名称のほうが知られているかもしれません。二つの滝は並んでいますが、流星の滝は激しく、銀河の滝は白糸のように穏やかに流れ落ちます。この対極的な様子から、流星の滝は男滝、銀河の滝は女滝とも呼ばれています。銀河の滝ではアイスクライミングも楽しめるので、興味のある方はぜひ挑戦してください。

なお、流星の滝・銀河の滝がある層雲峡では、令和6年(2024年)1月27日から3月17日まで「層雲峡温泉氷瀑まつり」が開催されます(時間17:00〜21:30)。約30基の氷像がライトアップされ、幻想的な雰囲気が楽しめますよ。

②奥入瀬渓流(青森県十和田市)

奥入瀬渓流詳細情報
都道府県青森県
水系奥入瀬川水系
エリア十和田八幡平国立公園内
落差銚子大滝7m(幅20m)
凍結時期1月初旬~

奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、冬には大小さまざまな氷瀑が楽しめる渓流です。奥入瀬渓流は、十和田湖の子ノ口から焼山までの約14kmの流れが続き、国の特別名勝・天然記念物にも指定されています。新緑・紅葉の時期がベストシーズンとされていますが、氷瀑が楽しめる冬にもぜひ訪れてほしいスポットです。

観光地としても有名で、多くのネイチャーツアーが実施されています。令和5年(2023年)12月中旬から令和6年(2024年)3月上旬までは、「奥入瀬渓流氷瀑ツアー」も実施され、ライトアップされた氷瀑の自然美をとことん楽しめますよ。

画像引用:一般社団法人 十和田奥入瀬観光機構HP 奥入瀬渓流氷瀑ツアー

③玉簾の滝(山形県酒田市)

玉簾の滝詳細情報
都道府県山形県
水系日向川水系
エリア
落差63m
凍結時期1月中旬~2月上旬

玉簾(たますだれ)の滝は、段差がない直瀑の優雅な姿がとても印象的です。玉簾の滝の云われは古く、1200年前に弘法大師(空海)が神のお告げによって発見したとされています。付近はかつての山岳信仰の修験場であり、玉簾の滝の前には御嶽神社が鎮座しています。玉簾の滝までの道路は冬は土日祝日のみ除雪されていますが、駐車場から滝までの遊歩道は除雪されません。かんじきやスノーシューなどの雪の上を歩くための道具が必要です。

なお、冬季はありませんがGWや夏季には玉簾の滝がライトアップされており、幻想的な滝の自然美を楽しませてくれますよ。

④雲竜渓谷(栃木県日光市)

雲竜渓谷詳細情報
都道府県栃木県
水系利根川水系
エリア日光国立公園
落差100m(推計)
凍結時期1月中旬~2月中旬

雲竜渓谷は、女峰山の中腹にある渓谷の総称です。雲竜渓谷の氷瀑の特徴は、1本の滝が凍るのではなく、ナイアガラのような幾筋もの滝が凍ることです。その姿に氷の神殿を見ているかのような錯覚を感じます。その雲竜渓谷の中でも奥地にある雲竜瀑は氷瀑の名所です。雲竜渓谷の氷瀑を楽しむためには、往復約10kmのコースを約6時間かけて歩く必要があります。当然、アイゼンなどの冬山の装備が必要です。不安な方はガイド付きの氷瀑ツアーに参加するとよいでしょう。

また、雲竜渓谷はアイスクライミングの聖地とも言われています。アイスクライミングで腕に覚えのある方はぜひ挑戦してみましょう。

⑤南沢大滝(長野県茅野市)

南沢大滝詳細情報
都道府県長野県
水系天竜川水系
エリア八ヶ岳中信高原国定公園
落差35m
凍結時期12月中旬~

南沢大滝は、赤岳を赤岳山荘・美濃戸山荘側から登るルートの近くにある落差35mの滝です。冬に見せるその雄大さは、山中に突如現れた氷壁のようです。南沢にかかる滝では手前に南沢小滝もあります。美濃戸山荘からは雪の中を1時間歩くため、アイゼンなどの冬山装備が必要です。

南沢大滝はアイスクライミングスポットとしても人気です。南沢大滝がある八ヶ岳はアイスクライミングが盛んで、ほかにも広河原沢(ナメ滝)、ジョウゴ沢(乙女の滝)があります。

⑥平湯大滝(岐阜県高山市)

平湯大滝詳細情報
都道府県岐阜県
水系神通川水系
エリア中部山岳国立公園
落差64m
凍結時期12月下旬~3月中旬

平湯大滝は、飛騨三大瀑布や日本の滝百選に選ばれている名瀑布です。64mの高さから直瀑で水が流れ落ちる姿に多くの方が圧倒されるでしょう。令和6年(2024年)2月15日から25日まで「平湯大滝結氷まつり」が開催されます。開催期間中の19時から21時までは平湯大滝がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しめます。期間中は毎日打ち上げ花火もありますよ(20時頃から)。

なお、平湯大滝がある平湯温泉は、武田信玄の家臣・山県昌景(やまがたまさかげ)が老いた白猿の導きで見つけたと伝えられています。平湯大滝の観賞の際は、温泉に浸かりながら伝説を楽しむのもよいかもしれませんね。

⑦神通滝(徳島県名西郡神山町)

神通滝詳細情報
都道府県徳島県
水系吉野川水系
エリア
落差30m
凍結時期2月上旬~

最後は今回紹介する滝の中で唯一四国にある神通滝です。神通滝は渓谷美で知られる神通渓谷にあり、徳島県では有数の滝として知られています。渓谷に現われるその幽玄さに、多くの方が圧倒されるかもしれませんね。神通滝を見に行くためには、近くの駐車場から約600m・徒歩約15分で緩やかな上り坂を歩きます。短い距離ですが冬は凍結する場合があるので注意して歩いてください。

なお、神通滝には言い伝えがあります。江戸時代、阿波の国の神通の名瀑を幕府から問われた阿波藩主の蜂須賀(はちすか)公が、急遽探索して発見し幕府に伝えたとされています。

アイスクライミングを体験してみよう!

冬のアウトドアが好きな方の中には、アイスクライミングに挑戦したいという方もいるでしょう。ただ、アイスクライミングはヘルメットやハーネス、アックスなどの専用のギアが必要です。

そこで、アイスクライミング未経験者におすすめしたいのが、体験施設での講習や体験ツアーへの参加です。「アイスクライミング 施設」や「アイスクライミング ツアー」などのワードをインターネットで検索すると、多くの体験施設や体験ツアーが見つかります。アイスクライミングを体験して氷瀑の魅力をとことん味わいましょう!

氷瀑を楽しめる滝がたくさん!今年の冬こそ冬の滝を楽しもう!

氷瀑に興味がある方が多くいるでしょう。氷瀑を楽しむことで冬のアウトドアの魅力をより味わうことができます。氷瀑の楽しみ方は観賞やアイスクライミングなどさまざまです。日本には多くの氷瀑を楽しめる滝があり、氷瀑ツアーやアイスクライミング体験ツアーへの参加という楽しみ方もあります。氷瀑を楽しめるのは冬しかありません。冬が終わる前に氷瀑へ行きましょう!

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