「花粉」と聞いただけで、鼻がムズムズし目がかゆくなる方がいるのではないでしょうか。実は筆者も花粉症。なんだか最近目がかゆいなと思ったら、どうやら東京都を含む関東や九州などの1都13県が、「花粉シーズン」に入ったようなのです。
そこでこの記事では、株式会社ウェザーニューズの発表をもとにスギ花粉の飛散状況や今年の予想を解説します。
花粉が飛ぶきっかけは何?
スギ花粉は一度飛散が始まると、気温が低くても花粉が飛びやすくなってしまいます。さらに気温が15℃以上の風の強い日には大量に花粉が飛散するおそれがあるのです。私のように花粉症の症状がある方は、当然かもしれませんがマスクや服薬、目薬などで対策をしてください。花粉症の症状のひどい方は専用眼鏡も効果的かもしれません。外出から帰ったときに衣服から花粉を払ったり、外に干した洗濯物をよくはたいたりすることが効果的です。
今年はどうなるの?
令和6年(2024年)の花粉の飛散状況や予想は以下のとおりです。
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暖冬で花粉が早くから飛散する。1月下旬から九州・中国・東海だけではなく関東の一部でスギ花粉の飛散が開始する
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本格的な飛散開始はスギ花粉が2月中旬から、ヒノキ花粉は3月中旬から
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昨年の夏の高温・多照により雄花の生育が促されたので、花粉の飛散量は全国的に平年並から平年を上回る
花粉飛散の最新情報!
2月7日に長崎県が「花粉シーズン」に突入しました。その後、花粉の飛散エリアが徐々に拡大し、ついに2月13日に東京都が「花粉シーズン」に突入してしまったのです!
日本各地の花粉飛散の開始日は以下のとおりです。
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2月7日:長崎県
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2月8日:鹿児島県
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2月9日:福岡県・熊本県
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2月10日:山口県・和歌山県・静岡県
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2月11日:宮崎県・佐賀県・愛媛県
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2月12日:大分県・埼玉県
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2月13日:東京都・神奈川県
今後の花粉飛散予報
今後の花粉飛散の予想は以下のとおりです。
スギ花粉本格化
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西日本・東日本:2月下旬
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北陸・東北南部:2月下旬~3月下旬
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東北北部:3月上旬~4月中旬
スギ花粉減少→ヒノキ花粉飛散
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西日本・東日本:3月中旬~
ヒノキ花粉飛散本格化
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西日本・東日本:3月下旬~4月中旬
シラカバ花粉飛散本格化
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北海道で:4月下旬〜5月中旬
今年の花粉飛散量は?
昨年の夏の高温・多照の影響により雄花の生育が促されました。花粉の飛散量は以下のように予想されています。
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九州南部・中国・四国:平年並のエリアが多い
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近畿~東北:平年をやや上回るエリアが多い
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北海道:平年の約2倍
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全国平均:平年比で125%
ただ、昨年(令和5年)と比べると花粉の飛散量は少なく、全国平均では昨年比67%となる予想です。それでも、全国平均が平年比で125%だったということは、昨年の花粉の飛散は本当に悲惨だったのですね。花粉の飛散だけに...
参考:株式会社ウェザーニューズ【第四回花粉飛散傾向】1都13県でスギ花粉の飛散開始、来週にかけての高温で飛散が本格化