寒さが残る登山やハイキングでは、体を暖かく保つために首周りを温めるのが効果的とされています。そして、体の仕組み上、体が冷えると最も最初に冷たくなるのが手先や足先だと感じています。これは失っても、最も命に別状がない部位だからなのか?最も先端にあるからなのか?理由は分かりませんが、体が冷える信号だと感じて、できるだけ手足が冷えないように気をつけるようにしています。
そこで、僕が対策しているのが手首を温めることです。
体の冷えが生じやすい部位について
手首は皮下脂肪が少ないので血液を通じて熱が逃げやすい部分です。これは手首だけでなく、手の甲、首、肩の後ろ、こめかみやおでこ、足首、足の甲も皮下脂肪が少ないので、この部分が冷えると体が冷えやすいことを覚えておきましょう。
特に手首は手先、足首は足先、首は体幹と密接に関わっていて、これらの首を温めることで感覚が大きく変わります。
手首と手の甲を温めるフーディニのパワーリストゲイター
今回紹介するフーディニのパワーリストゲイターは手首と手の甲を温めることに特化しており、グローブをした状態で、作業がしづらいシーンで大変重宝します。
例えば、テントの設営、食事の準備時にグローブを外すと、準備完了する頃には手が冷えてしまいます。そんな時にフーディニのパワーリストゲイターを装着していると辛い冷えを抑えることができ、手先は自由に使えるので、ほぼグローブをしていない状態と同様のスピードで準備が可能です。
このリストゲイターをする前は、手がかじかんでしまわないように着用している。ジャケットの袖を引っ張って、袖を握って、手首と手の甲を隠し、手の冷えを軽減していました。このような行動は、無意識に「手首と手の甲を温めると体が暖かくなることを知っている」からなんだと思います。
寒い季節にミドルレイヤーやアウターを着用し、ショート丈のグローブを着用している際、腕を上げたり、手を伸ばしたりすると、手首が露出し、その瞬間、非常に寒さを感じることがあります。サムホールが付いているベースレイヤーやミドルレイヤーであれば、手首が露出しないように対処するのですが、サムホールが付いているアイテムは少ないので、リストゲイターを使って露出箇所を少なくすることができます。
パワーリストゲイターの特徴とサイズ感
フーディニのパワーリストゲイターはポーラテックのパワーストレッチプロを使用しているので、表面は耐久性に優れており、柔らかな肌触りで手首部分がウェアと擦れづらい特徴があります。
また、ストレッチ性に非常に優れているので、小さなサイズでも手にフィットします。
僕が使用しているのは、レディースのMサイズです。少し親指周りがきつく感じることがあるので、スリーシーズンも長く使用することを考えて、メンズサイズのSサイズを購入しようかと思っています。
グローブを下た状態で細かな作業を可能にする方法
今回紹介したフーディニのパワーリストゲイターのみで細かな作業をしていても、どうしても指先が冷たくなり、気になってしまうことがあります。そんな時にはグローブをした状態でも、細かな作業が可能なように、マッキンレーのインナーグローブをしてその上から、リストゲイターをして対処しています。
行動中は、このセットの上から山旅のコーデュラリップ製軽量コンパクト防風3つ指ミトンをするとかなり暖かくなるので、冷たい風が吹くようなシーンが想定できる登山やハイキングでは、オススメです。
フーディニのパワーリストゲイターも3つ指ミトンも手首まで覆うことができ、手首を冷やさず行動することができます。ぜひ手首を冷やさないことが、どれだけ手先を温めることにつながるのか試してもらいたいです。