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テント泊登山道具の軽量化にインパクト大『山旅ULテントマット』2種類の厚みと3つのサイズ:おすすめの使い方とカット方法

テント泊登山道具の軽量化にインパクト大『山旅ULテントマット』2種類の厚みと3つのサイズ:おすすめの使い方とカット方法

登山テント泊で皆さんはどのタイプのテントマットを使用していますか?登山での使用に適した軽量なテントマットを大きく分けるとエアマットとクローズドセルマットの2種類があります。

エアマットは

  • メリット1:コンパクトになる
  • メリット2:軽量なマットが多い
  • デメリット1:穴が空いたら使い物にならなくなる
  • デメリット2:膨らませるのが面倒(設営と撤収に時間を要する)

対してクローズドセルマットは

  • メリット1:壊れることがないので乱暴に扱える
  • メリット2:直ぐに使える
  • デメリット1:嵩張る
  • デメリット2:比較的重い(軽量なモデルもあるため一概に言えない)

このような違いがあります。

今回は僕が知っている限りのエアマットの最軽量モデル、サーマレストのネオエアーウーバーライト(スモールサイズ、税込¥38,500)の170gより、さらに軽量な山旅のULテントマットを紹介します。

厚み1cmのマット

厚み1.5cmのマット

山旅ULテントマットの種類とスペック

山旅ULテントマットは1cm厚と1.5cm厚の2種類の厚みがあります。1cmでもガレた場所や岩場の上でマットを敷いて寝転がってもゴツゴツして寝づらいと感じることはないのですが、たった0.5cmですが1.5cmになるとよりゴツゴツ感が若干軽減されます。

1cm厚と1.5cm厚のそれぞれのメリット

1cm:軽量で丸めた時に嵩張りが少ない、軽い

1.5cm:凹凸のある場所でもゴツゴツ感が少ない(小さな石や、尖りのない岩の上では厚み1cmのものと大きな差はない)、地面からの冷えが少ない1cmの厚みと比較して1.5倍(SOLのエマージェンシーブランケットをマットに被せると冷えが少なくなる)

横幅は50cmで統一されており、1cm厚のタイプは3種類の長さ160、180、200cm、1.5cm厚のタイプは160、180cmで販売しています。自分の身長に近いサイズを選んで購入いただきます。より軽量化したい方は、最後に紹介するカスタマイズ方法でカットして、より自分の身長に合わせることで軽量化を行うことができます。

例えば身長が170cmの方は、180cmの長さを購入して、10cmカットして170cmのマットにカスタマイズして軽量化を行ったり、200cmの長さを購入して、30cmカットして170cmのマットと30×50cmのマットを作って短い方は座布団のような使い方をするなど、自由な使い方が可能です。

重量は1cm厚タイプが100cmで約81g、10cmで約8.1gです。だから180cmの場合は8.1×18で計算することができ、約145.8gになります。1.5cm厚タイプが100cmで約119.5g、10cmで約11.95gです。だから180cmの場合は11.95g×18で計算することができ、約215.1gになります。

サーマレストのネオエアーウーバーライト(スモールサイズ51×119cm)が170g、山旅のULテントマットの場合は

  • 1cm厚タイプ(50×119cm):8.1×11.9=96.39g
  • 1.5cm厚タイプ(50×119cm):11.95×11.9=142,2g

どちらもエアマットの最軽量モデルよりも軽量化が可能です。

R値は検査期間に提出していないので不明なのですが、秋に燕岳に登ってテント泊をしたことがあるのですが、気温は-1度ぐらいで1.5cm厚タイプの山旅ULテントマットを使用しても地面からの冷えは感じなかったです。この時はシートゥサミットのスパークSP2というシュラフに、マウンテンイクイップメントのダウンジャケット、ダウンパンツを着用し、テントフロア部分は15デニールの素材でした。

テントマットは重ねるとR値がアップするので山旅ULパッド20×50㎝をザックの背面パッドとして活用しつつ、就寝時は冷えを感じやすい腰の部分にこの背面パッドを敷いて2重にすることで、地面からの冷えを抑制することができます。

山旅ULテントマットは表面がフラットなのも特徴です。凸凹していないので雨が降ったり、水をこぼしたりしたときに、素早く拭き取りやすく、またXLPEフォームなので水分を含んで重くなることがありません。

山旅ULテントマットを登山で使用する時のメリットとデメリット

登山での使用でメリットと感じた部分とデメリットと感じた部分を、率直にお話ししていきます。

まずメリットについてです。

  • 登山装備の軽量化に大きなインパクトがある
  • 設営と撤収が早く行える
  • 山ご飯を楽しむときに座布団として使用できる
  • 登山中の休憩時に景色が良いところで素早くマットを広げて仮眠を取ることができる

続いてデメリットについてです。これらのデメリットはマットの持ち歩き方によって変わります。

  • 外付けすることで狭い登山道で木々にぶつかることがある
  • 稜線を歩いていて強い風に叩かれると外付けしていると、風にあおられやすい

山旅ULテントマットをザックに外付けするときは、ザックのボトム部分に固定することで、風にあおられにくくなります。最も良いのはザックの中に収納してしまうことです。

厚み1cmのマット

厚み1.5cmのマット

山旅ULテントマットをより軽量化するためのカスタマイズ方法

山旅ULテントマットはビート板のようなフォーム素材なのでカッターを使ってカットすることができます。ただし、切断方法にはコツが必要です。

カッターで切断するときは切断面をきれいにするためにカッターにライターで熱を加えてカットするようにしましょう。カットしている最中にカッターが冷めていくので、10cmカットしたらライターで熱を加えるといった繰り返しでカットするときれいに切断できます。

また、より軽量化したい人は、エアマットのように腰から足にかけてシェイプするようにカットし頭周りの角部分をカットして必要のない部分を切り落とすことで、全体重量を抑えることができます。

僕はマットをカットするためにホットスライドカッターを使っています。

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『山旅ULテントマット』でテント泊登山道具の軽量化にインパクトを!2種類の厚みと3つのサイズ:おすすめの使い方とカット方法を紹介

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