長く厳しい冬が過ぎれば東北地方にも遅い春がやってきます。いよいよ北国にも登山シーズンの到来です。
東北の山へのお花見ハイキングの計画はお済でしょうか?東北の山は春の訪れが遅い分、雪の下で待ちかねた花たちが一斉に咲き競い、楽園のようなお花畑を見せてくれます。
この記事では、5月中旬からお花見登山ができる誰もが知る7山と、今話題の福島・花見山公園をご紹介します。
短い東北の春から夏、かわいい花たちに逢いに行きませんか?
1-岩木山のお花見はスカイラインでらくらく登山|岩木山・青森
- 日本百名山
- 花の百名山
- 東北百名山
- 一等三角点百名山
- 新日本百名山
青森県の最高峰である岩木山はきれいな円錐形の容姿から「津軽富士」とも呼ばれます。太宰治は「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん:あでやかで美しい))たる美女」と喩え、津軽人はこの山を「お岩木様」「お岩木山」「お山」と呼びながら精神的な支えにし、誇りとしてきました。
古くから山岳信仰の対象とされ、山頂には岩木山神社の奥宮が置かれています。弘前藩の歴代藩主が寄進を続けたため「奥の日光」とも呼ばれるほどに荘厳な社殿となり、毎年8月に行われ五穀豊穣を祈願する「お山参詣」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
独立峰ゆえ山頂からの圧倒的な眺望は岩木山最大の魅力。天気が良ければ八甲田山や白神山地、はたまた北海道まで見渡せる壮大な景色を満喫できます。そして69ものカーブを走り八合目までクルマで登れる津軽岩木スカイラインも魅力の一つ。
そのスカイライン下、全長約20Kmにおよぶ「世界一の桜並木」は、1965年から10年かけて約6,500本のオオヤマザクラを植樹。新緑の山麓に鮮やかな紅の花が咲き渡ります。
岩木山は標高こそ低いですが、本州最北・日本海側という地理的に厳しい環境にあるため森林限界も低く8合目以上は高山草原です。そして岩木山特有のミチノクコザクラはこの8合目~9合目付近で多く見られます。
山の名前 | 岩木山(いわきさん) |
エリア/都道府県 | 東北/青森県 |
山域 | 弘前市西方 |
標高 | 1,625m |
基本情報 | 岩木山 難易度・天気などの最新登山情報 |
岩木山リフト8合目~岩木山往復コース
津軽岩木スカイラインを使って、いっきに8合目までアクセスしてしまうラクラクコースです。
総距離 2.3Km/コースタイム 2時間
- のぼりタイム 1時間5分
岩木山リフト8合目→(45分)→大館鳳鳴ヒュッテ→(20分)→岩木山 - くだりタイム 55分
岩木山→(20分)→大館鳳鳴ヒュッテ→(35分)→岩木山リフト8合目
岩木山8合目ターミナル駐車場
駐車台数 | 130台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 |
1,243m |
トイレ | 有り |
スカイライン通行情報
料金(往復) |
二輪 1,050円 軽自動車 1,520円 普通自動車 1,830円 その他バスなど 4,600円~ |
通行可能時間 | 8:00~17:00(最終入場は16:00) |
観光リフト情報
標高1,250mの8合目から標高1,470mの9合目を結ぶ、乗車時間約10分のリフトです。
営業時間 |
のぼり 9:00~16:00 くだり 9:00~16:20 |
料金 |
片道 大人700円 中高生550円 小学生450円 往復 大人1,000円 中高生800円 小学生600円 |
定休日 |
毎週水曜日 |
岩木スカイラインシャトルバス(弘南バス)
- 弘前バスターミナル⇒岳温泉
- 岳温泉⇒8合目ターミナル
2-5月中旬過ぎからお花見登山ができる|姫神山・岩手
- 日本二百名山
- 東北百名山
- 日本百低山
- 岩手三山
- 新・花の百名山
岩手県盛岡市にあるピラミッド型の山容をした独立峰で、山頂には一等三角点が設置されています。北上川をはさみ岩手山と対峙する均整のとれた三角錐の美しい山容が印象的。かの石川啄木もこよなく愛した名山です。
古来から信仰の山として親しまれてきた姫神山。岩手山とは夫婦であったが、早池峰山が側室となったため姫神山は追放されてしまったという言い伝えも残っています。この三山は北奥州三霊山と呼ばれ山岳信仰の中心でした。
火山ではなく非火山性の花崗岩から構成されているため、山麓の樹林帯から山頂に向かうにつれ遮るものがなくなり、岩手山や望岡の街並みなど360°の眺望が楽しめます。
山開きは毎年5月の第3日曜日です。東北の他の山に比べて山開きが早く行われるため多くの登山客で賑わいます。
新・花の百名山として有名になったのはガンコウランですが、その他にもカタクリ、スミレ、ヒトリシズカ、イチリンソウ、二リンソウなど多種多様な花々を見ることができます。
山の名前 | 姫神山(ひめかみやま) |
エリア/都道府県 | 東北/岩手県 |
山域 | 北上山地 |
標高 | 1,124m |
基本情報 | 姫神山 難易度・天気などの最新登山情報 |
一本杉登山口~姫神山~こわ坂登山口周回コース
多くの登山者が利用する定番コースです。スタートして間もなく名前の由来になった巨大な杉の木が出迎えます。
総距離 5.5Km/コースタイム 3時間20分
- のぼりタイム 1時間40分
一本杉登山口→(1時間40分)→姫神山 - くだりタイム 1時間40分
姫神山→(1時間10分)→こわ坂登山口→(30分)→一本杉登山口
一本杉登山口駐車場
駐車台数 | 100台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 | 508m |
トイレ | 有り |
電車・バス利用
盛岡駅から岩手銀河鉄道「好摩(こうま)駅」で下車し登山口まで約2時間歩きます。バスはありませんがタクシーなら約20分です。
※ 渋民(しぶたみ)タクシー TEL:019-683-2311
3-お花見ハイキングの定番|森吉山・秋田
- 日本二百名山
- 花の百名山
- 東北百名山
- 一等三角点百名山
秋田県秋田市、クマをはじめ野生動物を狩猟する「マタギ」が有名な阿仁(あに)地方にある山で、地元では向岳(むかいだけ)秋田山(あきたやま)と呼び親しまれる古い火山です。
江戸時代、北前船はこの森吉山を見て方向を知ったとも言われ、残雪時には乳牛の斑点のような「マダラベゴ」と呼ばれる模様ができます。「森吉山、姫神山、船形山などいい山ではあるが少し背が足りない」と百名山の基準1,500mにわずか46cm足りず選定されなかった名山です。
山頂からは岩木山、秋田駒ヶ岳、八甲田山、白神山地、さらに日本海まで雄大な景色を眺めることができ、夏は高山植物が咲き乱れ、冬は日本三大樹氷に数えられる樹氷がロープウェイに乗って見に行くことができることでも有名です。
また標高1,300m付近に鎮座する森吉神社は、鬼として恐れられていた大滝丸を退治した坂上田村麻呂ゆかりの神社で、高さ6mの冠岩はこの大滝丸が積み上げたと言い伝わります。
6月から7月にかけ、チングルマやイワカガミなどの高山植物が咲き乱れる山頂東側にあるヒバクラ岳のヒバクラ湿原、向岳に接する山人平などお花畑の名所も多数。夏は花、秋は紅葉、冬は樹氷と見どころ尽きない森吉山です。
山の名前 | 森吉山(もりよしざん) |
エリア/都道府県 | 東北/秋田県 |
山域 | 奥羽山脈北部 |
標高 | 1,454m |
基本情報 | 森吉山 難易度・天気などの最新登山情報 |
阿仁スキー場山頂駅~森吉山~山人平往復コース
阿仁スキー場からゴンドラに乗って森吉山~山人平を巡る往復コースです。
総距離 7.4Km/コースタイム 4時間48分(休憩50分)
- のぼりタイム 1時間19分
ゴンドラ山頂駅→(21分)→石森→(12分)→阿仁避難小屋→(46分)→森吉山 - くだりタイム 2時間26分
森吉山→山人平→(1時間28分)→森吉山→(26分)→阿仁避難小屋→(13分)→石森→(19分)→ゴンドラ山頂駅
阿仁ゴンドラ山麓駅駐車場
駐車台数 | 100台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 | 538m |
トイレ | 有り |
ゴンドラ情報
運行期間 |
6月3日~8月20日(毎日) 8月21日~9月30日(土日祝日) 10月1日~10月29日(毎日) |
営業時間 |
6月~9月 8:45~16:00 10月 8:45~15:30 |
料金 |
片道 大人1,400円 小学生600円 往復 大人2,000円 小学生900円 |
詳細 |
電車・タクシー利用
- 秋田内陸縦貫鉄道の阿仁合駅から乗りあいタクシーがあります。
(有)阿仁タクシー TEL:0186-82-3115
4-お花見の小路ムーミン谷|秋田駒ヶ岳・秋田/岩手
- 日本二百名山
- 花の百名山
- 東北百名山
- 一等三角点百名山
秋田県仙北市と岩手県雫石町にまたがる活火山である秋田駒ヶ岳。男女岳(おなめだけ)、男岳(おだけ)、女岳(めだけ)など複数のピークで形成されている活火山で、十和田八幡平国立公園の南端にあります。
ここは緯度的要因と気候的要因がつくりだした高山植物の楽園。「秋田駒ヶ岳高山植物帯」として国の天然記念物に指定されているほど。その花は数百種類にもおよびます。見どころは男女岳や男岳に囲まれた阿弥陀池で、高山植物の宝庫になっています。
8合目にある登山口の地点ですでに森林限界に達しているため、すばらしい絶景を眺めながら登ることができます。登山道からは田沢湖なども一望することができ、山頂からは岩手山や鳥海山などが見渡せるパノラマビューが広がります。
男岳の南東に延びる「馬場の小路」はいつの間にか「ムーミン谷」と呼ばれるようになり、いまやこぞってここを目当てに登る登山者が増えた人気スポット。コマクサ、チングルマ、タカネスミレやニッコウキスゲなどが咲き誇るまさに楽園。その独特な景観にきっと魅了されてしまうことでしょう。
例年6月1日が山開きで10月下旬頃まで登ることができます。7月、花が咲き乱れる頃に登られることをおすすめします。ただ暑さ対策は忘れずに。
山の名前 | 秋田駒ヶ岳(あきたこまがだけ) |
エリア/都道府県 | 東北/秋田県 |
山域 | 奥羽山脈北部 |
標高 | 1,637m |
基本情報 | 秋田駒ヶ岳 難易度・天気などの最新登山情報 |
八合目~男女岳~ムーミン谷周回コース
八合目から新道コースを歩き男女岳、阿弥陀池を経由してムーミン谷を巡る周回コースです。
総距離 8.1Km/コースタイム 5時間47分(休憩1時間45分)
- のぼりタイム 1時間18分
駒ヶ岳八合目小屋→(30分)→片倉展望台→(48分)→男女岳 - くだりタイム 2時間56分
男女岳→(6分)→阿弥陀池避難小屋→(2時間14分)→横岳→(5分)→焼森→(31分)→駒ヶ岳八合目小屋
秋田駒ヶ岳八合目駐車場
※県道127号線は、ふもとの駒ヶ岳登山口から秋田駒ヶ岳八合目駐車場の区間でマイカー規制がありますのでご注意ください。
制期間 | 6月1日~10月20日の土・日・祝 6月21日~8月15日の平日 |
規制時間 | 5:30~17:30 10月は6:00~16:30 |
特記事項 | 田沢湖駅、田沢湖畔、アルパこまくさ、高原温泉から代替バスが出ています |
詳細情報 | 秋田駒ヶ岳マイカー等規制 観光情報 | 仙北市 秋田駒ヶ岳バス料金・時刻表 |
TEL | 0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター) |
駐車台数 | 60台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 | 1,310m |
トイレ | 有り |
電車・バス利用
- JR田沢湖駅からバス「駒ヶ岳線」で秋田駒ヶ岳八合目登山口・・・60分
5-6月~7月は花の楽園ハイキング|八幡平・秋田/岩手
- 日本百名山
- 花の百名山
- 東北百名山
八幡平は秋田県と岩手県にまたがる山とその周囲の高原台地で、なだらかな地形の広い高原の中に複数のピークや無数の沼や湿原が点在しています。
十和田八幡平国立公園に指定されており、その広さは40,489haでそのほとんどが国有林。一帯は北緯40度付近の標高1,400m以上でアオモリトドマツの原生林に覆われています。冬、北西の季節風によってこのアオモリトドマツに着いた樹氷が大きく成長し日本最大級の樹氷群となります。
5月中旬から6月中旬ごろ雪解けによる現象「鏡沼のドラゴンアイ」は八幡平の有名スポット。凍った沼が解け始め中心に雪が残ると、まるでドラゴンの瞳のようになる神秘の現象です。鏡池へは駐車場から徒歩7分程度で行けます。
八幡平はなだらかな地形のため、日本百名山の中ではもっとも容易に登れる山としても知られ、登山未経験者でも遊歩道が整備されているので散策気分で歩くことができます。
ショウジョウバカマ、ヒナザクラ、オオバキスミレ、ハクサンチドリなど可憐な花たちが競うように咲く6月~7月は花の楽園。特に山頂から八幡沼、黒谷地湿原周辺は平坦で歩きやすく人気のエリアです。
山の名前 | 八幡平(はちまんたい) |
エリア/都道府県 | 東北/岩手県 |
山域 | 八幡平 |
標高 | 1,613m |
基本情報 | 八幡平 難易度・天気などの最新登山情報 |
ドラゴンアイ~源太森~茶臼岳周回コース
ドラゴンアイの鏡池~八幡沼を経て、見晴らしの良い源太森~茶臼岳を巡る周回コースです。
総距離 11.2Km/コースタイム 4時間36分
- のぼりタイム 2時間25分
八幡平登山口→(5分)→鏡池・見返峠→(10分)→めがね沼→(10分)→八幡平→(8分)→ガマ沼分岐→(5分)→陵雲荘→(26分)→源太森→(36分)→展望デッキ→(40分)→茶臼山荘→(5分)→茶臼岳 - くだりタイム 2時間11分
茶臼岳→(5分)→茶臼山荘→(30分)→展望デッキ→(30分)→分岐→(26分)→分岐→(25分)→見返峠→(10分)→鏡池・見返峠分岐→(5分)→八幡平登山口
八幡平見返峠駐車場
駐車台数 | 100台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 | 1,525m |
トイレ | 無し |
電車・バス利用
- 岩手県側から:JR盛岡駅から岩手県北バスで八幡平山頂バス停
- 秋田県側から:JR花輪線鹿角花輪駅から秋北バスで八幡平山頂バス停
6-山頂を散歩気分でお花見できる|蔵王山・宮城/山形
- 日本百名山
- 東北百名山
東北地方のまん中、奥羽山脈の中にあって山形県側を山形蔵王、宮城県側を宮城蔵王と呼んでいます。主峰として山形県側の熊野岳、宮城県側の屏風岳、県境の刈田岳があり、これにほかの山々が集まって構成された総称を蔵王山と呼びます。
蔵王山のシンボルといえば「お釜」。エメラルドグリーンの水をたたえた湖面は、荒々しい火口壁とは対照的で美しく神秘的。太陽光線の当たり方で色を変えるため「五色湖」とも呼ばれる、蔵王山観光の人気スポットで多くの観光客が訪れます。
そして冬の蔵王山の代名詞と言えばスノーモンスターと呼ばれる樹氷。1・シベリアからの強い季節風が多量の過冷却水滴と雪を運ぶ。2・アオモリトドマツの自生。3・木々が埋没しない適度な積雪量。この奇跡的な条件が重なり絶景を生み出します。地元ではマタギなどが「雪の坊」と呼んでいました。
6月中旬頃から山頂付近を散歩するだけでもヒナザクラ、ミツバオウレン、チングルマ、コマクサなどに出会うことができ、蔵王連峰の南端にある不忘山(ふぼうさん)は、ハクサンイチゲの群生をはじめとした高山植物の宝庫として知られます。
最高峰の熊野岳山頂は遮るもののない全方位のパノラマビュー。蔵王山三峰(熊野岳・地蔵山・刈田岳)の山頂をつなぐルートは初心者でも難易度の高くない稜線歩きとなっています。
山の名前 | 蔵王山(ざおうさん) |
エリア/都道府県 | 東北/山形県 |
山域 | 蔵王連峰 |
標高 | 1,841m |
基本情報 | 蔵王山 難易度・天気などの最新登山情報 |
大黒天登山口~刈田岳~蔵王山(熊野岳)往復コース
大黒天駐車場から蔵王山の最高峰、熊野岳を目指す往復コースです。
総距離 8.3Km/コースタイム 4時間38分
- のぼりタイム 2時間20分
大黒天登山口駐車場→(1時間11分)→刈田岳→(1時間9分)→蔵王山(熊野岳) - くだりタイム 2時間18分
蔵王山(熊野岳)→(11分)→熊野岳避難小屋→(1時間16分)→刈田岳→(51分)→大黒天登山口駐車場
大黒天駐車場 蔵王山登山口(刈田岳登山口)
駐車台数 | 100台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 | 1,460m |
トイレ | 無し |
電車・バス
- JR白石蔵王駅⇒ミヤコーバス・大黒天バス停下車
7-お花見の名山はロープウェイで|安達太良山・福島
- 日本百名山
- 花の百名山
- 東北百名山
- 新日本百名山
安達太良山は福島県中部にある活火山で別名は「岳山」。磐梯朝日国立公園の南端に位置し、なだらかな山容の山頂部に岩が乗っかっているため乳首山とも呼ばれてる。万葉集にも謳われ、高村光太郎の妻、智恵子の故郷としても知られています。
北から鬼面山、箕輪山、鉄山、安達太良山そして南端の前が岳まで10のピークが連っています。最大の見どころ、沼の平はまるで異次元の世界。月のクレーターのような爆裂火口跡と緑のない土色の荒涼とした世界が広がり、自然の驚異を実感させられます。
「あだたら山ロープウェイ」を利用すれば山頂駅までわずか6分。山頂駅から安達太良山の山頂までは約1時間30分です。山頂に突き出た小岩峰に立てば磐梯山、吾妻連峰、飯豊連峰などを見渡せる360°の大パノラマが待っています。
安達太良山の花が最も多いのは6月中旬~6月下旬前後。中腹から上ではウラジロヨウラクが群生し、サラサドウダン、ヤエハクサンシャクナゲ、レンゲツツジ、ミネズオウ、オノエラン、イワカガミなど多種多様な高山植物が咲き乱れます。
また、中腹にある岳温泉街は春になると満開の桜が美しく、4月中旬頃から岳温泉桜まつりが開かれます。
山の名前 | 安達太良山(あだたらやま) |
エリア/都道府県 | 東北/福島県 |
山域 | 奥羽山脈南部 |
標高 | 1,699m |
基本情報 | 安達太良山 難易度・天気などの最新登山情報 |
あだたら山ロープウェイ山頂駅~奥岳登山口周回コース
初心者も安心して歩けるもっともポピュラーな人気コースです。
総距離 8.9Km/コースタイム 4時間05分
- のぼりタイム 1時間35分
山頂駅→(1時間35分)→安達太良山 - くだりタイム 2時間30分
安達太良山→(10分)→矢筈森→(60分)→くろがね小屋→(1時間20分)→奥岳登山口(あだたら山ロープウェイ山麓駅)
安達太良山登山口 あだたら山ロープウェイ山麓駅駐車場
駐車台数 | 1000台 |
駐車料金 | 無料 |
標高 | 948m |
トイレ | 有り |
ロープウェイ情報
運行期間 | 4月中旬~11月末日 |
運行時間 | 8:30~16:30 |
料金 |
片道 大人 1,200円 小人 900円 往復 大人 2,000円 小人 1,500円 |
詳細 | 福島県・磐梯朝日国立公園 あだたら高原リゾート |
電車・バス
- JR二本松駅⇒路線バスで岳温泉経由~奥岳登山口まで45分
7-1花咲き誇る福島の桃源郷|花見山・福島
福島県福島市の花卉園芸農家である、故・阿部一郎さんとご家族が70年以上かけてつくりあげた花見山公園は、今や県内外から多くの観光客が訪れる花の名所となり、写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称賛し、福島県屈指の観光名所となりました。
昭和11年から前の雑木山を花の山にしようと、15年ほど花を植え続けるうちに山はどんどんきれいになっていき、その後、山を見せてほしいとの声が増えはじめ昭和34年に「花見山公園」として一般開放するに至りました。
観光客の増加によって、4月初旬から下旬までは一般車両の進入規制も行われるようになり、シャトルバスのバス停や観光バスの駐車場も設置されることに。それによって地区内に遊歩道が整備されたり、地区内を流れる川の護岸工事も行われました。
春になると、梅・レンギョウ・トウカイザクラ・ボケ・ソメイヨシノ・ハナモモなどがいっせいに花開き、周辺の花木農家の畑とともに山全体が淡いピンク色に染まります。
入場は無料で24時間開放されていますが、あくまでもここは私有地であるためマナーを守って節度ある行動をしたいものですね。
- 花見山情報コールセンター(024-526-0871)、
- 福島市観光案内所(024-531-6428・09:00~18:00)
※【交通規制期間】2024年3月23日(土)~4月14日(日)
期間中はマイカーの乗り入れができません。臨時駐車場を利用するかJR福島駅周辺の有料駐車場をご利用ください。
※シャトルバス乗車時に「環境整備協力金」を支払います。
▼シャトルバス情報はこちらから
花見山へのアクセス | 花見山特設サイト
▼詳細はこちらから
2024年の花見山観光について(総合案内) | 花見山特設サイト