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2024.05.18
春のスキー・登山で目をしっかり保護するサングラス『スミス ワイルドキャット』を徹底レビュー

春のスキー・登山で目をしっかり保護するサングラス『スミス ワイルドキャット』を徹底レビュー

登山でのサングラスは強い紫外線から目を守るだけでなく、強い風が顔に当たった時に目の渇きを抑制する目的もあります。また登山道を歩いていると枝などが目の中に入って、目を傷つけてしまったら大変です。

今回は登山でサングラスをすることの重要性を紹介するとともに、僕が愛用しているスミスのワイルドキャットの特徴を紹介していきます。

登山でサングラスをすることの重要性

標高が高いと紫外線量は多くなります。快晴時における紫外線の強さを観測した数値では1000m標高を上げると約15%紫外線が強くなるとされています。さらに標高を上げることで風も強くなりやすく、紫外線と風による目のダメージが高まるということは簡単に想定することができます。

紫外線と風から目を守る

強い紫外線が目に入り続けることで目の細胞が破壊され白内障などの病気につながることがあります。これは夏山登山よりも雪山登山、残雪期の登山で雪による紫外線反射が多い季節の方が危険度は高く、目の痛みを感じた時は角膜に紫外線や風が当たって炎症を起こしている可能性が高いです。

そして目に風が当たり続けることでドライアイを引き起こし目を開け続けることが困難になることが想定できます。目を開けることができないと当たり前ですが山を歩くこともできなくなり、最悪の場合その場でビバーグを強いられることも考えられます。

登山道の状況を把握しやすくする

視界をしっかりと確保することも重要です。強い日差しの照り返しによってガレ場や岩場で凹凸の視認がしづらく、足元が不安定になることも考えられます。このような場所でサングラスを装着することで登山道の状況を把握しやすくなり点灯リスクを回避することができるだけでなく、余裕を持ったコース取りが可能になります。

目を保護する

登山道を歩いていると、前の人が枝を押して通り過ぎた反動で、その枝が弓のように顔面や体に当たることがあります。この時に目などに枝が入ってしまって、大きな怪我を引き起こしてしまう可能性があります。

また細かな虫が目の前にたくさん飛んでいて、目に入らないようにと目をつぶってしまっては危険です。サングラスをしていれば目を保護しながら登山道を歩くことができます。

スミスのワイルドキャットの特徴

大きく3つの点からサングラスをすることの重要性は分かったと思います。このような危険が伴う登山で目をしっかりと保護することにたけたデザインと機能を備えているのがスミスのワイルドキャットです。

強い紫外線と風から目を守るデザイン

このサングラスは5カーブのレンズで遮光性とフィット感に優れています。サングラスのレンズにはレンズカーブと呼ばれる湾曲がありクラシック系のサングラスの多くが4カーブレンズを使用していますが、カーブが浅いので目に風が入りやすく遮光性に欠けるので登山での使用には適していないとされています。

スミスのワイルドキャットはレンズが大きいので目の周りに広くフィットして、風の入り込みや光の入り込みを軽減することが特徴です。

優れたフィット感

汗をかいてもノーズとテンプルにラバー素材を使用しているので、汗で滑りづらく高いフィット感でハードに動いても取れづらいのが特徴です。だからバックカントリースキーの滑走時にも安心して着用することができます。

10種類のレンズとクロマポップによるコントラストの高さ

購入する時はレンズカラーを10種類の中から選ぶことができます。そしてレンズは交換することができるので曇りのローライトコンディションの中では雪面や登山道の凹凸を浮かび上がらせることができる明るいレンズに交換をして、非常に強い日差しの時はVLTが低いレンズに変えて社会環境を良くすることができます。

VLTとはレンズを通過する光の量を表す単位で、VLT:23のレンズは可視光線[紫外線ではありません]の23%の透過を許容するもので、残りの77%はフィルターされるということです。VLT値が低いほどレンズは暗くなります。

僕は2つのレンズを使っていてVLT:16のサンレッドミラーと交換レンズとしてのみ販売しているVLT:35のイグナイターを使い分けています。ほとんどがイグナイターを使っていて非常に明るいレンズで曇りから晴れまで幅広くサポートしてくれます。VLT20〜30台がエブリデイというモデルで最も汎用性が高いレンズです。

サングラスにおけるレンズはとても重要だと考えていて、僕はスミスのクロマポップレンズテクノロジーとレンズ専門店ブランドであるタレックスが好みで、全てのサングラスをこれらのレンズに交換しています。

クロマポップは他のレンズと異なってコントラストが高く、特に雪山で雪の凹凸を視認することが重要なバックカントリースキーでは安心感の高いレンズです。

交換できるレンズ

レンズは誰でも簡単に交換することができます。レンズを交換する時はフリースグローブなどを手にしてレンズを傷つけないようにします。

そしてレンズの上部のフレームを上げてレンズとフレームを着脱した後、左右どちらかのテンプル部分をひねってあげるとレンズが取れます。取り付ける時は先に左右のテンプル部分にレンズをセットしたらノーズ部分とボトム部分をセットさせカチッと音がすればしっかりとフレームとレンズが固定されます。

サングラスを収納する袋はレンズ拭きにもなるので、スキーや登山でサングラスを装着する時は必ず収納袋も持っていくようにしています。中は仕切りがついているので交換レンズも一緒に持っていくこともできますが、何かの拍子に割れたら怖いので交換レンズは持って行っていません。

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