モンベルから販売されているモバイルドライポーチは防水性の高いポーチで、スマートフォンを収納した状態でタッチ操作ができるアイテムです。このポーチは片面だけでなく両面透明なのでポーチの中にスマートフォンを入れた状態で写真撮影も可能です。今回はモンベルのモバイルドライポーチのスペックと、デザイン、実際にポーチの中にスマートフォンを入れて撮影した時の違い、スマホケース以外に使える僕なりの便利な使い方を紹介します。
モンベルのモバイルドライポーチのスペック
モバイルドライポーチは、素材に420デニールのナイロンと、透明な部分にはTPU素材でラミネート加工によって圧着されています。これによって縫い目をなくし、縫製部分からの水の侵入がない製品となっています。
TPUはゴムのようにしなやかな弾力性がありながら耐久性のある素材で、使い続けていても傷になりづらい特徴があります。
重量は28gでカラーは今紹介しているオレンジ以外に黒があり2色展開です。
サイズは外寸で12×19cm。内寸:11×18cmで、対応スマートフォンのサイズは高さ16×幅8×厚み1cmとされています。例えば僕はiPhone15Proを使っていますが問題なく収納することができます。
防水規格はIPX8で水面下での使用が可能とされています。IPXとは防水等級のことで0から8までの9段階に分けられています。IPX8は防水規格の等級の中で最も性能が高く雨や川、海などで安心して使用することができるスペックです。ちなみに防塵等級は「IP0X」から「IP6X」まで7段階の等級があり、防塵防水機能のアイテムを購入する時はこの2つの等級を確認して、商品のスペックをチェックするようにすると良いでしょう。
モンベルのモバイルドライポーチのデザイン
開口部分は大きく開くのでスマートフォンの出し入れを容易に行えます。収納した後は凹凸のあるファスナーで閉めた後、2回ロール部分を折って、最後にベルクロテープで固定させます。
実際にこの方法で乾いたティッシュペーパーを入れて水の入った洗面所に沈めてみて防水性能を確かめてみました。
このように全く中が濡れることがなく、安心感のあるポーチです。
水に沈めた後は420デニールのオレンジ色の部分のナイロンが若干保水しました。またベルクロテープ部分は濡れても粘着力が衰えることはありません
ポーチの上部にはストラップを装着できるループホールが左右についています。このループホールに例えば山旅ショップで販売しているトラップを取り付ければ肩からかけて、雨の中でもスマートフォンを持ち歩き、使用することができます。
実際にポーチの中にスマートフォンを入れて撮影した時の違い
実際に雨で濡れたと仮定できるような周りが濡れている状態のポーチの中にスマートフォンを入れて街の景色を撮影してみました。
ほとんど変わらないように見えますが若干景色の輪郭がぼやけています。雨の中でスマホとフォンで撮影することが少ないと考えれば許容範囲だと思います。
スマホケース以外に使える便利な使い方
実は僕はこのモンベルのモバイルドライポーチの中にスマートフォンを入れて使用することはほとんどありません。それじゃあ実際にはどんな使い方をしているかというと、雨の可能性が高い登山でお札と小銭をこのポーチの中に入れて持ち歩いています。
O.D.ワレットと呼ばれる、同じ仕組みの防水性の高い財布が販売されていますが、これはTPU素材が使用されていないので中身を確認することができません。いくら入っているのか財布を開けずに確認できるのでモバイルドライポーチの方が利便性が高いと感じています。
その他ティッシュペーパー、自転車やスキーのビンディング修理のために使用する濡らしたくない工具などを収納するのにも便利です。
今回紹介したモバイルドライポーチは旧モデルでモンベルのECサイトで税込1760円というアウトレット価格で購入することができます。この動画を作っている5月21日時点ではまだ在庫ありという状況でしたので気になる方はチェックをしてみてください。概要欄にリンクを貼っておきます。
現在ではO.D.ワレットMという1980円の製品が販売されており、これは両側がTPU素材ではないので、中に入れた状態で写真撮影はできません。中に入れた状態で写真撮影したい場合はモバイルドライポーチと呼ばれる製品が販売されているのでそちらを購入すると良いでしょう。