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志賀高原 「岩菅山」は【涼のおもてなし】が最高、稜線と渓流に癒されます

志賀高原 「岩菅山」は【涼のおもてなし】が最高、稜線と渓流に癒されます

岩菅山(いわすげやま)は長野県下高井郡山ノ内町、志賀高原は焼額山スキー場の正面に位置し、日本二百名山の一つ。標高2,295mは志賀高原では3番目の高峰で山頂からの稜線は最高峰の裏岩菅山(標高2341m)に続きます。

志賀高原 「岩菅山」の魅力

魅力その1:志賀高原を見渡す稜線、爽やかな渓流

岩菅山の魅力は稜線から見渡す景色、志賀高原の美しい風景が広がり、山頂からは志賀高原はもちろん北信五岳、さらには北アルプス連峰まで眺めることができます。景色開ける森林限界までの樹林帯は暫く爽やかな渓流の横を行きます。

魅力その2:花と紅葉の彩り

岩菅山は7月から8月にかけて高山植物の花々が咲き誇ります。また、9月から10月にかけては志賀高原全体が美しい紅葉に包まれ、初冬は紅葉と雪のコントラストを楽しむこともできます。

魅力その3:裏岩菅山への美しい稜線

岩菅山からなだらかな稜線で繋がる裏岩菅山は志賀高原最高峰、長い稜線は岩菅山の特長的な風景のひとつで、素晴らしい眺望を楽しめます。

紹介する山岩菅山
標高2,295m
行程日帰り+α
距離8.8km
累計標高差のぼり 810 / くだり 810m
行動時間6時間30分(たっぷり休憩込み)

ルートMAP

志賀高原公衆トイレ情報

登山の前に最も重要なことの一つは用足しでしょう。関東から志賀高原への道のりは草津以降、道の駅もコンビニもありません。渋峠のトイレは夜間は使用できないので岩菅山登山口までのトイレ事情はかなり切実です。よほどの緊急事態なら営業ホテルのトイレを利用させて貰うのも手でしょう。岩菅山登山口最寄りは「一の瀬仮設トイレ」ですが、見落としがちなので予め下記ページより位置をご確認ください。

志賀高原公衆トイレ情報/Public Toilet Information

https://shizenhogo-center.shigakogen.gr.jp/news/toilet.html/

写真:一の瀬仮設トイレ 

岩菅山登山道入口よりスタート

このレポートは2023年8月11日の行動記録です。もちろん下界の夜間は熱帯夜の灼熱でしたが、ここ志賀高原の早朝は10℃と少し肌寒いくらい、天国ですね。

登山口から登ること10分ほどで上条用水路が流れる遊歩道と合流します。水路に沿って歩む道は夏でも涼しく快適です。

登山口から40分ほどで沢を渡ります。岩床が続く美しい渓流の中の道を進む、あまり経験ないタイプの登山道。この涼感と爽やかさは酷暑の夏にこそ是非、体験してください。

アライタ沢を渡ると、これまでの緩い登り(ほぼ平地)は終わり。岩菅山中間点までは緩急が連続する登りとなります。

登り一本調子ではなく平坦部もあるので疲労感を感じにくい。特に危険な箇所はありません。

ここは「ノッキリ」標高2,075m

ノッキリ(語源不明、、、)で休憩。一ノ瀬方面への登山道との分岐点です。この先からは森林限界、ガレた急登で日差しも強くなります。

このレポートはSupported by HEXAR 公式アカウントでは山旅風景の美しさ・楽しさを配信しています。

これが岩菅山です。

ノッキリから程なくして樹林帯は、まばらな針葉樹と笹に変わります。そして本日のチャレンジ目標「岩菅山」の全容が明らかとなります。

笹原を分ける気持ちの良い稜線を、振り返れば志賀高原の山々を望み気分は最高潮。

ザレ混じりの急登は小さなハシゴを越える岩場となりますが、著しい危険は無いです。

この辺りから可憐な高山の花を多く見るようになります。

この時期の主役はハクサンシャジン、キキョウ科の多年草です。

ミヤマコゴメグサ : 小さな白い花が群れて咲くので、コゴメ(小米)の名がついたらしい。

山頂はトンボの国でした。

ノッキリから50分ほどで広く開放的な山頂に着きます。なんかトンボ多いな。グレーの雲に大量の黒い点が写ってますが、これトンボです。

岩菅山の山頂より志賀高原最高峰(2341m)の裏岩菅山を望みます。実に気持ちよさそうな稜線は往復で70分程のコースタイム。すごく行きたい気持ちになりましたが、今日のとこは見れただけで良しとします、腹減ったし。

広がる大パノラマの中でのランチ、これは至福の時間。

岩菅山避難小屋。真ん中にダルマストーブ在りで寒い時期も快適に過ごせそうです。

小屋外にトイレらしき物(撮り忘れた)はありますが、携帯トイレにいたすことが前提です。水場はありません。

ここはトンボの支配下にありまっす、おかげでしつこいメマトイやブヨは皆無なわけです。

下山、来た道を戻ります。

帰路は沢で水遊び、ほてった足に気持ち良いのです。

下山後はもちろん温泉!「九番湯 渋大湯」

下山したらとにかく風呂!なにより風呂! 一刻も早く風呂でしょう。高原のホテルにも魅力的な立ち寄り温泉はありますが、この日は渋・湯田中まで下りました。「九番湯 渋大湯」は渋温泉九湯めぐりの中で唯一「宿泊者以外」でも入れますが、入浴には少し手間が。観光協会か渋温泉大駐車場で入浴券(500円)を購入、近隣の商店か旅館に申し出て解錠してもらいます。宿泊者以外は18時までが入浴時間。時として極めて熱いので、我慢できない時は周囲の方に配慮の上、加水しましょう。

https://maps.app.goo.gl/C7EnvruYLq8LZU8f8

熱いです、とても熱い、誰もいなかったので加水します。

晩飯は「居酒屋たいむ湯田中店」にて。

冬季(3月いっぱい)は一の瀬ダイヤモンドスキー場で居酒屋を営んでます。湯田中は旨い店多いそうですが、ここも例外ではなく何頼んでもハイレベルに美味しくハズレの無いお店。

食後はふらり湯田中を徘徊、歴史の宿「金具屋(かなぐや)」はスタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」の湯宿のモデルになったとされる「斉月楼」があります。

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道の駅 北信州やまのうち

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