7月から8月は虫が少ないと言われるような山域に出かけても虫に悩まされることが多いです。そのために虫除けスプレーで対策を施すのですが、汗をかいてしまうと虫除けスプレーの効果も数十分で失われ、気づくと虫に刺されているといったようなことも茶飯事です。今回紹介するミレーのインセクトバリヤーショートスリーブは虫を寄せ付けにくい防虫機能を備えた夏の登山におすすめのシャツです。
今回はこのインセクトバリアショートスリーブのスペックを紹介し、実際に着用した時の着心地の良さ・防虫機能について紹介をしていきます。
インセクトバリアショートスリーブのスペック
虫を寄せ付けない機能はインセクトバリヤーと呼ばれる、虫が嫌がる接触忌避剤ペルメトリンを後加工した素材をシャツに採用しています。ペルメトリンとはキク科の植物に含まれる天然の虫除け成分をコピーして作られたもので、様々な害虫を撃退することが証明されています。アメリカでは30年以上の間公衆衛生と農業プログラムを通して多くの成功を収め、米軍によって採用された歴史があります。
このペルメトリンを繊維にしっかりと固着させ虫除け効果を持続させているのがインセクトバリヤーです。シャツそのものは無臭なのにもかかわらず、着用しているだけで虫が近寄ってこないという恩恵を享受することができる魔法のようなシャツなんです。
UPF40のUV耐性も備えられているので紫外線の強い山の上で日焼け防止効果もあります。
平均重量は160gで軽やかな着心地と、ミニサッカー素材の凹凸感で汗をかいても肌離れがよく通気性に優れているので気持ちよく登山をすることができます。
実際に着用した時の着心地の良さ・防虫機能
虫を寄せ付けないというだけでもかなり特徴のあるショートスリーブなのですが、それ以外にも山での着用に優れた機能性が盛り込まれています。
その1つに襟の構造が挙げられます。登山においてシャツの襟は首の日焼けを防止する役割がありますが、このシャツの場合は害虫から首元を保護する役割も備えています。
フロント部分はスナップボタン仕様なので開け閉めが容易で、暑い季節における通気性確保に優れています。また胸ポケットにもスナップボタンが付いているので目薬やリップクリームなど小物を収納するのに便利です。
僕は釣りを源流域で楽しむのですが、その時に害虫に悩まされることが多いです。特にアブ、ブヨ、メマトイは非常に厄介です。今回ミレーのインセクトバリヤーショートスリーブを着用して非常に良いと感じたのが腕、首元に虫が寄ってこないというのが着用している時としていないときで明らかに違うと感じれたことです。
ただしシャツを着用していてもメマトイに悩まさせられることはあったし、アブが頭の周りを徘徊して鬱陶しいと感じたこともありました。このシャツを着用したから害虫が全く寄って来なくなるというわけではないのですが、効果のあるシャツであることは間違いありません。