シートゥサミットのキッチンコレクションの中でもフロンティアは登山やバックカントリースキーなど持ち運びを前提としたアクティビティで非常に使い心地に優れた特徴を備えています。そしてシートゥサミットの独創的な考え方が随所に盛り込まれたアイテムが今回紹介するフロンティアULケトルクック3点セットだと個人的に思っています。
今回は非常にユニークで使い心地に優れたシートゥサミットのフロンティアULケトルクック[1P]3点セットのスペックと実際の使い心地について紹介をしていきます。
ケトルクック3点セットには1Pと2Pが存在します。今回紹介するのは1Pです。
フロンティアULケトルクック3点セットのスペック
フロンティアULケトルクック3点セットは
- フロンティアULケトル1.1L
- フロンティアULボウルM
- フロンティアULカップ
これら3つがセットになった商品です。そしてこの3つの商品はスタッキングすることができてコンパクトにして持ち歩くことができます。これら3つを全て測ると319g。付属のベルトをした状態で324g。購入するとついてくるスタッフバッグに収納して333gでした。
一つ一つの重量を実際に測ってみると以下の通りです。
- フロンティアULケトル1.1L:203g
- フロンティアULボウルM:63g
- フロンティアULカップ:52g
全ての製品は薄く折りたたむことができてコンパクトにすることができます。ボウルやカップなどは折りたためるアイテムが他のブランドでもあるので大きな驚きはないのですが、ケトルが折りたためるというのはかなりユニークだと思います。ケトルはお湯を沸かすことに特化したアイテムで、アルファ米、フリーズドライ、コーヒーなどを作るのに非常に適したアイテムで、湯沸かしの速さ、お湯の入れやすさは他のクッカーと比較すると圧倒的に使いやすく便利です。
ケトルの底面はハードアナダイズド加工された熱伝導率が高いアルミニウムを使用しているので火にかけることができます。サイド部分はシリコンなので例えば強火でカップに火をかけると溶けてしまうので注意が必要です。
ボウルとカップは30%ガラス強化ナイロン66で形状を保ち、熱さを緩和してくれます。
フロンティアULケトルクック3点セットの実際の使い心地
ケトルはトランギアのケトルが好きで、フロンティアULケトル1.1Lと使い分けています。トランギアのケトル0.9Lが重量190gで、フロンティアULケトル1.1Lと比較すると少し小さく重量は13g差です。仲間と山に出かける時は、おつまみ用のお皿にフロンティアULボウルMを使いたいのでフロンティアULケトル1.1Lを選んで持って行きます。
ケトルは中にお水を入れる時に、蓋が土や砂で汚れないように側面に引っ掛けておくことができます。そして蓋をした時は磁石がついているんじゃないかと思ってしまうほど本体にピタッと吸い付くようにフィットするのでお湯を入れる時に蓋が落ちません。またお水を追加するときは蓋の中心がシリコン製なので熱くならず素手で開け閉めが可能です。
さらにケトルのハンドルは3点で固定されているので本体がぶれにくく安定してお湯を注ぐことができます。これはコーヒーを淹れる時にとても使いやすいと感じます。ハンドルはガラス強化ナイロン66という素材で、滑りづらくそしてお湯を注ぐ時に微調整が可能です。
フロンティアULボウルMは容量680mlサイズで、トップ部分の直径が15cm、高さが5cm、折りたたむと高さは1.7cmとコンパクトになります。野菜炒めや、カレー、丼ものなど様々な料理を盛り付けるのに便利です。
フロンティアULカップは容量400mlサイズで、トップ部分直径が10cm、高さが8.8cm、折りたたむと高さはフロンティアULボウルMと同様の1.7cmとコンパクトになります。さらに飲み口と中央部分にナイロンリングがあり、これによって形状を保ち持つ時、飲む時に熱さを緩和します。飲み口部分は非常に薄くソフトな口当たりなのも、飲み物が美味しく感じられるので好きなポイントです。