夏のテント泊登山では皆さんどのようなことに気を配っていますか?僕は装備の軽量化を行いつつも
- 強い日差し対策
- 虫除け対策
- 汗対策
この3つについてしっかりとした対策を行うことで気持ちの良い登山を実行しています。今回紹介する夏のテント泊登山で大活躍間違いなしのおすすめアイテムは、これらの対策向けに実際に使用してきて、非常に効果的だと思えるアイテムです。夏山の登山を快適に過ごすために是非これらのアイテムをチェックしてもらえたら幸いです。
強い日差しにおすすめの日焼け止め「資生堂アネッサパーフェクトUVスキンケアミルク」
紫外線の種類にはUVAとUVBがあり、UVAはシミやしわの発生に大きく関わっていると言われ、UVBは肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすので、皮膚ガンの原因になるとされています。UVAはPA、UVBはSPFという指標で表され、PA++++、SPF50+というのが最大とされています。
この数値の日焼け止めは様々ありますが、汗をかく夏の登山では耐水性の高さに特徴がある日焼け止めを使うようにしています。中でも資生堂アネッサパーフェクトUVスキンケアミルクは、オートブースター技術という、汗・水・熱・空気中の水分に反応すると、UVブロック膜が強くなる技術があり、非常に落ちづらく登山に最適だと思って使っています。
ジェルタイプよりもミルクの方がUVブロック効果が高く登山やトレイルランニングなどのアクティビティに最適です。
ただしこれらの日焼け止めって60mlの容量で、重い、嵩張る、そして中身の容量がわからないのが使いづらく、例えばサンベアーズアクティブのような小さな容器のものを購入して持ち歩いていたのですが、これも中身の容量がわからないので、登山中にきれてしまっては困ると考え追加で日焼け止めを持ち歩くことになり、結果装備が重くなってしまうんです。
そこで僕は中身が見えて、容量は50mlぐらいあればテント泊登山では十分と考えて高耐食性ポリプロピレンのボトルに日焼け止めを移し替えて使っています。このボトルは一気に液体が出ないように、さし口が細くなっているノズルがついていて、さらに容器が柔らかいので指で押して中の液体を出すことができるんです。さらにスクリュー式のキャップが付いているので、漏れる心配もありません。
こちらの製品は山旅ショップで販売している「ミニボトル6セット」の中の1つです。
マメやスレから足を守ることができる「プロテクトJ1」
トレイルランナーの友人が使っていて、すごくいいよ!と紹介してくれてそれから使っているのがプロテクトJ1という製品です。これは皮膚保護クリームで、登山の前にマメができやすい部分に擦り込むと、保護膜成分が皮膚の角質に入って皮膚を保護してくれます。
塗った部分が雨に濡れる、汗で濡れるなどしても保護作用が維持され、マメやスレができにくくなります。テープや絆創膏などを貼っても長時間歩いてると取れてしまうし、使った後はゴミになるので、テント泊登山ではプロテクトJ1が非常に便利だと感じます。
またテープが貼りづらい指と指の間が擦れてしまうなどの悩みを抱えている方にもとてもおすすめです。
効果的な塗り方というのがあって、まず初めに塗る部分の汚れを落としてしっかり乾かします。その後約5分後に保護膜を形成するので塗った後できるだけ放置します。そして重要なのは必ず登山前に塗るということです。この容器も80mlあり少し大きいので、テント泊日数にもよりますが、場合は12mlの平型ケースに移し替えて持って行ってます。このボトルも山旅ショップで販売している「ミニボトル6セット」の中の1つです。
世界最軽量級のウール混紡シャツ「山旅×SNULウール・フライフロント・ショートスリーブ・シャツ」
ウールが持つ消臭効果と保温性。ポリエステルの速乾性と耐久性を備えた、登山での使用に適したウール混紡シャツです。ウールシャツの中では世界最軽量級の約147g(M)で非常に軽やかな着用感です。着用した際の透け感はほとんどありません。
フロントボタンはスナップボタン仕様なのでグローブをした状態でも開け閉めが容易です。またフライフロント(比翼仕立て)ですので、スナップボタンが見えません。これによってカジュアルすぎず、安っぽく見えないデザインに仕上げています。
ヴァージンウール77%,ポリエステル23%の混紡比率で、防シワ性が高く、洗濯機を使って洗うことができるイージーケアが特徴です。
そしてこの素材は特殊な技術が採用されていて、短繊維と長繊維が均一に混繊され、毛羽立ちと糸切れを抑えることができ、美しく、強い糸の構造になっています。細番手による繊細な透け感がありつつウールの温かみがある上品な素材で3シーズンの登山で気持ちよく過ごすことができます。
襟の隅にはボタンが備えられ、首の保温、首の日焼け対策を行えます。僕は夏はタンクトップの上から着用して涼しく登山を楽しみ、少し肌寒くなればTシャツの上から着用しています。どちらのレイヤリングでも目的は体温調整を行うことを容易にするアイテムという位置付けて、非常に薄く涼しく着用できるミドルレイヤーの一つとして考えています。
ひんやりとした塗り心地のCBDバーム「roun CBDスポーツバーム」
登山で疲れた体におすすめなのがroun のCBDスポーツバームです。CBDというのはヘンプに含まれるカンナビジオールと呼ばれる成分で、運動機能や感情制御、免疫調整を始めとした健康を保つ機能をサポートするECSと呼ばれる体の仕組みに作用することが認められているようです。
実際に使用していて、非常に効果を感じていて、CBDスポーツバームをテント泊登山に取り入れると、テント場での休憩時間がワンランクアップするような気持ちになれます。そして夏山登山では塗ると非常に良い香りに包まれ、メンソールによる爽快感で火照った体を冷やしてくれ筋肉の疲れを取り除いてくれます。
体のむくみを解消するのにおすすめ「roun CBDロールオン」
CBDスポーツバーム同様の栄養成分が配合されており、ロールオンタイプなので塗りやすく、僕はリンパ節に塗ってむくみをケアしています。塗るポイントは耳の下、膝裏で、塗って寝ると次の日のむくみが解消されているように感じます。
塗る時はロールを優しく肌に当てて10往復ぐらい塗るだけです。抑えたり押したりはしていません。
重量わずか22gで持ち歩きやすいのもおすすめポイントです。
汗による皮脂汚れをサッパリ落とす「山旅サッパリタオル」
山旅サッパリタオルは水に濡らして拭くだけで古い角質、体の皮脂汚れ、毛穴に溜まった石鹸カス、日焼け止めや化粧などの油分を落とすことができます。油性マジックやティントタイプと呼ばれる落ちにくい口紅もしっかり落とすことができます。もちろん水で落ちづらいとされている日焼け止めも綺麗に落とすことができます。
このタオルは素材にゴムを染み込ませる特殊な加工がされており、ゴムの摩擦力と吸油性を利用して水だけで汚れが落ちます。重量は約10gで登山に持っていくアイテムとして優秀な軽さです。この軽さを実現するためにタオルの素材はできるだけ薄く、しかしながらしっかりと汚れを拭き取ることができるよう開発を行いました。
サイズは20×14cmで手のひらを隠せるほどの大きさです。顔や体を拭く時にサイズが小さすぎると使いづらいし、大きいと重いし嵩張るという視点で開発を行っています。表と裏で2種類の生地感で、表がパイル地、裏がガーゼ風になっていて、肌の状態によって使い分けることができます。
このタオルは汚れても洗えば繰り返し使うことができ、水だけで洗うので排水を汚しません。すすぎの必要もなくたくさんの水を使う必要もありません。
より詳しい使い方は別の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。概要欄にリンクを貼っておきます。
登山における悩みを一気に解決する「山旅スマホポーチ」
山旅のスマホポーチは、ザックのショルダーハーネスに固定することができるマルチポケットです。スマートフォンを収納するだけでなく、サングラス、日焼け止めや虫除けスプレーなどの小物、紙地図、モバイルバッテリーなど、様々なものを収納することができます。
スマホポーチをザックの左手側のショルダーハーネスに取り付けた時に、右手で中のものが取り出しやすいようにジッパーが広く開口するように作られています。だから中に入れたものを素早く取り出すことができます。
素材には耐久性が高いX-Pac®のVX21という厚みのを使用しており、本体重量はLサイズで51g、スタンダードサイズともなると42gと非常に軽量なのが特徴です。サイズは2種類あり高さが17cmの物がスタンダードサイズ、18cmがLサイズです。
雨が降ってスマホを濡らしたくない時はスマホポーチの中に入れることで、完全防水ではありませんが雨からスマートフォンを守ることができます。メッシュポケットにスマートフォンを収納して、ポーチの中にモバイルバッテリーを収納すれば、充電をしながら登山をすることができます。
ダブルジッパーなので充電ケーブルはポーチのどの位置からでも出すことができます。
外側のメッシュポケットはマチ付きなので、中にスマートフォンを収納した状態でも日焼け止め、虫除けスプレー、リップクリームなどの小物を収納することもできるし、嵩張るヘッドライトを収納しておくこともできます。夜中に行動する時にはとても便利です。
本体のサイドに取り付けられたストレッチ製バンドループにはサングラスを固定することができ、さらにオプションで購入できるバンジーコードを本体に取り付けられたループに通せば、登山マップやウィンドブレーカーなどを固定することができます。
新しいスマホポーチはショルダーハーネスに取り付けた時に着用するウェアとの摩擦でベースレイヤーなどが毛玉になりづらいような摩擦性が少ない素材を使用しています。またショルダーハーネスだけでなく縦のゴムバンドを使ってウエストベルトなどに取り付けることができるようになっています。
ミネラル補給とクエン酸による疲れ解消におすすめ「しそ練梅」
ミネラル補給のために塩熱サプリを行動食に取り入れていますが、夏の登山ではそれ以外にシソ入りの梅肉チューブも追加しています。シソはβカロテン、ビタミンB2、カルシウムが含有されていて美肌効果、免疫力の向上、粘膜の保護などの効果を期待することができ、さらには梅のミネラル補給、クエン酸による乳酸軽減なども期待できるなど、僕にとっては熱い季節の登山の最強栄養素に位置づけています。
パウチに入っているのでそのまま家に運ぶことができ、アルファ米の白米に追加すれば梅おにぎり感覚で食事を楽しむことができます。また水にブドウ糖を多く含んでいるラムネとしそ練梅入れれば美味しい梅ジュースを作ることができるなど、めちゃくちゃおすすめなのでぜひ登山に取り入れてみてください。焼酎が好きな人は梅焼酎割りもおすすめです。
着用感が非常に少ない軽量なキャップ「山旅ライトウェイトコンパクトキャップ」
かぶっていることを忘れるような37gという軽さを実現したキャップです。使用しない時はポケットにしまっておけるような素材を使用しており、メッシュ部分は目が細かく、頭頂部から後頭部まで日焼けしないように紫外線防止機能を備えた素材を使用しています。
天ボタンを省きキャップの上からヘルメットをかぶることができ、稜線を歩いていて風に飛ばされそうになっても素早くフィット調整をすることが可能な機構を備えています。
心拍数を測ることができ効率的な運動を可能にする時計「COROS VERTIX2」
標準フルGPSで140時間も使用することができ、操作が容易で登山時に使い心地に優れた時計がCOROSのVERTIX2です。僕はYAMAPプレミアム会員なので、GPXファイルをダウンロードできて、そのダウンロードしたデータをCOROSのアプリに送って、そのデータを時計と同期させることで時計に地図情報を読み込ませることができます。
これによってルートから外れてしまうとアラートを表示させたりしながら登山をすることができます。
僕の場合は特に心拍数を確認していて、脂肪燃焼が効率的に行われるとされるファットバーンゾーンを意識しながら休憩と運動を繰り返し登山をしています。計算式は
(220−年齢−安静時心拍数)×40〜60+安静時心拍数脈拍で
僕の場合は
(220−48−80)×40+80で116
(220−48−80)×60+80で135
上記より116〜135の心拍数で登山をすることで、糖質よりも脂肪燃焼をさせながら行動することができ、長い距離を歩いても疲れづらく行動することができるんです。この時はもちろん糖質もエネルギーとして使用しているはずなので、糖質摂取も忘れないようにしています。