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コスパ最強!税込2万以下で購入できる超軽量テント「ネイチャーハイクのCloudUp2Proテント」これは買いか?

コスパ最強!税込2万以下で購入できる超軽量テント「ネイチャーハイクのCloudUp2Proテント」これは買いか?

ネイチャーハイクは中国(本社は浙江省)にある登山やバックパック、キャンプアイテムを扱うブランドで、日本でもコストパフォーマンスに優れたギアやウェアをamazonなどで購入することができます。以前山旅旅チャンネルではネイチャーハイクのダウンパンツを紹介しましたが、他のアウトドアメーカーのダウンパンツと比較してもスペック同等にも関わらず非常に安価に手に入れることができると紹介させていただきました。

今回はネイチャーハイクで販売されているテントの中で登山向けモデルとして非常に人気の高いCloud Up 2 Proを紹介します。まずはじめにCloud Up 2 Proのスペックを紹介し、次に実際に使用した際の気になるポイントを紹介していきます。

これからテント泊登山を挑戦しようと考えている方、2人用テントをソロテントとは別で購入したいと考えている方にとって面白い動画になると思いますのでぜひ最後までご覧ください。

Cloud Up 2 Proのスペック

Cloud Up 2 Proは3シーズン対応の2人用テントです。1人用テントにCloud Up 1テント」がありますが、Proという名前がつくのは2人用テントのみです。

Cloud Up 2 Proのサイズは

  • インナーテント面積:約2.73㎡
  • 前室面積:約0.72㎡
  • インナーテントサイズ:210×130×105cm
  • 収納サイズ:Ф13×40cm

というスペックです。形はほぼ長方形で出入り口は短編側に1箇所ついています。足元に向かって高さが低くなっており、これによって使用する生地の量を減らして軽量化を行っているように思います。

座った時のサイズが180cmの僕の場合は頭が当たらずにテント内で快適に過ごすことができます。

横幅130cmというのはスタンダードなサイズで、例えばモンベルのステラリッジテント2人用、NEMOのタニオズモ2Pなども横幅130cmです。

Cloud Up 2 Proの重量は

  • 最小重量:約1.36kg(テント本体、フライシート、ポールの合計重量)
  • 総重量:約1.53kg(スタッフバッグ、ペグ、ガイライン込みの重量)

というスペックです。代表的な2人用テントと比較すると、モンベルのステラリッチテント2が総重量が約1.36kg、NEMOのタニオズモ2Pが1.24kgなので、約2〜300gほど重い計算になります。

しかしながら税込価格は

  • Cloud Up 2 Pro:19,990円
  • ステラリッチテント2:53,900円
  • NEMOタニオズモ2P:82,500円

と非常に安く、半額以下で購入できてしまいます。これがネイチャーハイクの凄いところで、テント泊登山に慣れているかたも、これからテント泊登山をしようと考えている方にとっても人気がある理由は、この価格ありきだと思います。ちなみにCloud UpシリーズはNaturehikeのSクラス製品として、品質の高さが特徴です。

以前のモデルCloudUp2テントとの違いはより軽量化を行うためにグランドシートに耐久性と軽量性を備えた210Tポリエステル素材を使用し、2000mmの耐水圧をプラスし5000mmまでスペックが上がりました。

またポールも軽量かつ剛性の高いモデルに変わり、約40gの軽量化が行われています。

簡単に設営できる初心者にも安心のテント

Cloud Up 2 Proは吊り下げ式のテントです。設営は非常に簡単でテントを広げたら4隅にペグダウンを行い、ポールをつなぎ合わせるとY字が重なったような一本つなぎの構造です。

ポールの先端は赤と黒に色分けされており、インナーテントの隅に設けられたボールを刺す部分の色を同じにしてセットします。足元の方が少し短辺サイズが狭くなっているので間違えないようにしましょう。

次にインナーテントに設けられたフックを使ってポールに引っ掛けていきます。フックの数はとても少なく入り口側に2箇所、天井部分に3箇所、足元側に2箇所、合計7箇所のみです。

最後にフライシートをかけて4隅のバックルに取り付け、フライシートに設けられたループを使ってペグダウンをして設営完了です。

他のメーカーの吊り下げ式のテントの設営方法とほぼ変わらないので、吊り下げ式テントを使っている人にとっては簡単に設営できます。

Cloud Up 2 Proの気になるポイント(メリット&デメリット)

価格が安く登山での使用にも適したテントではあるのですが、様々なテントを使用し続けた僕なりの気になるポイントを挙げていきます。

テントポールの繋ぎ目部分

テントポールのつなぎ目部分はかなり安っぽいハードウェアが使用されており、ポールをつなぐ時に少し手で押し込む必要がありました。もしかしたら僕が使った商品だけかもしれないのですが気になるポイントだったので追記しておきます。

吊り下げ式による居住空間の狭さ

吊り下げ式のテントはスリーブ式のテントと比較すると、どうしても居住空間が狭くなりがちです。しかしながら軽量で設営をする時に風に飛ばされづらいメリットもあります。ネイチャーハイクのCloud Up 2 Proテントは、ボールに引っ掛けるためのフックが7箇所のみで、設営を速くすることはできるのですが、フックとフックの間のたるみが原因で居住空間が狭く感じました。

またテント本体とフックをつなぐストラップが長いので、フックに引っ掛けた際、ポールとテント本体に距離があり、これも居住空間を狭くしてる原因の一つだと感じます。

テント内のポケットとフック

テント本体の中は必要最低限のポケットとフックが備えられています。これをミニマムなデザインと考えるか、少なくて使いづらいと感じるかは人それぞれだと思います。

まずポケットは出入り口の左右2箇所に三角形のメッシュポケットがあり、大きさは大人の手一つ分ぐらいです。スマートフォンやモバイルバッテリー、ヘッドライト、テントやマットのストラップやスタッフサック、入れたいものと量によっては少し小さいと感じますが、僕は必要最低限のポケットだと思って満足です。

フックは天井に1箇所、ランタンを吊るしやすい形状で取り付けられています。このフックが取り付けられている場所はインナーテントの最も高いところではあるのですが、出入り口近くにはなく足元側に取り付けられています。個人的には出入り口近くのほうが何かと使いやすいと感じること、物干し用に使いたいのでフックではなくループの方が良いと感じること。またループであれば複数箇所にある状態にして欲しいと思います。

大きなノンメッシュ素材で風の侵入を抑制

軽量化と結露抑制のために天井部分にはメッシュ素材が使用されています。メッシュが多いと軽量なテントになるのですが、その分寝ている時に冷たい風がインナーテントに入りやすく、日本の山岳シーンでは敬遠されがちです。ネイチャーハイクのCloud Up 2 Proテントは、寝ている時に直接風が体に当たらないように、防風性に優れた素材が体の側面にくるようにデザインされているので3シーズンフルに使えるテントです。

またフライシートのデザインにも特徴があり、地面との隙間が少なく風の侵入が少ないように作られています。

耐久性の高い素材

濃い茶色のグランドシート素材は210Tポリエステルで耐久性に優れています。このバスタブから伸びる薄茶色の素材も耐久性に優れたリップストップ素材で、フライシートは20デニールのシリコンナイロンが使用されています。登山での使用に安心感が高い分、重量が増しています。登山中に破れる心配が軽減されるというより、長く使用することができるテントという感じです。

フライシートは3000mm+という耐水性のスペックがあり、さらに撥水性にも優れているので雨をしっかりと弾いてくれます。

2人用なのに出入り口は短辺

Cloud Up 2 Proテントは短辺に出入り口が設けられています。これによって前室は2人でシェアする必要があること、また夜トイレに行く時などは、2人で寝ている時隣の人を起こさないようにk気を使うなど気を使うなど、2人での使用に考えなくてはいけないことが多いデザインだと感じます。

出入口の構造が斜めはメリットとデメリット

テント本体の出入り口は斜めになっています。これによって出入りがしやすいメリットがあるのですが、強い雨が降っている時にフライシートを開けるとインナーテントの中に雨が入りやすく気を使うことがあります。

ユニークなベンチレーション

フライシートに設けられたベンチレーションは足元側に1箇所、そして出入り口にも1箇所設けられています。出入り口のベンチレーションは、テント本体のジッパーを開けて内側から簡単に開閉することができます。これによって暑い時寒い時の風の取り入れの調整ができ、結露対策にも便利です。

公式サイト:https://naturehike.co.jp/products/6976507662550

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