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2024.09.04
ナビゲーション・操作性・に優れた登山向け時計『Amazfit T-Rex Ultra』

ナビゲーション・操作性・に優れた登山向け時計『Amazfit T-Rex Ultra』

Amazfit(日本語読み:アマズフィット)は、人工知能(AI)チップ、生体認証センサー、
健康データアルゴリズムなどの独自技術のプラットフォームを開発する中国の企業「Zepp Health Corporation (日本語読み: ゼップ ヘルス コーポレーション) 」が2015年9月から展開しているスマートデバイスブランドです。今回紹介する「Amazfit T-Rex Ultra」というスマートウォッチは、登山やトレイルランニングでの使用に適したモデルで、AI音声操作ができたり、筋トレを見える化できるなど様々な機能が備えられています。

今回は「Amazfit T-Rex Ultra」をなぜ登山用時計として選んだのかというのをスペックと照らし合わせながら紹介し、登山での便利な使い方にフォーカスして紹介をしていきます。

公式オンラインストア:https://www.amazfit.jp/products/amazfit-t-rex-ultra

登山用時計として選んだ理由

まず初めに皆さんにとって登山における時計とはどのような位置づけでしょうか?時刻をチェックする、高度を確認する、気圧を見て天候の悪化に備える、コンパスを使って正しいルートを歩く、といった使い方が多いかと思います。

登山を安全、そして快適に楽しむためには時計の3大機能と言われている「気圧計・高度計・コンパス機能」は非常に重要です。

3大機能が見やすい文字盤

Amazfit T-Rex Ultraは、これらの機能が備わっていることはもちろん、非常に見やすい文字盤が揃えられています。スマートウォッチなので文字盤は好みのものから自由に選ぶことができるので、普段使いには時刻が分かりやすく自分好みのデザインをセレクトし、登山では「気圧計・高度計・コンパス機能」を分かりやすく表示する文字盤を選ぶというように、シーンによって使い分けることができます。

そして有機ELディスプレイの一種「AMOLED」が採用され、大きすぎず小さすぎない47mmのフェイスで、様々な環境下でも画面が非常に鮮明で見やすいです。

僕が好みの文字盤はオフィシャルビルトインカテゴリーの中にあるレトロコンパスというものです。ちょっと残念なのは有料の文字盤もあって購入しなければいけない点です。全て無料だとすごく嬉しいですね。

高級感のある素材と重量

ボディ素材には316Lステンレススチールを採用しています。非常に丈夫な素材なので登山では安心して使用することができます。そしてスマートウォッチにはあまり見かけない高級感と重厚感が演出されており普段使いしやすいデザインが好みです。重量はバンドを含んで89gで、他のメーカーのスマートウォッチと比較するとちょっと重いと感じるのが個人的に残念な点です。

タッチスクリーンもボタンも使える操作性

操作性についてはタッチスクリーンもボタンでの操作も可能で、例えば素手の時はタッチスクリーンで操作をして、グローブをしている時はボタンを使って操作することができます。そしてタッチスクリーンでタップをした後にボタンで操作するといった両方を組み合わせることも可能です。なので直感的に機能を呼び出したり、スタートさせるなどが容易でスマートウォッチを使い慣れていない人にもおすすめです。

バッテリー最大20日&多様なモード選択

バッテリーは標準的な使用で最大20日間使用が可能です。さらにGPSモードをオンにした状態でも80時間連続使用が可能なので、バッテリー残量を気にせず長期縦走登山や長距離のランニングを楽しむことができます。GPS設定はオートメーションを有効にしておけば、スマートウォッチが勝手に信号強度に基づいて電力を節約してくれます。

オンラインマップ表示と優れたナビゲーション

登山でのリスクの一つに道迷いがあります。無雪期の登山でも初めて歩く場所はしっかりと地図確認をしてルートから外れないように注意する必要があります。これをサポートするのがスマホアプリや登山時計の活用という世の中になってきたと思います。

「Amazfit T-Rex Ultra」は、地図データの受信が難しい電波が届かない山の上でも、事前に「Zeppアプリ」という専用のスマホアプリを使ってオフライン地図をダウンロードしておけば、山の上でも問題なく位置情報を確認することができます。

あらかじめYAMAPやヤマレコといった登山地図アプリで作成したGPX形式のルートを登録することで、オフラインマップ上でのナビゲーション機能を利用することが可能です。

さらに、位置情報を利用して目的地までの道順を矢印で示すターンバイターンナビゲーション機能もあり、目的地までの次の進路を教えてくれます。

登山アプリで作った自分の登山計画を、Amazfitのアプリに送って、そのデータを時計に転送すれば簡単にナビゲーションしてもらうことができます。「簡単に!」しかも「非常に見やすい」というのがミソで、等高線のついたマップで現在地を確認できるのは、素晴らしい機能です。

3シーズンの登山だけでなく、バックカントリースキー、山深い渓流に出掛けて釣りを楽しむ、またきのこ狩りをする僕にとっては、この機能は大変ありがたいです。

登山での便利な使い方

実際に登山での使用を例にとって便利な使い方を紹介していきます。今回は南アルプスの北岳に広河原から登って、北岳山荘に向かいます。ここで一泊した後、間ノ岳、農鳥岳を縦走して奈良田へと降りていく白峰三山1泊2日のテント泊登山に出掛けてきました。

登山スタートになったら事前にダウンロードしておいたマイルートにある登山プランを選択します。

運動アシスタントでは、運動アラートとして心拍数の超過時のアラート、定めた心拍ゾーンを超過した場合のアラート、距離や時間ごとのアラートを設定することができます。

心拍数のアラートは非常に便利で、心拍数が上がりすぎると発汗量が増加したり、脂肪燃焼が効率的に行われる範囲(ファットバーンゾーン)を知って、心拍数を意識した登山をすれば、長い距離を歩くことができます。ちなみにファットバーンゾーンの測り方は

年齢48歳・安静時心拍数:70・目標係数:40~60
(220-48-70)×0.4~0.6+70=110~131
脂肪燃焼に適した範囲は110〜131拍となります。

登山の場合は131を超過すると脂肪燃焼から糖質燃焼にスライドしやすいので131泊を超過したらアラートするように設定しています。

距離は時間ごとのアラートを設定するのは、特に長い距離を歩く時で休憩時間のタイミング、水分補給のタイミング、栄養補給のタイミングを時計に教えてもらって、怪我のないように、またプランで定めた時間が超過しないように、適切なタイミングと時間で休憩を取ることができます。

これらのアラートと一緒に素早く時計で地図を確認し、ルート上を歩いているか?また今歩いている場所が登山開始場所からどれだけ離れているのか?また目的地まであとどれくらいなのかということを視覚的に把握することができます。

この時計を手に入れてからまだ冬のアクティビティでは使用していませんが、バックカントリースキーでこそ、今お話しした機能は非常に重要になるので積極的に時計を活用したいと考えています。超低温動作モードも備えていて-30度で問題なく稼働するという保証があるので、冬のアクティビティで使用するときの安心感の高さも魅力です。

また冒頭に紹介したAI音声操作機能はワイヤレスイヤホンを利用することで、例えば天気を確認したり、アラームを設定したり、簡単な翻訳や計算をしてくれたり、登山でイヤホンをすることはないのであまり使うことはないのですが、ユニークの機能だと思います。

製品概要

  • 製品名:Amazfit T-Rex Ultra
  • メーカー名:Zepp Health Corporation
  • 製品ブランド Amazfit
  • カラー:アビスブラック、サハラ
  • 税込価格: 49,900円(税込)

公式オンラインストア:https://www.amazfit.jp/products/amazfit-t-rex-ultra

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