長年使用していたレッドレンザーのヘッドライトの調子が悪くなってしまったので、現在ヘッドライトの買い替えを検討しています。そんな中出会ったのがRovyVonの軽量ライトAuroraA5、AuroraA7です。この2つの軽量ライトが登山での使用に非常にマッチしていて、いままで登山では頭にゴムバンドでフィットさせるヘッドライトを当たり前のように使っていたのですが、これからはこのRovyVonの軽量ライトAuroraで良いんじゃないかと思っています。今回はRovyVonの軽量ライトAuroraA5、AuroraA7のスペックを紹介し、登山における便利な使い方について紹介をしていきます。
RovyVonの軽量ライトAuroraA5、AuroraA7のスペック
RovyVonは、深圳で生まれたLEDフラッシュライトブランドです。このライトブランドの特徴はEDC(EverydayCarry)、いつでも身につけておけるギアをコンセプトにした製品開発を行っています。だから軽量で非常にコンパクト、それでいて明るさ、バッテリーの持ちが長い、高いスペックを備えています。
AuroraシリーズはRovyVonのLEDフラッシュライトの中でも人気モデルで、本体重量約18gの軽量なボディなのにも関わらず650ルーメンという明るさを備えています。そして650ルーメンの光量を継続してなんと1時間30分使用することができます。しかしながら発熱抑制のため、
650ルーメンの光量で周りを照らすことができるフラッシュライトは全部で4種類のモードがあります。
実際に登山でナイトハイクをするときは明るさが100〜200ルーメンあれば十分だと思うことが多いです。このモードは2時間の連続使用が可能です。岩場が多い場所では650ルーメンあると非常に安心して歩くことができます。このモードは1.5時間連続使用が可能です。25ルーメンのLowモードでも暗闇で登山道を照らすことはできます。
夜中起きてトイレに行く時は、明るすぎると目が疲れてしまうので、これくらいのルーメン数が便利です。このモードは8時間連続使用が可能です。Moonモードはテントの中でものを探したりするのに便利です。この明るさであれば明かりに吸い寄せられる虫もほとんど来ません。このモードは72時間連続使用が可能です。
これ以外にサイドライトがついていて、本体の側面に明かりがつきます。こちらも4つのモードがあり、Lowモードが10ルーメン、Highモードが50ルーメンです。夜間における視力維持に最適な赤色モードは点灯と点滅モードで切り替えが可能です。
赤色点灯は目に優しいので小屋やテント内で使用することで周りへの配慮が可能です。月明かりの風景を楽しんだり、夜間天体観測や撮影を楽しんだりするのに非常に便利です。点滅は視認性を高めるのでエマージェンシー的な役割で使用します。
明かりを消した時は強い蓄光で暗がりでもライトがどこにあるかわかりやすく便利です。AuroraA5、AuroraA7はこの蓄光の色が異なるだけで、スペックは同等です。AuroraA5が緑、AuroraA7が青です。
以下はそれ以外のスペックです
- バッテリーの種類:リチウムポリマー
- バッテリー容量:330mAh
- 満充電時間:約1時間
- USBポート:USBType-C
- 本体サイズ:60.5×15.6㎜
- 防じん・防水性能:IPX6
充電ポートにUSBType-Cが採用されているのもポイントです。以前のヘッドライトは専用の充電ケーブルが必要だったので、それが原因でケーブル分の重さが装備に加わり、また無くしたり忘れたりすると、充電ができないというリスクにつながることがあったので今後のスマホにも普及するだろうと考えられるUSBType-Cは、登山道具を選ぶ時の重視ポイントとしています。
防塵防水性能のIPX6は全方位からの強い暴噴水から保護とあるので、水没はダメですが、雨の中での使用は問題がありません。
製品を購入するとついてくる付属品はとても面白く
- クリップ(キャップのツバなどに取り付けることができる)
- マグネットクリップ(本体を磁石でどこかに固定させることができる)
- キーリング2種類(カラビナを取り付けてテントに吊るしたり、ザックやフォルダに取り付けておくことができる)
- USB-Cスペアカバー
それぞれ重量は
- クリップ:4g
- マグネットクリップ:0.9g
- キーリング2種類:2.2g、0.7g
- USB-Cスペアカバー:0.005g
登山におけるAuroraの便利な使い方
ヘッドライトとは異なりワイドとスポットを切り替えることはできません。また充電のみ対応なので、もし使用中にバッテリーが切れてしまったら、電池を代わりに使うといったことができなく充電をする必要があります。バッテリー容量も明かりをつけて歩くことを考えると2時間というのが少し短いと感じることもあります。
なのでもしものときのエマージェンシー的な役割としてRovyVonの軽量ライトAuroraを位置付けるのはとても良い考えだと思っています。また歩くためのヘッドライト変わりではなく、休憩中のライトとしてヘッドライトよりも非常に使いやすく便利だと思うことが多いです。
その1つにクリップを使ってキャップのツバに取り付けることができる点です。キャップのツバが柔らく、さらに薄いツバだとダメですが、山旅キャップのようにしなやかでありながらしっかりとした硬さがあり厚みもそれなりにあるキャップであればRovyVonのAuroraをしっかりと取り付けることができます。
取り付けた時に例えばヘッドライトのような使い方をするのであればフラッシュライトを光らせ前方向を照らすことができます。これは物を探す時や歩く時に便利です。そしてヘッドライトのようにゴムバンドで頭を締め付けないので快適です。
そしてキャップのツバに取り付け、サイドライトをつけると手元を照らすことができます。これが非常に便利で食事を作る時、食べる時、またサコッシュの中に入れたものを取り出す時、地図を見る時、足元のものを探す時にこのサイドライトがあることで非常に快適です。
そして食事中に相手のヘッドライトで顔を照らされると眩しいと感じたことがある人って多いと思うんです。そんな思いを相手にさせないためにもサイドライトで会話をすれば良いわけです。
さらに便利なのが山旅のダイニーマ製クッカーケースでランタンシェードを作る時です。今までヘッドライトをランタンシェードの中に入れて使っていましたが、ヘッドライトの本体が大きいこと、また明かりが1点に集中しやすいことから拡散しづらかったのですが、RovyVonのAuroraはとても小さく、サイドライトをつけることができるので、山旅のダイニーマ製クッカーケースの中に明かりをつけた状態で気にせず放り込めば非常に明るく拡散してくれ、周りを明るく照らすランタンに早変わりしてくれます。
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