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登山用ヘッドライトの選び方:主要メーカーの主要モデルで比較、僕が選んだヘッドライトはこれ!

登山用ヘッドライトの選び方:主要メーカーの主要モデルで比較、僕が選んだヘッドライトはこれ!

今まで使用していたヘッドライトが壊れてしまって新しいものに買い替えました。この壊れてしまったヘッドライトは約5年間、登山、トレイルランニング、バックカントリースキー、釣りなど様々なアクティビティで使ってきました。使っていて全てに満足しているわけではなく、ある程度我慢をしていた点もあり、買い換えるならば「この機能を改善したい」という思いもあって、登山用ヘッドライトに力を入れているメーカーを比較し、お気に入りのメーカーに絞り込み、そのメーカーからベストなモデルを選びました。

今回は僕がどのようにヘッドライトを選んだのか、今まで使っていたヘッドライトに対しての不満要素についてまずは紹介をし、その後主要ブランドのヘッドライトについて、どのような比較をして1つのメーカーに絞ったのか、最終的にどのように自分にとってのベストなモデルを選んだのか?その経過を紹介していきたいと思います。

いままで使っていたヘッドライトに対しての不満要素

今まで使っていたヘッドライトはとてもお気に入りだったのですが、以下の点において不満がありました。

  • スポットとワイドの切り替えがダイヤル式でグローブをしている状態だと使いづらい
  • 充電ケーブルが専用ケーブルで長期縦走登山でヘッドライトのためだけのケーブルを持ち歩く必要がある
  • 段階調整は良いのだが小と大の2段階のみで、小だと暗くて大を使うのだけど、フル充電で2時間の照射時間なので気を使う
  • 直接頭、キャップ、ニット帽、ヘルメットと様々な状況でフィットさせる時にフィット調整がしづらい

この4つについてある程度の我慢をしながら使っていました。良い点ももちろん多くあって、あかりの質は特にお気に入りでした。

そこで買い換えるヘッドライトは不満要素を全て改善してくれるようなヘッドライトにしようと考え、主要ブランドのヘッドライトをまずは比較をし、どのような違いがあるのか把握をしました。

主要ブランドのヘッドライトを比較

僕はヘッドライトを選ぶ時には、できるだけそのブランドが何に特化をしているのかという点を見るようにしています。そこで僕が主要ブランドとして選んだメーカーは5種類です。この5つのモデルはビームパターンにミックスがあれば、その機能を備えているモデルをチョイスしました。ない場合はハイエンドモデルをチョイスしています。

メーカーモデル価格最大ルーメン重量充電方法照射時間ビームパターン赤色調整ロック機能残充電の確認
ペツルアクティック コア¥12,87060088マイクロUSB2〜100hワイド&ミックス段階
ブラックダイヤモンドストーム500-R¥11,220500101マイクロUSB7〜350hスポット&ワイド無段階
レッドレンザーMH5¥7,26040094専用ケーブル4〜35hスポット&ワイド段階××
マイルストーンMS-G2¥5,80040028マイクロUSB2〜14hスポット&ワイド&ミックス無段階
モンベルリチャージャブル パワーヘッドランプ¥4,29030086USB-C15〜60hスポット&ワイド×段階ダブルクリックで点灯

上の表で僕が重要視した点は

  • ビームパターンにミックスがあるか?
  • 充電方法はUSB-Cを使っているか?
  • 照射時間の幅が広いか?
  • 残充電機能はあるか?
  • 調整は段階か?

僕が登山をしたばかりの時はルーメン数を気にしていましたが、今ではどのモデルも明るく、実際に使用するときは白色で100ルーメンもあれば十分だと感じています。

ビームパターンにミックスがあるか?というのは僕の場合は非常に重要で、ミックスがあれば足元も遠くも一緒に照らしてくれるわけです。切り替えの必要がなく、行動中にヘッドライトを調整するという煩わしさは一切なくなります。このことからもペツルとマイルストーンにおいてはビームパターンにミックスがあるものをセレクトしました。その他のブランドはスポットとワイドの切り替えを行うタイプです。

充電方法にUSB-Cを使っているとスマホ充電も可能でケーブル1本で済むのがありがたいと思いましたが、残念ながらUSB-Cを使っているヘッドライトはピックアップしたモデルの中ではモンベルのみでした。レッドレンザーの専用ケーブルはマグネット式で、意図せず取れてしまうことが懸念されます。しっかりと充電してくれるマイクロUSBであれば我慢できると思います。

照射時間においてはレッドレンザーとマイルストーンは照射時間が短く縦走登山での使用において少し不安を感じました。マイルストーンにおいては照射時間の長い他のモデルもあるのですが、そうするとビームパターンにミックスがないモデルとなります。

残充電の確認はレッドレンザーを除いて全てのモデルについています。これは長期縦走登山において歩いている最中に充電がなくなってしまったというリスクを防げるので重要なポイントです。

調整は無段階だと好みの明るさにできるというメリットがありますが、フル充電から何時間使うことができるかというのを把握するのが難しいです。またボタンを押し続けて明かりを調整することって意外と少なく、僕は段階タイプの方が好みです。

お気に入りメーカーのヘッドライトを比較

このように各メーカーのピックアップしたモデルを比較してみると、僕にとって最も充実した機能を備えているのはペツルのアクティックコアでした。しかしながら価格は高いです。

もう一つ非常に気になったのはマイルストーンのMS-G2で、このモデルは他のモデルと比較しても圧倒的に軽く、さらに価格もお手頃。

この2つで非常に迷いましたが、明かりの質、長い時間使うことができる照射時間を備えたスペック、ストラップ調整のしやすさからペツルを選択しました。

ペツルのアクティックコアはペツルのスポーツカテゴリーヘッドライトの中でハイエンドモデルです。他のモデルと比較してアクティックコアはどのような特徴があるのか改めて比較をしていきましょう。

製品名に「コア」という名前がつくものは、付属品に大容量リチャージャブルバッテリーが付属します。コアという名称がついていないモデルにはこの付属品がありません。後から税込4980円でコアを購入すれば使うことができます。

リチャージャブルバッテリー『コア』は単4乾電池と比較すると最大照射力が向上する仕様となっており、電源に応じて照射性能が調整される機能が各モデルに備わっています。

そして「コア」のみヘッドバンドに明かりを反射するリフレクターがついています。仲間と登山する時にリフレクターがあると、後ろから仲間を見つけやすく便利です。このことからも「コア」がついているモデルがコストパフォーマンスもよいと思います。

そしてビームパターンにミックスが付いているのはアクティックとアクティックコアのみで、このように考えるとアクティックコアが僕にとってのベストモデルだと思いました。

僕にとってのベストモデルはこれ!

僕にとってのベストモデルはペツルのアクティックコアです。ここからはアクティックコアの特徴について紹介をします。

シンプルな操作性

アクティックコアに限らずペツルのヘッドランプには1つのスイッチしかついていません。これによって素早く簡単に照射レベルと白と赤色光の選択が可能です。またプレートによりランプの向きを上下方向に変えることができるシンプルさが特徴です。

3つの照射レベル

照射力と照射時間の良好なバランス「中」と、ここから一段階明るさを落とした「弱」、軽さを上げた「強」の3つの照射レベルで調整が可能です。煩わしい明るさ調整は必要なくシンプルな機能を採用しています。

  • ボタンを1回押すと弱、少し時間が経過した状態でもう一度押すと消えます。
  • ボタンを2回押すと中、同様に少し時間が経過した状態でもう一度押すと消えます。
  • ボタンを3回押すと大、同様に少し時間が経過した状態でもう一度押すと消えます。

この中と大の明かりがミックスビーム状態で、足元も遠くも一緒に照射します。

明かりがついた状態で、1.5秒ほど押し続けると赤色に変わります。赤色に変わった状態でボタンを押すと点滅します。そして赤色をつけた状態で明かりを消してもう一度つけると赤色というようにメモリーされています。

ロック機能

ザックの中でボタンが押されないようにロック機能もついています。ボタンを4秒間長押しするとヘッドライトの右上が赤く点滅します。これでロックされたことが分かります。

ロックを解除する時はロックをした時と同様にボタンを4秒間長押しします。そうするとヘッドライトの右上が緑色に点灯し、同時に弱の明かりが点灯します。

充電方法

ヘッドライトを上の方向に上げると、ヘッドライト本体が回転して電池ボックスの蓋が現れます。この蓋を開けると中に「コア」が入っています。蓋は非常に硬く最初開ける時は壊れてしまうんではないかと不安になると思いますが大丈夫です。このリチャージャブルバッテリー「コア」にマイクロUSBの差し口があるので、この場所にケーブルを挿せば充電できます。

充電中はコアが赤く点灯して、満充電になると緑に点灯します。

残充電の確認方法

本体上部のボタンを押すと明かりが点灯します。この時ライト本体の右上が緑の場合は51%以上充電が残っているという状態です。

オレンジ色の場合は10〜50%という状態です。赤は10%未満という状態です。

ストラップの調整方法

ストラップフィット調整は非常にシンプルで両手を使って行います。ストラップ調整パーツが2箇所ついていてこのパーツを握って左右に向かって広げればフィットさせることができ、中心に向かって移動させればトラップを緩めることができます。

頭に装着せずストラップの長さを調整するのも非常に簡単で、片手でストラップを移動させて、その後ストラップを引っ張れば希望の長さに変えることができます。

蓄光で在処を視認

ヘッドライト本体の点灯部分には蓄光が備わっており暗闇の中で目立ちます。だから暗闇でヘッドライトを見つけやすく、特に夜にテント場を出発するようなシーンにおいては蓄光があるかないかで、見つけやすさが格段に異なります。

以前使っていたヘッドライトは蓄光がなかったので、スマホで明かりをつけてヘッドライトを探していました。よってスマホを見つけることができなければヘッドライトもどこにあるかわからなくなって、不安に駆られます。

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