オーレン小屋のおすすめポイント5つ!
●山小屋内には薪ストーブ常設で雰囲気◎
●名物のボルシチはやっぱり絶品だった!
●夜は檜展望風呂まで楽しめてしまう!
●テント場に常設されたすのこでフラットな寝心地&底冷えを緩和できる
●最寄りの桜平駐車場から2時間以内でアクセスでき、初心者でも無理がない行程。
今回はテント泊初心者におすすめの山行&オーレン小屋をご紹介いたします!
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テント泊初心者の方へ朗報
テント泊未経験の頃こんな事を思っていました、
10㎏~15㎏の装備を背負い何時間も歩き通した後に、山中といういつもと違う環境で、
テント内でちゃんと寝る事が出来るのか?
寒さ対策はどの程度必要?雨が降った時の対策は?トイレはどうするの?等々
本当に沢山心配していました。
※今回は35リットルのザックでパックウエイトが約10㎏
しかし!今回オーレン小屋でのテント泊をしてみて感じた事は、
初心者の私達はかなり快適&安心して泊まれる山小屋だったという事。
本格的な登山シーズンを迎えた今!ぜひ皆様も利用してみて頂きたいです。
桜平駐車場は上、中、下に分かれている
今回のスタート地点である桜平駐車場は上、中、下に分かれており、トイレ(有料)があるのは中のみとなります。
砂利の駐車場はとても広く、平日7:30の時点で三分の一程埋っていました。
ちなみに駐車場にたどり着くまでにかなりアドベンチャーな凸凹道を走ります。
(車酔いしやすい方は注意)
硫黄岳山頂を目指して
今回のルートは桜平駐車場→夏沢鉱泉→オーレン小屋→ヒュッテ夏沢→硫黄岳山頂→オーレン小屋
登山道に入ってからは歩きやすい緩やかな登りが続き、八ヶ岳の綺麗な水や様々な形のキノコ
思わず見とれてしまう美しい苔たちが出迎えてくれます。
※登山道入り口
※最初は舗装された道が続きます。
※美しい苔たち
みずみずしい森の中を歩いていきます。
※八ヶ岳を彩る様々なキノコたち
夏沢鉱泉
スタートから約45分で夏沢鉱泉に到着!
※入り口に登山届を提出できます。
※水も沢山出ていました。
※テラス席あり!登山中に椅子に座れるありがたみ、、
夏沢鉱泉を越えてからは一気に登山道らしくなり、石がゴロゴロしているので、足をくじかない様に注意して進みます。(登りも少し急になる)
進むべき方向が分かりやすいのは安心感があります。
オーレン小屋
スタートから1時間45分でオーレン小屋に到着!
経験豊富な方は少し歩き足りない位ではないでしょうか。
受付に進むとTシャツ、バッジ、手ぬぐい、キーホルダー等オリジナルグッズが豊富!
約40年前からネパール支援を行っているそうで、どこか異国の雰囲気も感じられました。
テント泊は1人2,000円 温泉1,000円 ※水場無料
小屋泊は1泊2食付き13,000円 素泊まり9,500円となり、2名以上は先着順で個室となり
個室が埋まると相部屋での案内になるそうです。
私達が泊まった【夏沢だけかんばキャンプ場】のテント場は小屋から徒歩2~3分のところにあり、
大きく分けて2つのエリアに分かれています。
先着順で一段高くなったすのこが利用できます!
テント泊において寝心地を最も左右するのが地面の凹凸、、
完全にフラットな状態で就寝する事が出来ると、翌朝の活動に疲れを持ち越さなくて済むうえに
テントやエアマットが傷つきにくく安心です。
また一段高くなっている事で、底冷え予防にもなる一石二鳥っぷり。
今回は夕方から天候が崩れ大雨となり、大粒の雨がテントに打ち付けていましたが、
浸水する事無く快適に過ごせました。
総じて初心者の心配を解決する理想的なテント場と言えるでしょう!
荷物をデポして身軽になろう
硫黄岳山頂まで1時間30分と長くないが、テント泊装備で頂上を目指すのは体力を使います。
そんな時、テント内に就寝まで使わない装備をデポ(一時的に保管)する事をお勧めします!
装備が軽くなればより景色を楽しむ余裕が生まれたり、転倒や滑落、体力不足による停滞のリスクを
避けられます。
※ザックが軽い=歩きやすい!
山下は、レインウェア、防寒着(ダウン上下)、行動食、水(1ℓ)ファーストエイドキット以外は
全てテント中にデポし硫黄岳山頂に向かいました。(テントに南京錠をかける等、防犯対策はしておきましょう)
夏沢峠から日本最高所野天風呂にも行ける
※標高2,430mに位置する日本の秘湯、創業140年の本沢温泉のレトロな看板
温泉好きの心をつかみます!
硫黄岳山頂!
標高2,760mの山頂は足元が石でゴロゴロしていて広めです。
横岳、赤岳、阿弥陀岳、蓼科山、天狗岳等天気が良いと良く見えます!
硫黄岳山荘も見えました。
山頂から見える爆裂火口、地球を肌で感じられるスポットです!
オーレン小屋名物のボルシチ!
山頂を楽しんだらピストンでオーレン小屋まで戻ります。
ここで楽しみにしていたボルシチ&ウインナーカレーを頂きました!
ボルシチセット1,300円
ウインナーカレー1,000円
具がごろごろ少し甘めの味付けで、山小屋とは思えない贅沢な一品でした。
ランチは11:00~14:00までになるので、タイミングがあった方は是非ご賞味あれ!
檜展望風呂はテント泊の場合は17:30~18:30までの利用になります。
外が真っ暗で正直景色は見れませんでしたが、山の中で湯船につかる贅沢をかみしめました。
湯温調節可能なところも◎
夜はオーレン小屋でテント場宴会
一休みしたら楽しみにしていたテント場宴会!
今回は山旅旅の柳原さん一行と各々持ち寄った食材&お酒で楽しい時間を過ごしました。
※為になるお話を沢山伺えた贅沢な時間
今回の山行の様子はYouTubeチャンネル 山下の登山LIFE にて配信していますので、
是非ご覧ください!
まとめ
テント泊初心者で心配事が多いあなた!
まずはオーレン小屋でテント泊デビューしてみませんか?
テント場フラットで就寝環境が整っておりGOOD♪
1,000円で温泉に入れて手作りボルシチまで食べれちゃいます。
勿論、適切な登山装備を備えリスク管理をしっかりしたうえで、チャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!