■2024年の紅葉は遅れてます。
今年の紅葉は例年に比べ1週間以上遅れてます。先週末10/13-14は八ヶ岳にいましたが、標高2000m付近の木々の青さに驚きました。このレポートは2023年10月21-22日の山行き、この年も遅れ気味でしたが黄葉ピークに訪れることができました。今週19-20日の寒気・冬型の気圧配置で一気に進むと思われる瑞牆山の秋、最高に美しい時はまさにこれから。
■瑞牆山:標高2,230mの岩峰が黄葉に染まる
瑞牆山は、標高2,230mの岩峰が特徴的な山で、日本百名山の一つとして知られています。山梨県北杜市に位置し奥秩父山塊の主脈、その雄大な姿は多くの人を魅了します。全山が花崗岩で構成され、無数の岩峰が天に向かってそびえ立つ、その独特な景観は自然が作り出した芸術作品。秋の瑞牆山は紅葉の名所として知られ、カラマツの黄金色が山全体を包み込む様子は圧巻。富士見平小屋周辺は、特に紅葉が美しく絵画のような風景が広がります。
■富士見平小屋:ランプの癒しと山梨の幸、充実のテント場
駐車場から一時間弱、富士見平小屋はもてなしと豊かな体験を提供してくれる山小屋です。小屋から1分ほどの場所には環境省選定「平成の名水百選」の湧水があり、夏場でも冷たい澄んだ水が渇きを潤してくれます。小屋で提供される食事は地元山梨の食材を使用した手作り料理。名水の珈琲は12時間かけて抽出したこだわりの水出し。夜になると無数の美しいランプが小屋内を照らす心地良い空間。体を休めながら、暖かい光に包まれる時間は、まさに至福のひと時。
併設のテント場はコメツガやシラビソといった亜高山帯ならではの針葉樹が茂り、秋にはカラマツの明るい黄葉とナナカマドの赤が場を彩ります。前述の水場に清潔なトイレと、安心してテント泊を楽しむことができます。瑞牆山を登る際は、ぜひ富士見平小屋に立ち寄ってください。豊かな自然の中で心身ともにリフレッシュできます。
■瑞牆山 県営無料駐車場より出発
【このレポートはアーカイブ、2023年10月21-22日の山行記録です】
10月中旬を過ぎた週末、7時の瑞牆山 県営無料駐車場はすでに多くの車で埋まり路肩までみっちり、人気の高さを実感。早朝からの出発がおすすめです。そんな喧噪の駐車場ですら美しく見える最高の秋の日、登山への期待値高まります。
登山道を進むと、そこは秋の絵画の世界。山麓はカラマツだけではなくブナやカエデの秋色が目に。そんな彩が陽光を浴びて輝く樹林帯の中を行きます。
途中、瑞垣山を一望できるポイントでは、黄色く染まった山肌が黄金色の絨毯を敷き詰めたような輝きを放ちます。
■富士見平小屋へ
写真撮りながら、のんびり登っても1時間弱で富士見平小屋に到着。周囲はカラマツ林に囲まれ、黄葉はピークを迎えていました。
こちらが環境省選定「平成の名水百選」の湧水、渇きを癒す最高の水ですが、現場は少々風情に欠けます(^^;
■鷹見岩:ちょっと絶景スポットへ
幕営後は鷹見岩を目指します。鷹見岩は瑞牆山と金峰山を結ぶ稜線上に位置し、雄大なパノラマを楽しめる、知る人ぞ知るスポット。富士見平小屋から鷹見岩へ向かうルートは、道幅は広く緩やかな登りが続きます。
分岐から先、鷹見岩への登山道は存在を疑うほど狭く、そして荒れてます。直下の鎖場は少し緊張。
小屋から約1時間ほどの行程で鷹見岩に到着、なかなかの絶景スポットじゃないですか!瑞牆山、金峰山、南アルプスなどの山々を一望できます。この日は雲の中でしたが天候が良ければ、富士山を望むこともできるでしょう。
■富士見平小屋、寛ぎの時
日没前のテント場の黄金の輝き、ほんと美しいテント場です。日没後はピリッとした空気の中で映えない晩飯を頂きます。
なにしろメーカー関係者の人なのでランタンには困らない、軽量な明かりはいくつでも持ってこれます。それがULか?って突っ込みは今回も無しで。
この日、夜は冬型の気圧配置で関東以北・信越方面の山間部は雪、山梨には雪雲こそ届きませんが北風がかなり厳しく、しばし富士見平小屋で寛ぐことにしましたよっと。
あったかい、ほんとうに暖かい、木のぬくもりにクラシックなランプの灯り、鹿三種ソーセージと富士見平小屋オリジナルのクラフトビールが最高に旨い訳です。
そんなアルコールランタンの灯りと、手掛けた最先端の灯り、HEXAR CL6 との対比を見たくなりました。
悪くない、意外なほど馴染む。HEXAR CL6 はキャンプ用に開発したプロダクト、美しい光と薄く折りたためることを特徴にします。390gと軽量ではありませんが、携帯性には優れるので登山口より近いオーレン小屋や富士見平小屋、平標山の家でしたら持ち運びは苦になりません。キャンプツーリングには最適ですね。そのデザインはフィールドの山小屋からモダン空間まで溶け込みます。
このレポートはSupported by HEXAR 公式アカウントでは山旅風景の美しさ・楽しさを配信しています。
■瑞牆山の頂へ
キーンと冷えた朝、山頂へ向かいます。
大きな岩がパックリと二つに割れた桃太郎岩からは岩場の登山道となっていきます。
登ること90分ほど、山頂へ到着です。ほんと下から上まで絶景の玉手箱。
言葉での説明は無用ですね。。。。。。
北アルプスは初冠雪、寒かったわけです。そんな時の晴天率の高さは山梨の魅力。
麓から山頂まで、その表情を刻々と変えながら登山者を魅了する瑞牆山。特に秋は黄金色に輝きが岩峰を彩り、まるで自然が描いた芸術作品。一歩足を踏み入れるたびに新たな感動、その多様な魅力に心を奪われます。これからが秋の魅力全開モード、皆さまもぜひ瑞牆山へ。
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