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ユニクロの超軽量なウルトラライトダウンジャケットは登山に使用できるのか?

ユニクロの超軽量なウルトラライトダウンジャケットは登山に使用できるのか?

ユニクロのダウンジャケットの中で最も軽量なモデルにウルトラライトダウンジャケットがあります。非常に軽量な上にわずか7000円程度で購入することができてしまうコストパフォーマンスの良さから、登山者にも人気のアイテムです。今回はこのユニクロの超軽量なウルトラライトダウンジャケットのスペックを細かく紹介し、登山での使用時にどのような点に気をつけなければいけないのか?という点についてレビューをしていきます。

ユニクロのウルトラライトダウンジャケットのスペック

ウルトラライトダウンジャケットは2024年現在、スタンダードなウルトラライトダウンジャケットとウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGNの2種類が販売されています。

この2種類の大きな違いはシルエットと使用している素材に違いがあります。

まずシルエットについては

  • スタンダードなウルトラライトダウンジャケット:やや細め
  • ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN:ややゆったり

という違いがあります。どちらのモデルも裾にフィット感を向上させることができるドローコードが省かれているので、ゆったり着用するとダウンジャケットの裾から冷たい風の侵入が気になるので、実際に試着する時は行動着を着用してユニクロに出かけフィット感を確認するようにしましょう。

次に素材についてです

  • スタンダードなウルトラライトダウンジャケット:ナイロンタフタ・静電気防止機能付きの裏地・小雨程度の水をはじく撥水加工
  • ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN:東レの特殊技術「NANODESIGN™」を使用・静電気防止機能付きの裏地・小雨程度の水をはじく撥水加工

NANODESIGNはナノレベルで繊維の細さと形を制御することができる機能素材です。ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGNはこの技術を活用し表面に上質な光沢感があり、日常での着用ではスポーティ過ぎない高級感のあるファッションを楽しむことができます。またスタンダードなウルトラライトダウンジャケットが3色展開なのに対し、NANODESIGNは5色展開です。

長く着用しているわけではないので不明瞭ではあるのですが、実際にお店で見た時にNANODESIGNの方が素材の見た目からダウン抜けが少ないように感じました。

重量はスタッフバッグが8g、本体はMサイズで220gです。

フードがないタイプで、モンベルで人気のスペリオダウンジャケットが平均重量190gです。これと比較すると、スペリオダウンジャケットが税込価格18,150円、ウルトラライトダウンが6,990円で、約11,000円の価格差で、重量が約30gの差であり、ユニクロのダウンジャケットがいかにコストパフォーマンスに優れているかということがよくわかります。

使用しているダウンは750フィルパワーで10%フェザーが入っています。フェザーが入ることでダウンに膨らみを持たせることができます。

デザインはフードがなく、シンプルなデザインで低めの襟が特徴です。そして軽量なダウンジャケットによく見られる細いキルト幅です。ポケットはジッパー付きのハンドウォーマーポケットが左右に施され内側には深さのある縦長のポケットが左右にあります。登山中にグローブを収納しておくのに便利なポケットです。

スタッフバッグはワンタッチで着脱できるバックルがついており左手側の内ポケット上部に取り付けておくことができます。取り付け方向が決まっているのが、抜き差しをする時に少し使いづらいと感じました。スタッフバッグに収納した時のサイズは素人採寸ですが直径約10cm高さ約15cmの大きさになります。

ウルトラライトダウンを登山で使用する際の注意点

今回はウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGNを購入したので、このダウンジャケットをお見せしながらお話を進めていきます。

登山用のダウンジャケットとは異なり表生地の素材にはリップストップが施されておりません。なのでもし破れてしまった時に大きく引き裂かれてしまい、ダウンがたくさん飛び出てしまう懸念点が挙げられます。表生地のデニール数などはスペック上を書かれていませんが触った感じ15〜20デニール前後のように感じます。ですのである程度耐久性の高さがあり安心感はあります。

撥水加工においては登山用のダウンジャケットと同様しっかりと水を弾き、小雨程度であればダウンを着用したままでも行動することができます。

ジッパーはYKKを使用しており、ジッパータブはフロント部分のみに施され左右のポケットはジッパータブはありません。グローブをした状態でジッパーの開け閉めがしづらいと感じるようなことはありませんでした。気になる人はご自身でジッパータブを取り付けても良いと思います。

裾の部分にはドローコードが一切ないのでフィット調整ができません。なので冷たい風がお腹や腰に当たることがあり、この点が唯一アウトドア用ダウンジャケットと大きな違いがあるように感じました。

手首はシンプルなゴムバンドで優しく手首にフィットする作りです。登山での使用で寒いと感じることは少なく、軽量なダウンジャケットならではの作りと理解することができるデザインです。

このように特徴を見ていくと非常にコストパフォーマンスに優れたダウンジャケットであり、登山での使用も表素材の耐久性と、裾のフィット調整ができない点を除けば非常に使いやすいアイテムだと感じます。

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