紅葉を見に谷川岳へ
今回は秋を感じに谷川岳へ日帰りで行ってきました。群馬県と新潟県の県境に位置し標高は1,977m トマの耳とオキの耳からなる双耳峰で猫の耳の形に似ているとも言われています。
登山好きなら一度は訪れたい紅葉スポット!初心者向け日帰り登山をご紹介します。
別名魔の山
谷川岳を調べると必ず見受けるのが遭難件数の多さ、なんと8000m峰のエベレストより遭難者が多いとの事で驚きです、、
遭難事故の多くはロッククライミングの聖地として知られる、一ノ倉沢周辺で発生しており難易度の高い断崖絶壁があります。
また、中央分水嶺(雨の分かれ道)に位置している事から天気が変わりやすく冬は雪崩やホワイトアウトのリスクがあります。
どこが初心者向けなんだ!と声が聞こえてきそうですが、、汗
冬季ではない一般登山道の天神尾根ルートであれば、道迷いの心配もなく楽しい登山になる事でしょう!
但し適切な登山装備(特に天候の変化に対応できる装備)は必須になりますので、
しっかり準備をして挑みましょう。
ちなみに私たちは紅葉シーズンの10月前半に登りましたが、肩の小屋に到着する事には辺り一面のガス&強風でかなり寒かったです、、
谷川岳へのアクセス
関越道の水上IC~約30分程で、谷川岳インフォメーションセンター駐車場へ
広めの無料駐車場~7~8分程ゆるめの坂道を登れば谷川岳ベースプラザに到着できます。
ロープウェイとリフトのセットで大人往復3,500円 リフトを使わない場合は大人往復3,000円
フニテル式と呼ばれる複式単線自動循環式ゴンドラで他のロープウェイより揺れを感じづらい作りになっているそうです。
※チケット売り場近くに登山届を提出できます。
※谷川岳パングラタンも気になる、、
※ロープウェイやリフトが苦手な妻は緊張ぎみ 笑
私達は前日に道の駅中山盆地で仮眠。
広い駐車場に温泉付きの施設なので、快適に過ごす事ができました。
※現在家を手放し、夫婦でバンライフしながら日本を巡っている為、登山の際は最寄りの道の駅を
利用させて頂いています!
天神峠からスタート
リフトを降りたら天神峠で安全登山の鐘を鳴らしいざスタート!
まず下りから始まる登山に不思議な感覚になりながら、歩きやすい道を進みます。
歩き始めから樹林帯を抜けた状態なので、爽快な景色に直ぐ出会うことが出来てGOOD!
※朝日岳も見えました。
コースも分かりやすく、迷う心配はほぼ無いと思います。
途中一か所鎖場がありましたが、鎖も新しく難易度は低かったです。
熊穴沢避難小屋~天狗の留まり場経由で肩の小屋へ
熊穴沢避難小屋の室内は綺麗に整理させれおり、ベンチもあるので途中休憩には良い所。
※トイレはないです。
天狗の留まり場までは岩場の急な登りが増えますが、足を置く場所が分かりやすく
登りやすい印象。
天狗の留まり場の大きな岩はその名前にふさわしく、登った方が天狗の様にかっこよく見えました。
眺望も相まって気持ちよく休憩できます。
肩の小屋付近で辺り一面のガス&強風
肩の小屋に到着する事には辺り一面ガスに包まれかなり強い風が吹いていました。
やはり谷川岳は天候の変化が激しく、適切なレイアリングが必要ですね。
上半身はインナー+ミドルレイヤー+ダウン+アウター 下半身は登山用ズボンの上にレインパンツを履き、グローブもして山頂に向かいました。(そのくらいで丁度良かった)
※肩の小屋のおでん最高♪
トマの耳とオキの耳
谷川岳にはトマの耳とオキの耳の二峰に分かれておりその様子は猫の耳に似ています。
今年は紅葉が例年より2週間程遅れている為、一面の紅葉!とはいきませんでしたが、
色づき始めた紅葉の赤と雲間から見え隠れするピークが最高にカッコよかったです!
下山はリフトには乗らずに直で天神平ロープウェイへ
今回のコースはピストンの予定でしたが、リフト乗り場とロープウェイ乗り場の分岐があり
登り返す形になる為直でロープウェイ乗り場に向かいました(20分程短縮できます)
トータル約5時間の行程は非常に満足度が高く、秋山の魅力がぎっしり詰まった山行になりました。
結論、谷川岳に行こう
ネットの情報ではネガティブな意見が見受けられる谷川岳ですが、冬季以外の天気の良い日に行く分には物凄く体力を使うわけでもなく、登りやすい山でした。
但し急な天候の変化に対応できる装備は必須になりますので、くれぐれも無理をしない様にチャレンジしてみてください。
記事の内容はYouTubeチャンネル 山下の登山LIFEで見る事が出来ますので、ぜひご覧ください!
今後も登山を中心に様々なoutdoor lifeをお届けしていきます。
最後までお読み頂きありがとうございました!