日本屈指の豪雨の山 大台ヶ原山
三重県と奈良県境の台高山脈に位置する標高1,695mの日本百名山 大台ヶ原山は
日本百景、日本の秘境100選にも選定されています。
年間を通じて降水量が多く、屋久島に並ぶと言われるほどの多雨地帯
1年に平均4,800㎜の降水量があり大阪市や奈良市の降水量の3倍、台風シーズンには1日で1,000㎜以上降った記録もあるそう!
ニホンジカやツキノワグマをはじめ、オオダイガハラサンショウウオ、アカゲラ等様々な動物たちが生息していて、景観を保持する為の特別保護区に指定されています。
昭和55年にはユネスコエコパークに登録されたまさに自然の宝庫。
秘境か、、きっと山深い所で初心者には無理か、なんて思ってしまいそうですが!
大台ヶ原山最大の魅力はなんと、登山口からたった40分で山頂まで行けるアクセスの良さなんです!
今回は登山初心者でも楽々登れる&忘れられない絶景に出会える秘境、大台ヶ原山のレポートをしていきます!
登山口までのアクセス&駐車場情報
東大台登山口のある大台ヶ原ビジターセンターの駐車場(無料)は200台程駐車できお手洗いも併設されています。お食事処や土産屋、宿泊施設もあり充実した印象です。
橿原市の中心市街地から国道169号、大台ヶ原ドライブウェイを経由して70㎞程で到着できます。
※11月下旬~4月下旬まで冬季閉鎖
「大台ヶ原」バス停もあり近鉄大和上市駅から運行しています。
※心湯治館は大台の名水を使った温泉が楽しめるとの事!今年の営業は終了しており、2025年2月1日より予約受付開始。
いきなり鹿と遭遇!!
歩き始めて10分程経過した時突然、ガサガサ!という音と共に藪の中から鹿が飛び出し、斜面を駆け上がっていきました。鹿が生息している事は分かっていたので心づもりは出来ていたはずですが、
いざ突然現れると驚いて固まってしまいました、、(汗)
大きな角が立派な牡鹿が、物凄い脚力で斜面を駆け上がる姿は力強く勇ましかったです。(思ったより大きくて怖かった)
姿が見えなくなると途端に気配が消えるのがまた何とも不思議な感覚で、人間は山にお邪魔している立場なんだな、と改めて感じた瞬間でした。
熊の目撃情報も多く夕方以降は入山を控える様に注意する看板もありました。
お互い出会わないのがベストという事で、熊鈴を付け存在をアピールしながら進んでいきます。
賛否両論ある熊鈴ですが、皆さんは登山中熊鈴つけていますか?
野鳥もたくさん生息している様でアカゲラ、ウグイス、コマドリ、オオルリ等バードウォッチングにも良さそうです。
途中水場もありましたが短時間の行程なので利用しませんでした。
あっという間に三重県最高峰へ!
歩きやすい樹林帯を抜けて木の階段が見えたらもうすぐ山頂です!(早い)
※体感時間は15分程で登頂した感覚
山頂にある展望台はとても綺麗で、1階部分の休憩所は広くゆったりするには最適なスペースでした。
三重県最高峰の日出ヶ岳からは大峰山や仙丈ケ岳、間ノ岳、乗鞍岳、富士山等も見る事ができ、360°のパノラマビューを満喫♪
※正木峠方面へ向かう途中のビューポイントでは志摩半島、熊野灘、知多半島を見る事が出来ます。
※防風&保温対策をしっかり
全体を通して歩きやすく整備されていますが、とにかく風が冷たくずっと吹きつけていました(11月上旬)
レイアリングはインナー+ミレースルーウォームフーディー+モンベルのダウン+ミレーティフォン50000ウォームで防寒対策しましたが、停滞していると冷えるので歩き続ける方が良いと判断し山頂飯はあきらめました。
駐車場に戻り立ち寄った「こころ食堂」の店主さん曰くこの時期で雪が降っていないのが不思議なくらいで、今年は暖かい方だよ!との事。(下調べが足りなかった)
とてもフレンドリーな店主さんで暖かな笑顔と美味しいうどんで心がホッとする食堂でした。
今回の山行はYouTubeチャンネル 山下の登山LIFEにてご視聴頂けます!
今後も登山を中心に様々なoutdoorlifeをお届けしていきます。
最後までお読み頂きありがとうございました!