関東百名山 大山とは
神奈川県北西部に位置する標高1,000m~1,600mの山々が連なる丹沢山系の一つ。
ピラミッド型の山容が美しい大山は別名【雨降山】とも呼ばれており、相模湾の水蒸気を含んだ風の影響で雨が降りやすい事でも知られています。
古典落語、大山詣りの舞台として古くから親しまれ信仰の対象にもなってきました。
大山こま、宿坊街、こま参道中にも、江戸や昭和の風情が感じられ、不思議とどこか懐かしい気持ちになる日本の魅力が詰まった山です。今回は丹沢山系の中でも比較的登りやすい【大山】をご紹介します!
※道中見つけた大山まんじゅう本舗はなんと明治初年創業!
1つ95円とリーズナブル◎
アクセス情報&最寄り駐車場&
伊勢原大山ICから約20分程でケーブルカー乗り場に一番近い、伊勢原市営大山第二駐車場に到着します。
※料金は1日1,000円前払い制、普通車は約40台程停められます。平日の10:00頃はほぼ満車でした、、
今回の山行ルート
大山ケーブルカーで阿夫利神社下社へ登山口から周回ルートを時計回りに進み山頂を目指します。
下山は見晴台を経由し阿夫利神社下社から女坂を使用して駐車場まで戻ります。
コースタイム4時間50分(内休憩時間1時間15分)特筆するべき危険箇所は特になく、初心者さんでも安心して登る事が出来るルートです。
入山料100円を支払いお守りを頂き登山口へ。
※スタート地点の鳥居から覗く階段にひるむ妻 笑
いきなり急な階段からスタートするので、事前のストレッチをちゃんとしておきましょう!
私達は下山後4日間にわたる筋肉痛におそわれました。
かなり急な階段です。
※立派な夫婦杉
山頂の28丁目まで表記された石碑が建てられており、綺麗なベンチも設置されているので小まめに休憩出来ます。
16丁目にはかつて強力達が担ぎ上げてきたとされる碑が!
これほど巨大な碑を担ぎ上げるとは、、大山信仰の深さを感じます。
20丁目の富士見台が圧巻の眺望
歩みを進めた先の20丁目、富士見台からの眺望!
その名の通りはっきりと間近に富士山を望む事が出来ます。
登山中に富士山が見えると気分が良くなりますよね、足取りも軽くなり、なんだか応援されている様な気分になったりしませんか?
大山山頂のビュースポット
阿夫利神社本社の鳥居を進むと標高1,252mの大山山頂に到着です!
この日は快晴だった事もあり、関東平野の先に都会のビル群も見えていました。
山頂手洗いの裏手に向かうと富士山、丹沢山、塔ノ岳、南アルプス、男体山、日光白根山、筑波山等が望めるビュースポットがあります。
年間を通して様々な山に登っていますが、日帰り登山でここまでの眺望は中々ないんではないでしょうか。素晴らしい景色です。
残念ながら大山山頂茶屋は閉まっていたので、持参したモンベルの白ご飯と無印のバターチキンカレーを山頂飯にします。
次回は茶屋の豚汁を頂きたいな。
女坂の七不思議
下山に使用した【女坂】には七不思議があるとされ、その不思議を探しながらケーブルカー乗り場まで歩みを進めます。
江戸の人々も同じ様に七不思議に思いをはせながら歩いていたのかと思うと、歴史の中に入り込んだような感覚。
1つ1つ看板も設置されているので安心です。
途中の大山寺は紅葉の名所として知られておりシーズンには沢山の登山客で賑わいます。
※男坂は女坂よりも急勾配になるので、下山の際は女坂をおすすめします。
まとめ!総合的に初心者さんにおすすめ出来る!
登山初心者の方に向けて、丹沢山や塔ノ岳にチャレンジする為の第一歩として大山をおすすめしたいです。厳冬期でも雪がなく道が整備されており、山頂まで細かく標識がある為道迷いの心配も少ないと感じます。
もちろん基本的な登山装備は必須になりますが、冬の澄んだ空気の中富士山を眺めながら登る大山は最高に贅沢な時間になりますよ♪
※女坂の途中に鹿が佇んでいました。
今回の山行はYouTubeチャンネル 山下の登山LIFEにてご覧いただけます!
下山後の温泉はここ!
※名水はだの富士見の湯、日帰り入浴800円施設利用者は駐車場無料でした。
夕焼けの富士山が美しい◎
今後も登山を中心に様々なoutdoorlifeをお届けしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!