寒い季節の登山に必ず持ち歩いている山道具を紹介します。今回紹介するアイテムは登山だけでなく、寒い場所に出かける時に大変重宝するもので、寒がりな人は是非最後までチェックをお願いします。
JETBOILマイクロモ
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JETBOILは小さな火力で素早く沸騰させることができるクッキングシステムとして知られています。燃焼効率が良く、風の影響を受けにくく、少ない燃料でお湯を作ることができるので、寒い季節の登山では食事の準備時間を短縮することができます。
よって最も体の熱を奪う停滞している時間を減らし、早く食事をすることができるので体が冷えるリスクを軽減することにつながります。
僕は6種類のジェットボイルの中でマイクロモをセレクトしています。これは出力、容量と重量のバランス、サーモレギュレーターとイグナイターのありなしを検討して選びました。なぜ僕がマイクロモを使用しているかという点においては、非常に長くなってしまうのでまた別の動画で紹介したいと思います。
JETBOILマイクロモを使って沸かすことができるお湯の量は約750mlで縦走登山に出かけても、BCスキーに出かけても必要十分なサイズです。
山旅おにぎりケース
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山でおにぎりを食べる時に単体で持っていくと食べる時におにぎりがパサパサとしてしまって美味しくありません。そんな時に便利なのが、アストロフォイル製の山旅のおにぎりケースです。折りたためば平らになって邪魔にならないし、おにぎりケースに入れておくことでザックの中でおにぎりが潰れないし、パサパサしてしまうことを防いでくれます。
おすすめの使い方はおにぎりを電子レンジで温めてからおにぎりケースに入れます。こうすることでおにぎりが熱源となりアストロフォイルに備わっているアルミと空気層によって熱の滞留を遮断し、アルミによる熱の輻射によって熱を逃がさない結果を生み出します。登山だけでなく家でおにぎりを作って仕事に持って行く時にも便利です。
X-PAC製スタンドコジー
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続いて紹介する山旅のX-PAC製スタンドコジーも山旅おにぎりケース同様、保温力に優れたアストロフォイル製のアイテムです。こちらはSサイズのZiplocフリーザーバッグをぴったりと収めることができることから、カップラーメンやカレーメシの中身をZiplocフリーザーバッグSに移し替えて持って行くことで、ケースがゴミにならず、食べ終わった時にスタンドコジーを畳むことでコンパクトにすることができます。
またカップラーメンであればスタンドコジーの高い保温力で2分ほどで美味しく食べることができます。寒い場所だとカップ麺やカップ飯が出来上がる頃にはスープが冷めてしまって美味しくないし、3分という時間が意外と寒い場所だと高く感じることから、スタンドコジーは今や手放せないアイテムです。
またZiplocフリーザーバッグに移し替えたら、シーチキン、乾燥野菜、オリーブオイル、パルメザンチーズ、スーパー大麦などの食材を追加して味変やボリューム&栄養を追加することができます。今挙げた食材はカレーメシに追加するととても美味しいのでおすすめです。
Tyvek Silver Hoodie
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2025年に発売を開始する今までにないレイヤリングアイテムです。こちらはフリーサイズで男女兼用、高密度ポリエチレン不織布タイベックシルバー製のアノラックです。タイベックシルバーは、高密度ポリエチレン不織布タイベックにアルミニウムを蒸着させ、さらに繊維の一本いっぽんにアルミニウムの劣化を防ぐ抗酸化樹脂コーティングを施した遮熱シートです。
薄い防水フィルムに透湿アルミニウムを挟んだだけの他社商品とは異なり、長期間使用しても遮熱性、防水性の劣化が少ない、強靭な素材です。
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重量は約116gで、ダウンジャケットの上からでも着用できるシルエットで作られています。そして内側の高純度アルミ蒸着加工によって体の熱を反射させるのでフードの中を暖かく保つ防寒着として活用できます。
単体で着用する時はウィンドブレーカーのような位置づけで活用することができ、透湿性も備えているので行動中に着用することができます。手が冷えたらカンガルーポケットに手を入れて手先を温めることができます。このポケットの内側も高純度アルミ蒸着加工がなされているので手を素早く温めることができます。
さらにリバーシブル仕様なので着用して暑すぎれば裏返して着用することで体の熱反射を抑制したアノラックに早変わりです。裏返すと宇宙服のようなファッションを楽しむことができて、かなり奇抜で目立つし、遠くからでも日差しを反射するので視認されやすいです。アルミニウムは紫外線反射率に優れているので、紫外線防止パーカとしても活用できます。
しそ練り梅&ハチミツ&生姜
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冬になると必ず持っていくものがあります。それがしそ練り梅とハチミツと生姜を混ぜた原液です。この液体をお湯で混ぜて飲むのがとてもおすすめで、練り梅によるクエン酸で疲労回復を促進し、ハチミツによる糖分でエネルギーを体に取り入れることができ、生姜で血流と胃腸の働きを良くして体を温めることができます。
作り方
- しそ練り梅:4
- ハチミツ:5
- 生姜パウダー:1
の割合で混ぜてAmazonで購入できるOKスパウトに入れて持ち歩いています。
夏はOKスパウトから直接チュウチュウ吸って栄養ジェルとして活用しています。夏は飲みやすいように少しポカリスエットなどの好きなジュースを入れると美味しいです。
モンベル魔法瓶&モンベル
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魔法瓶はアルパインサーモボトル0.75Lと0.5Lを使い分けています。魔法瓶については保温力、メンテナンスのしやすさ、サイズや重量などからサーモスの山専ボトルやニトリのN-HEATEXなどを比較した動画があるので気になる方はそちらもチェックしてみてください。
魔法瓶があることでお湯を沸かす必要がなくなり、素早く暖かい飲み物を飲むことができます。そして飲み物は先ほど紹介した梅はちみつ生姜ジュースや、もっと気軽に暖かい飲み物を楽しむ時はモンベルのトレールチャイと生姜パウダーという組み合わせを好んで使用しています。生姜パウダーはミニボトルに入れて持っていくことで、飲み物だけでなくカップラーメンやカレーなどの食事にも生姜を追加することができておすすめです。
Rab Down Hut Slipper
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Rab Down Hut Slipperは700フィルパワーのダウンが封入されており、内側には起毛したトリコットが備わり、足を暖かく保護してくれます。外側はPertex®Quantumが使用されており、Mサイズで重量198gと軽量なダウンスリッパに仕上がっています。他にも軽量なダウンシューズはあるのですが、グリップ力を高めた丈夫なゴム素材が底に使用されているので、破けづらく、シューズのソールをダウンシューズの中に入れればテント場で食事をする時にも活用できます。
特に山小屋泊、車中のリラックスシューズとしておすすめです。普段は家の中で活用しています。
ネイチャーハイクのダウンパンツ
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ダウンパンツはテント泊登山であれば必ず装備に加えている道具で、冬ではお風呂上がり、小屋泊でのリラックスパンツとして1年中活用するアイテムです。以前コスパ最強な軽量ダウンパンツと題して、モンベルとネイチャーハイクのダウンパンツを比較紹介しましたが、ネイチャーハイクのダウンパンツは価格約半分でほぼ同等の保温力があります。
半年前は7000円台で購入することができましたが、徐々に価格が上がっているので、欲しい方はなるべく早めに購入するのがおすすめです。
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