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2025.06.05
山の紫外対策にユニクロの日傘は使えるか?「UVカットコンパクトアンブレラ」をレビュー

山の紫外対策にユニクロの日傘は使えるか?「UVカットコンパクトアンブレラ」をレビュー

登山では紫外線対策がとても重要です。紫外線が体に当たることで活性酸素が分泌され、それによって疲労感が増すだけでなく、肌の乾燥、血行不良による体調不良を引き起こしてしまいます。一般的に標高が1000m高くなると紫外線量は約10%増加すると言われているので、日焼け止めを含めた紫外線対策はとても重要です。

そんな紫外線対策のアイテムとして日傘を装備に加えるというアイデアがあります。日陰を持ち歩くことができるので、日差しを遮る場所がないところでは、非常に涼しく停滞することができます。今回紹介するのはわずか1990円で購入することができるユニクロの日傘「UVカットコンパクトアンブレラ」を紹介します。

まずはじめに「UVカットコンパクトアンブレラ」のスペック、そしてデザインについてレビューをしていきます。

ユニクロのUVカットコンパクトアンブレラのスペック

ユニクロのUVカットコンパクトアンブレラはとにかく価格が安く、それでいてしっかりと紫外線を防ぎ、使い勝手も優れています。しかしながら他のメーカーの日傘と比較してみると重さがあるのが難です。

ユニクロのUVカットコンパクトアンブレラ

  • 価格:1990円
  • 紫外線防止機能:UPF40(UVカット率95%以上)
  • 傘の直径:98cm
  • 折りたたみ時の長さ:27cm
  • 骨数:8本
  • 重量:255g

素材は小雨程度の水をはじく撥水加工が施されており、大雨では使用は控えた方が良いですが、日常使い程度であれば問題なさそうです。山では日帰り登山などで降水確率が低い天気の時に使用することを前提に考えると紫外線防止機能の方を重視すべきだと考えています。

これと比較しやすい日傘としてモンベルとamazonで人気のコンチワの日傘を挙げてみました。

モンベルのサンブロックアンブレラ55

  • 価格:6380円
  • 紫外線防止機能:UVカット率99.7%
  • 傘の直径:98cm
  • 折りたたみ時の長さ:25cm
  • 骨数:8本
  • 重量:200g

コンチワの日傘

  • 価格:2980円
  • 紫外線防止機能:UVカット率100%
  • 傘の直径:90cm
  • 折りたたみ時の長さ:25cm
  • 骨数:6本
  • 重量:199g

このように3つの日傘を比較してみると、1つの日傘をチェックするよりも何が優れていて、何が劣っているかが分かりやすいと思います。

ユニクロのUVカットコンパクトアンブレラは他の2つ日傘と比較してみると約55g重く、また紫外線防止機能UPF40はUVカット率95%以上で、モンベルやコンチワと比較すると劣っています。唯一優れているのは1990円という価格の安さです。

この3つの中で最も山用の日傘として優れているのはコンチワの日傘で、軽く、100%の紫外線防止、ワンタッチ自動開閉など優れた機能も備わっています。90cmの直径というのも良い点で、樹林帯の中を歩くような時は90cmのコンパクト性が良いと感じることが多いです。軽さは骨の数に準じていて、他の日傘8本に比べて6本と2本少ないので、耐風性が劣ると思いきや、意外としっかりしています。

UVカットコンパクトアンブレラのデザインについてレビュー

価格が1990円という安さなのにもかかわらずしっかりとしたデザインで作られています。

収納袋は無くさないように本体と一緒に留めておけるので紛失の心配がありません。

持ち手部分は長さ5.2cmで、手の中に収まりますが素材は少し滑りやすく、使い続けていると若干手が疲れてくるのが心配でしたが、実際に傘をさして持つと傘が上にある時は手が疲れることはほとんどありません。横にすると握力が少し必要になります。

広げた時に素早く開いて、しっかりとロックする機構は非常に優れています、傘の骨の屈曲部分には、おそらくステンレスと思われる細い骨がサポートするように備えられ、これがバネのような役割を果たし、曲がった状態から開いた時に素早くテンションがかかりハリのある状態で傘が開いてくれます。

この機構は畳むときも素早く折りたたむのに役立っているように感じます。

そしてこの骨組みの構造から風にも強く、もし内側から風に煽られて傘が逆になってしまっても素早く元通りに直すことができます。

片付ける時は傘の生地そのものの形状がしっかりと残っているので素早くストラップで綺麗にまとめることができます。もし雨に濡れても収納袋の中に入れればジャックの中に収納して他のものを濡らす心配はありません。

僕が日常から山でも愛用しているコンチワの日傘は、もっとコンパクトでさらに片手で開閉を行うことができます。またユニクロの日傘と同様に骨組みをサポートするステンレスの部材も備わっているので風に強く、実際に使っているとユニクロよりしっかりとしているように思います。

モンベルの日傘は価格が高いのがネックで所有していないのですが、骨数8本で、傘の直径が98cmなのに200gは非常に軽量なモデルだと思います。

モンベルの傘の色がシルバーコーティングされているのは日傘の下の温度を下げる効果があるとされています。実際に使用している人の後ろを歩いていると、反射してギラギラするので近くを歩かないようにすることもあります。その点、ユニクロの日傘は厚くなりやすく、コンチワの日傘は内側がJIS規格試験で完全遮光100%の素材を使用しているので暑くなりづらい特徴があります。

このようにいくつかの日傘を比較してみると、特徴は様々で重量や仕舞い寸法だけでなく紫外線遮光率や、傘の下の温度なども気にすると良いでしょう。

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