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登山に持って行きたい!軽量&快適さを高めるおすすめギア【初心者〜上級者向け】

登山に持って行きたい!軽量&快適さを高めるおすすめギア【初心者〜上級者向け】

今回は 僕自身がAmazonで購入して、そして使ってよかった、登山や旅におすすめのアイテムを15個、厳選して紹介します。

登山には欠かせない基本装備から、あると快適さが一気に変わる小物まで、選ぶアイテム次第で山旅の質は大きく変わります。この記事では、僕自身が山で実際に使ってきた経験をもとに、初心者からベテランまで参考になるアイテムをご紹介します。軽量化を意識したギア、快適性を高める道具など、多角的な視点でまとめましたので、ご自身の登山スタイルに合うものを探しながら見ていただければ幸いです。

そして今回ご紹介したアイテム含めて、僕がこれまで実際にAmazonで買って「これは登山、山旅に欠かせない!」と感じたギアをまとめた 「Amazon ストアフロント」 を作りました。

Amazon ストアフロントでは、登山装備の軽量化、お勧めの食料、ファーストエイドキットに加えたいアイテムなど、カテゴリーで分けて紹介しています。動画で気になったアイテムや、さらに他のおすすめを探したい方はぜひ覗いてみてください。

エマージェンシーキットに欠かせない「UVレベルチェッカーミラー」

製品名からも分かるように、紫外線を感知すると本体の色が変化するUVレベルチェッカーと、裏側には鏡がついた商品です。

重量:8g(キーチェーン1g、ケース2gを除く)

登山に出かける時は紫外線対策として、日焼け止めを必ず塗るようにしています。日焼けをすると肌の炎症・ダメージ修復にエネルギーが使われ、さらには活性酸素が増加し体温が上昇し、脱水状態になりやすくなります。

UVレベルチェッカーがあると、どのような場所で紫外線が強いのか?ということがよくわかり、例えば登山中の休憩時にUVレベルチェッカーを確認することで、紫外線量を把握することができるとともに、日焼け止めの塗り直し忘れを防止することができます。僕は車のダッシュボードに置いてみたら、思った以上に窓ガラスのUV機能が働いていて感動しました。

そしておすすめなのか裏面の鏡なんです。例えば遭難時などにヘリコプターから発見してもらうために、鏡を使用し、太陽光を反射させてヘリコプターに「光のシグナル」を送ることができます。この時片手でピースサインを作り目標のヘリを指の間に入れます。鏡を持ち、ピースサインに光が当たるように太陽光を反射させれば狙いを絞ってシグナルを送ることができます。こちらは「警視庁警備部災害対策課」でも案内されている方法なので覚えておいてください。

足への負担軽減の改善が期待できるインソール「SUPERfeet All-Purpose」

登山用インソールには様々なものが販売されていますが、個人的に最も気に入っているのがSUPERfeetのインソールです。そして日常から愛用しているシューズにも、トレイルランニングシューズにも、登山靴にもこのインソールを入れて歩く、走るの安定性を高めています。

このインソールがあるかないかは個人的見解がありますが、僕の場合は衝撃吸収力と安定感が変わり足腰への負担が軽減されます。これは岩場が多い登山道を長距離、重い荷物を背負って歩いてる時に、山荘に着いた時の足の疲れ、2日目の体のパフォーマンスに大きな違いが見られ、今では手放せないアイテムになっています。

既存のインソールと比べると、以下の3つの点に大きな違いがあります。

  • かかとの脂肪層を包み込み足本来の衝撃吸収機能を最大限に吸収
  • アーチではなく、内くるぶしの下あたりの載距突起(さいきょとっき)にサポート感があり足本来の動きを作り出す
  • 高密度フォームで作られたトップシートと硬質スタビライザーが足骨格の形状維持をし、安定した足の機能を導き出す

この3つの特徴は特許取得がされており、他のインソールでは真似できなく、また医学的背景を持ったインソールなので個人的に信頼があり、今では手放せないアイテムの一つになっています。

48gと軽くフィット感にも優れた軽量ヘッドライト「NITECORE NU 25 MCT UL」

今でも愛用しているペツルのヘッドライト「アクティックコア」が重量が実測で83g、最近買い替えたNITECORE NU 25 MCT ULが実測で48g、その差は35gですが、頭につけているとこの軽さは快適性に大きな違いをもたらします。

充電はUSB-Cの充電が可能なので、スマホの充電ケーブルを活用できます。

直感的に使えるボタン操作も特徴で、大きなボタンを2回押すと明かりがつき、6、60、200、400ルーメンの光量調節が可能です。明かりがついた状態で小さなボタンを押すと、「電球色」、「温白色」、「昼白色」と光色の変更が可能です。6ルーメンで約45時間、60ルーメンで約13時間、200ルーメンで約5時間、400ルーメンで約2時間40分の連続使用ができます。

表を見るとわかりますが、カンデラ(cd)は光源から特定方向への光の強さ(光度)を表す単位ですか、もっとも明るい400lmで132mまで明かりが届きます。月明かりが届かない暗闇では400ルーメンを使用し、そうでない場合は200ルーメンで十分です。

電源が消えた状態で小さなボタンを長押しするとレッドライトモードになります。レッドライトモードとは、暗い場所で眩しさを抑えながら周囲を確認できる機能です。例えば、夜中にトイレへ行くときや、周りの人が眠っている環境で動くときに役立ちます。

小さなボタンを2回押すと、モールス信号でSOSを発信することができ、もう一度押すとビーコンモードとスローフラッシュモードに切り替わり遠距離から自分の居場所を視認させることができます。

ストラップは反射糸が使用されており背後からの視認性を高めているとともに、頭にピタッとフィットし痛くなるようなことはありません。付属の収納袋を使えばランタンとして使用が可能です。

山小屋泊、テント泊に欠かせない耳栓「Moldex 8種お試し耳栓」

睡眠の質によって次の日の行動パフォーマンスが大きく変わります。だから他人のいびき、物音や足音で目が覚めてしまわないように耳栓は必ず持ち歩くようにしています。様々な耳栓が出ていますが、僕はモルデックスの耳栓が大好きで、快適性とぴったりとした装着感、継続して使用していても痛くなりづらい柔らかいフォーム素材、また第三者機関のテストにおける業界最高の遮断値が特徴です。

モルデックスの発泡ウレタン製使い捨て耳せんは、全部で8種類販売されており、ウレタンフォーム素材、形状がそれぞれ異なります。どのモデルが自分の耳に合っているのかわからないと思うので、最初はMoldex8種お試し耳栓で試すのがおすすめです。

嬉しいのはケースが1個ついているので気に入った耳栓を山に持って行くのに便利です。ちなみにケースの重量は5g、耳栓ワンペアの重量は1gちょっとです。

山小屋泊、テント泊に欠かせないアイマスク「VENEX リカバリーウェアアイマスク」

耳栓の流れでもう一つ睡眠の質を向上させるアイテムにアイマスクがあります。このアイマスクはPHTと呼ばれるナノプラチナなどの鉱物を繊維1本1本に練り込んで開発した特殊素材で、化学の力で休養をサポートするリカバリーウェアと紹介されています。

実際に使用してその力があるかどうかは正直よくわかりませんが、柔らかいつけ心地と、程よいストレッチ性のあるニット素材。また目元を優しく包み込んでくれる中綿入りで、就寝時に邪魔に感じることがないアイマスクです。重量は13gで、装備に加えやすい軽さです。

199gの晴雨兼用の日傘「ワンタッチ自動開閉konciwa」

以前動画でも紹介したkonciwaの晴雨兼用の日傘は、重量が袋なしで199g、折りたたんだ時の長さは約26cmとコンパクトで持ち歩きやすいアイテムです。軽量な日傘と呼ばれるものが190g前後なので、大差ない重さです。

この日傘が便利なのは、グリップ部分に取り付けられたボタンを押すことで自動開閉することです。この仕組みを一度味わうと両手を使わなくて済むのがほんと楽で、片手が塞がっていても素早く日傘をさすことが可能です。

日傘の直径は約97cmで、傘をさした状態で木々の間を抜ける時にちょうど良いサイズ感です。

暑い日の雨天時に、樹林帯でもレインウェアを着用しなければいけないシーンは容易に想像できます。この時にレインウェアを着用せず傘をさすことで、とにかく涼しく歩くことができるのでめちゃくちゃ快適です。これからは晴雨兼用の日傘が登山の必須装備になるのではないか?と思うようになっています。

安心感が圧倒的に違うコンパクトな熊よけスプレー「TW-1000ペッパージェット」

2025年はとにかくクマのニュースが多い1年だと思います。実際に調べてみると例年の3倍以上熊被害が報告されており、熊対策は事前調査、行動プランの確認、道具においては熊鈴、熊よけスプレー、笛、爆竹などの道具を準備するようにしています。熊よけスプレーを持ち歩く時は機内持ち込みができないこと、飛距離は風向きにもよりますが約4〜6m程度であること、噴射時間は今回紹介するモデルで40ml、約8秒です。

TW-1000ペッパージェットだけでなく、熊よけスプレーというのは大した飛距離ではないので、クマが目の前にきて初めて噴射する最終手段に使うという位置づけで考えなければいけません。また40mlで約8秒噴射ということも覚えておく必要があります。

僕の場合は出会い頭でクマと遭遇する可能性がある林道や登山道で、右手にトレッキングポール、左手にクマよけスプレーを持って歩くようにしています。重さは70g、手におさまる大きさで、これがあれば大丈夫というより、ないよりある方がマシ程度の位置づけで装備に加えています。今までの経験だと笛や爆竹の効果が高いという印象があります。

必要最低限のツールが詰まった「ビクトリノックス マルチツール クラシック ALOX」

クラシック ALOXの重量は17gです。ALOXはエンボス加工が施されたアルミニウムのことをいい、軽量なだけでなく指馴染みがよくツールを引き出しやすい素材です。

ツールには包帯やテープなどを切る時に使うハサミ、糸や布などをカットする時に便利なナイフ、爪やすりと、爪やすりの先端についた2.5マイナスドライバーと必要最低限のツールが備わっています。以前はハサミやナイフは単体で持っていて重量が約50g程度だったのですが、これらをやめてビクトリノックスのクラシックに変えて装備の軽量化を行うことができました。

10,000mAhの容量で軽量で使いやすいモバイルバッテリー「VOLTME」

VOLTME(ボルトミー)というメーカーは数多くの有名ブランドに製品を供給している会社で、この技術と経験を生かした独自ブランドに位置付けられます。10,000mAhの容量で実測183gは非常に軽量なモデルだと思います。

デザインにも特徴があり、USB-Cケーブルが内蔵されており、ケーブルを忘れても安心です。ケーブルが内蔵されていますが入出力可能なUSB-Cポート、出力のみのUSB-Aポートが備わっているので3台同時充電も可能です。

またパススルー機能が備わっているので、例えば旅行先でモバイルバッテリーに充電をしながら、モバイルバッテリーからスマートフォンに充電をすることができます。コンセントが少ないとか、ケーブルが足りないときにこの機能はとても便利です。

このモバイルバッテリーのタイプCポートはパワーデリバリーの充電規格に対応しており最大20Wで出力が可能です。USB-AポートにおいてはQC3.0急速充電に対応しているので、最大22.5W出力で急速充電が可能です。

たくさん写真を撮影したい、動画撮影もしたい、2人で1つのモバイルバッテリーとしたい、そんな登山プランの場合は10,000mAhの容量のモバイルバッテリーがあると安心です。

時間の確認だけできればいい時はコレ!「カシオのアナログウオッチ」

重量は23g、時計本体の直径は約3.5cm、とにかくミニマムで時間と曜日の確認ができる時計です。標高が高い登山では現在地の確認として標高データを確認することは重要なのですが、自分が知っている里山や、ハイキングなどを散歩するような感覚で歩く時には、この軽量でコンパクトな時計が重宝します。

ストラップは樹脂素材で保水することなく、日常生活用防水が備わっており雨が降っても安心です。カシオコレクションの中には様々な時計がありますが、長年デザインが変わらないこの定番モデルは飽きがなく、気に入っています。登山だけでなく普段使い、旅行にも重宝します。

これだけあれば固形燃料でお湯が沸かせる「固形燃料必須アイテム4種」

燃料がガスの場合は、OD缶の平均重量が約192g、軽量なガスストーブが67g、合計で259g

固形燃料の場合は、500mlのお湯を2回沸かすことを想定して、Esbitの固形燃料ミリタリー1つが15g×2個+予備1個=45g、五徳にEsbitのチタニュームストーブで14g、風防にTOAKSのチタニウム・ウィンドスクリーンで16g、合計で75gです。

その差は184gです。りんご1個、中くらいの玉ねぎ、卵約4個、これらが200gぐらいなので、固形燃料にするとだいぶ軽くなるし、装備をコンパクトにすることができます。

ガスストーブから固形燃料に変える時は「ちゃんとお湯を沸かすことができるだろうか、すごく心配」と考えていましたが、一度使ってお湯を沸かすことを覚えてしまえば、なぜ今まで固形燃料を使っていなかったんだろうか?と後悔すると思います。最初固形燃料でお湯を沸かすことに不安を感じる場合は、少し多めに固形燃料を持っていくことをおすすめします。

また固形燃料は風に弱いので必ず風防が必要です。風が少ない場所でお湯を沸かすようにすることも大事です。

また固形燃料に火をつけるときはエバニューのアルコールボトルを使って、アルコールを固形燃料にかけてしまいます。こうすることで一発で固形燃料を燃やすことができます。

固形燃料は標高が高くなっても燃焼力が落ちづらいEsbitのスタンダードを使っています。これはブリスターバックと呼ばれるパッケージの中に固形燃料が入っているので濡れないこと、僕が使っているEsbitの固形燃料ミリタリー1つが14gで、このタブレット1つで約12分燃焼します。風がない場所で500mlのお湯が約7分30秒で沸騰します。実際に山で使用すると約10分でお湯が沸く印象です。

高速バス、飛行機移動にしっかり就寝できる枕「シートゥサミット エアロプレミアムピロー」

シートゥサミットのエアロプレミアムピローは本体67gケースが20g、合計実測で87gと非常に軽量なのにも関わらず寝心地が最高です。プレミアムという名前がつくように高さが12cmあり、首を曲げなくともしっかりとサポートしてくれます。

素材は非常にソフトな肌触りのポリエステルストレッチニットで、使っていても音が全然しない気持ち良い肌触りです。空気を入れる場所には2段階のバルブが備わっており、空気を入れている最中に空気が抜けることがありません。さらにパンパンに空気を入れた後ミニバルブを使って細かく排気ができて枕の硬さや高さを微調整することができます。

さらにバルブを元から抜けば素早く空気を抜くことができます。

空気を入れた後首にフィットさせ、首の前でスナップボタンを止めればしっかりと首にフィットさせた状態で気持ちよく就寝ができます。このスナップボタンは3段階で調整することができるので、子供から大人の女性、男性まで活用することができます。登山用の枕としても活用することができ、遠征登山や高速バスを活用しての登山でとても便利です。

今回ご紹介した15個のアイテムは、どれも登山を快適にしてくれる心強い相棒です。
でも、Amazonにはまだまだ山で役立つギアがたくさんあります。

実際に僕が使って「これは良かった!」と感じたアイテムを、Amazon ストアフロントにまとめてありますので、ぜひチェックしてみてください。
軽量ギアから便利な小物まで、ここでは紹介しきれなかったものもたくさん並んでいます。

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