ついに2026年が始まった。まだ一週間も経たないがすでに新年という実感が薄れている。
今年の始まりはかなり気持ちよく滑り出せたのではないか。
久しぶりに実家に帰れたし、1月2日には弟と雪山に行けた。1月5日には彼氏と一緒に金時山で富士山を見たのち初詣をし、大吉のおみくじを引いた。
すでに2回も動画も更新できたし、12月から再開した5キロランもきちんと続けている。Noteの更新はこれで4本目だ。
新しい本を読み始めたし、映画も一本観た。素晴らしくないか?
ショック療法
JPでの登り初めは1月4日。山梨県の三ツ峠山で迎えることにした。
昨年私たちは山梨にいい思いがなかった。高速道路でタイヤがパンクしたのも山梨だったし、2025年始にご来光を拝もうと向かった先で心霊体験をしたのも山梨だった。
山梨怖い。自分たちで自分たちに呪いをかけるようにそんな印象を持ってしまっている。山梨に行くとなんか起こる気がする。
でもそんなことを言っていては、今後山梨にある素晴らしい山々に行きたいと思うたび、どんよりすることになってしまう。
この新年明けたタイミング、山梨怖い病を払拭するためにも、今回はドキドキしながらも三ツ峠山をチョイスしたのだ。
初日の出ではないけれど、朝日に照らされた富士山が見たい。一富士二鷹三茄子、一富士を押さえておけば1年問題ないでしょう。
山梨での朝駆けとなるとどうしても昨年の心霊体験のことが思い起こされる。あの時のことNoteに書いておきたかった。
三ツ峠山へ
2時半に起きて山梨へ向かう。6時50分に出てくる予定の太陽を見守るのだ。
ジュンが車に乗ってきた時「あけましておめでと〜」と言っていた。そうか、あけましておめでとうなのか。安達太良山に行った日から一週間も経ってないし、全然そんな感じがしないな。
とはいえお互い年末休みを過ごしていたため、会ってない間はそれぞれ密度の濃い時間だった。たった5日やそこらとは思えないほどお互いいろんなことがあり、話がはずむ。
二人ともこの間に1〜2回ずつ山に行っているわけだ。これじゃ相当山が好きな人みたいじゃないか。早起きだったが、眠くなる余地もなくインターまでたどり着いた。
ここからがドキドキの山道だが、駐車場まで残りあと5分となったところで凍った道が現れ始め、怖くて登れなくなってしまった。
「ここまでか、、?降りて山変えするか、、?」など作戦会議する。
正直登れそうな道ではあるが、山梨怖い病がまだ治っていないため、なんか起こりそうな気がして怖いのだ。
「ここに駐車して歩こう。」
幸い止まったのがちょっとした駐車場のような広いスペースだったので、登山口までの5分は自分たちの足で歩くことにした。
しばらく歩くとたった一台、通りがかる車が。「乗せていきましょうか?」とのこと。いいんですか!???
地元の方で、凍った山道での運転は慣れていそうだった。
本当に嬉しかった。諦めて下山しなくてよかったんだ。うちらは今日ご来光が見られる。
私たちを気遣ってくれたこの運転手さんと途中までご一緒させていただくことになった。あわよくば帰りも乗せようとしてくれていて優しすぎる。
日の出
だんだんと東の空が明るくなってくるが、凍った登山道は普段より歩きづらい。加えて正月で大きくなった体が重たい。
私がモタモタしている間にジュンはどんどん先へ進む。後から聞いたら体が軽くて仕方なかったそうだ。なんで?羨ましいんですけど。
前日1月3日がスーパームーンだったそうで、1月3日の夜が明けた後の今も月がめちゃくちゃでかい。山の上に真っ白い雪が浮かんで花札のようだ。
木の間から見える薄ピンク色の空がゆめかわいい。朝焼けの色だけは写真にうまく映らないのだ。
平坦だが登りづらい道を一生懸命歩いて、三ツ峠山荘の展望台に到着した。
ここに着いた時ジュンの姿がなくて、足が止まらなすぎてさらにその先に行ってしまったのかと思って怖かった。置いていかれることが怖いのではなく、タガが外れてしまっていることへの怖さである。
ジュンが後ろか先かどちらにいるのかわからないので「ジュン〜」と360度回転しながら呼んでみた。すると後ろからジュンの姿が。
下にも写真が撮れそうな場所があり、そこで撮影をしていたんだと。よかった。

ところでこの場所で見る富士山のなんとも素晴らしいこと。
空には雲ひとつなく、左側から昇る朝日に照らされた富士山はさながら絵画のよう。青かった背景が徐々にピンク色になっていく。
残念ながら日の出の瞬間は見られなかったが、私的にはそこはどうでもよかった。不純物のない澄んだ空気の先にある富士山は私たちだけのためにそこに存在してくれているようで、手を合わせれば心の中の声も届きそうだ。
今年も健康で、人間関係に恵まれ、温かい一年を送れますように。
静岡に勤めていた時、毎日富士山の様子を見ては、日によって結構違うんだなと驚いた。意外と簡単に雪が溶けるし、真っ白い富士山は稀だった。
今目の前にある富士山は、美しく雪がつき、このまま掛け軸にすべきディテールだ。
これは絵にした方がいいな。
期待していた山頂は気に遮られて「気持ちよく富士山!」とはいかず。
結局下山までで見た中でこの山荘付近で見た富士山が一番おめでたかった。
山梨への恐怖も払拭され、2026年が始まる。


