「せっかくの山行なのに、顔の周りをブヨがブンブン…」「気づいたら腕が真っ赤に腫れ上がっていた」そんな経験、一度はありませんか?
夏山シーズンに入ると急増するのが、虫による被害。対策を知らずに山に入ると、登山中の不快感どころか、帰宅後1週間以上かゆみや腫れに悩まされることも珍しくありません。
この記事では、虫除け対策を「服装」「スプレー」「補助グッズ」の3層防御フレームで徹底解説。「結局どれを買えばいいの?」という方のために、3層別におすすめ対策グッズ10点も厳選紹介します!
登山の虫除け対策、結論はコレ!

まず最初に結論からお伝えします。登山の虫除け対策で鉄板なのは、次の3つの組み合わせです。
- ① 長袖・長ズボン+明るい色の服装で、物理的に肌を守る
- ②「ディート30%」または「イカリジン15%」配合のスプレーを露出部分にしっかり塗布
- ③ 森林香や防虫ネットなどの補助グッズで、休憩中・テント泊時のストレスを減らす
スプレーだけに頼るのはNG。ブヨやアブは服の上からでも噛んでくることがあり、マダニは草むらを歩くだけで付着します。「服装」「スプレー」「補助グッズ」の3層防御こそが、山で刺されないための最短ルート。
とはいえ、「ディートって安全なの?」「子どもにも使える?」「ブヨに刺されたらどうする?」など気になるポイントは盛りだくさん。ここから先で、ひとつずつ丁寧に解説していきますね。
登山で遭遇する"危険な虫"6種類を知っておこう

対策の前に、まずは敵を知ることから。登山中に遭遇する可能性が高い6種類の虫を押さえておきましょう。それぞれ刺され方も症状もバラバラ。ひとくくりに"虫除け"と言っても、相手によって正解が変わります。
ブヨ(ブユ):夏山最大の敵、激しいかゆみが1週間続く
ブヨは標高の高い渓流沿いや湿地帯に多く生息する、体長3~5mmほどの小さな黒い虫。蚊のように針で刺すのではなく、皮膚を"噛みちぎって"出血させ、血を舐める吸血方式なのが厄介。刺されたときはチクッとする程度でも、数時間後から猛烈なかゆみと腫れが襲ってきて、1週間~10日間も悩まされることがあります。活動時間は早朝と夕方、気温18~28℃あたりがピーク。沢沿いでテント泊する登山者の大敵です。
アブ:黒い服に突進してくる吸血の大型機
アブはブヨよりひと回り大きな1~3cmの大型吸血虫。黒っぽい色や動くものに反応して突進してくるため、登山靴やダークカラーのウェアを狙ってきます。噛まれると強い痛みとともに腫れ、人によっては大きなコブ状の炎症になることも。真夏、標高800~1,500m付近のブナ林や林道で特に多く見られます。
蚊(ヤブ蚊):低山・樹林帯では油断禁物
「山に蚊なんていないでしょ?」と思いがちですが、低山や樹林帯にはしっかりヤブ蚊が生息しています。特にヒトスジシマカは日本脳炎やデング熱を媒介する可能性もあり、無視できない存在。刺されるとかゆみが数日続き、寝苦しい夜を過ごすことになります。
マダニ:感染症リスクNo.1、最も警戒すべき虫
マダニは草むらや藪、笹原に潜んでいて、通りかかった動物や人にくっつく吸血ダニ。噛まれてもほぼ痛みやかゆみを感じないため、知らないうちに血を吸われ続けているケースが多いです。怖いのは感染症。SFTS(重症熱性血小板減少症候群)やライム病など、命に関わる病気を媒介することがあります。見つけても絶対に手で引き抜かず、皮膚科や医療機関で除去してもらうのが鉄則です。
ヤマビル:血が数時間止まらない吸血ヒル
ヤマビルは湿度の高い樹林帯や沢沿いに生息する吸血生物で、丹沢・鈴鹿・紀伊半島あたりが特に有名。靴の隙間から侵入し、気づいたら血が滴っていた…というパターンが定番。ヒルの唾液には血液凝固を防ぐ成分が含まれているため、数時間血が止まりません。ヤマビル専用の忌避スプレーや、スパッツ(ゲイター)で靴周りをブロックする対策が有効です。
スズメバチ:刺されたら命の危険も、近づかないが最大の防御
スズメバチは虫除けスプレーでは対処できない"別格"の存在。特に8~10月は攻撃性が増し、巣に近づくと威嚇・刺傷のリスクが一気に高まります。刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあり、登山者の死亡事故も毎年発生しています。対策は「黒っぽい服・香水・整髪料を避ける」「見かけたらすぐ低姿勢で離脱」の2点。虫除けスプレーに頼るよりも、近寄らない勇気が命を守ります。
登山用虫除けスプレーのメリット・デメリット

「そもそも虫除けスプレーって本当に効くの?」「肌に悪影響はない?」という声も多いです。登山シーンで使う場合のメリット・デメリットを、初心者目線で整理しておきましょう。
メリット:1本で"刺される確率"が激減する
- 軽量・コンパクトでザックのサイドポケットに入る
- 露出部分にシュッと吹くだけで、数時間は虫が寄り付きにくくなる
- ディート30%タイプなら、ブヨ・アブ・マダニ・ヤマビルまで幅広くカバーできる
- 1本1,000~1,500円程度とコスパが高く、シーズン中ずっと使える
デメリット:過信は禁物、汗で流れる・素材を傷める
- 汗で流れやすく、2~3時間おきの塗り直しが必要
- ディートは化学繊維(ポリウレタン・合皮)を溶かすことがある
- 高濃度タイプは12歳未満には使えない、ニオイがきつい
- スズメバチやマダニの"吸血前の侵入"は防げない
つまり、スプレーは"魔法のアイテム"ではなく、"最も効果的なベース対策"という位置付け。服装や補助グッズと組み合わせてこそ、本当の威力を発揮します。
登山での虫除けスプレー 正しい使い方・NGシーン

使い方の基本:露出部分+服の上から15cm離して吹く
スプレーは顔・手・首・足首など露出した肌に直接吹くのが基本。顔は一度手に吹きかけてから塗り広げるのが安全です(目や口に入らないように)。忘れがちなのが「ズボンの裾」「靴下の上」「帽子のツバ」などの服の上から吹くパート。ブヨやアブは服の薄い部分から噛んでくるので、生地の上からでもしっかり塗布しましょう。距離は15cmほど離し、2~3秒かけて均一にスプレーするのがコツ。
塗り直しタイミング:汗をかいたら2~3時間ごとに
パッケージには「6~8時間持続」と書かれていても、登山中は汗と摩擦で効果が半減します。目安は「2~3時間に1回」または「大きく汗をかいた休憩時」。小休止のタイミングで、水分補給と一緒にスプレーし直す習慣をつけておくと安心です。
子どもへの使用:年齢別の"安全ライン"を守ろう
子連れ登山でありがちな失敗が、大人と同じディートスプレーを子どもに吹きかけてしまうこと。以下の目安を守って、安全に使いましょう。
- 生後6ヶ月未満:ディート・イカリジンともに使用NG。物理的防御のみ
- 6ヶ月~2歳未満:ディートは1日1回まで、イカリジンは回数制限なし
- 2~12歳未満:ディートは1日1~3回まで、イカリジンは制限なし
- 12歳以上:どちらも大人と同じ使用可能
迷ったら、子どもにはイカリジン15%一択でOK。安全性が高く、親が子どもに使うタイミングを気にせず済むのが大きな魅力です。
NGシーン:こんな時はスプレーだけじゃダメ
- ヤマビル地帯(丹沢・鈴鹿など):通常の虫除けでは効果が弱い。ヤマビル専用スプレー+ゲイターが必須
- スズメバチシーズン(8~10月):スプレーは効果なし。黒い服・香水を避け、出会ったら離脱
- マダニの多い藪漕ぎ:スプレー+長袖長ズボン+帰宅後の全身チェックまでセットで実施
失敗しない登山用虫除けの選び方|3つのポイント

Amazonや登山用品店で虫除けを探すと、数え切れないほど出てきて迷いますよね。ここでは、これだけ押さえれば失敗しない"3つの選び方ポイント"に絞って解説します。
ポイント①:山のタイプで成分を選ぶ
本格的な夏山・テント泊・沢登りなど、虫が多いフィールドに行くならディート30%。ファミリーハイクや低山日帰り、子連れ登山ならイカリジン15%。敏感肌・香りNG・衣類保護を優先するなら、天然ハーブ系のハッカ油スプレー。"行く山の環境"で成分を選ぶのが正解です。
比較項目 | ディート30% | イカリジン15% |
効果のある虫 | 蚊・ブヨ・アブ・マダニ・ヤマビル・サシバエ・ノミ他 | 蚊・ブヨ・アブ・マダニ |
持続時間 | 約5~8時間 | 約6~8時間 |
年齢制限 | 12歳未満は使用回数制限 | 制限なし(赤ちゃんOK) |
衣類への影響 | ポリウレタン・合皮を溶かすことあり | 影響少ない |
ニオイ | やや薬品臭 | ほぼ無臭 |
こんな人に | 本気の夏山・テント泊・沢登り | 子連れ登山・敏感肌・ライトハイク |
ポイント②:容器タイプは"ミスト"か"ジェル"が登山向き
虫除けにはエアゾール(ガス噴射)、ミスト(ポンプ)、ジェルの3タイプがあります。登山でおすすめはミストかジェル。エアゾールは気圧変化で漏れる可能性があり、高山には不向きです。ジェルは顔・首に均一に塗れるため、特にブヨ対策に効果的。ザック内で漏れる心配もありません。
ポイント③:容量は50~80mlの"携帯サイズ"を選ぶ
200ml級の大容量ボトルは家族キャンプ向け。登山では50~80mlのコンパクトサイズが正解です。軽量で、サイドポケットや腰ベルトに収まるサイズ感なら、休憩のたびにサッと塗り直せます。1泊2日~2泊3日の縦走なら、80mlタイプ1本でちょうど使い切れる計算です。
スプレーだけに頼らない!登山虫除けの"3層防御"

ここまでスプレーを中心に解説してきましたが、本当に強い登山者は"3層の防御"でリスクを徹底的に下げています。その3層とは、①服装、②スプレー、③補助グッズ。スプレーは選び方の章で詳しく解説したので、ここでは①服装と③補助グッズの考え方を整理します。
服装:長袖・長ズボン+明るい色で"狙われない体"を作る
アブやブヨは黒・紺・赤などの濃い色に反応して寄ってきます。ベージュ・白・ライトグレーなど明るい色のウェアに変えるだけで、被害が目に見えて減ることも。また、長袖長ズボン+ゲイター(スパッツ)で物理的に肌を覆うのが一番確実。通気性の良い夏用長袖でも、肌の露出を8割減らせます。
夏山の長袖選びで失敗しないコツは「メリノウール+明るい色+通気性」の3点セット。メリノウールは汗冷えしにくく、ニオイも抑えられるので、化繊シャツ独特のベタつき・臭いストレスからも解放されます。
のちほど紹介する山旅オリジナルの「UL ハイブリットメリノ LS シャツ」「バックメッシュ・アクティブメリノ LS ティー」は、まさにこの条件を満たした"夏山特化型"の長袖。第1層の鉄板アイテムとしてチェックしてみてください!
補助グッズ:森林香・おにやんま君・防虫ネットで"最後の砦"
休憩中やテント泊時の"じっとしている時間"が、実は最も虫の攻撃を受けやすいタイミング。スプレーが汗で流れてきたタイミングと重なると、ブヨやアブの集中砲火を受けることも。
パワー森林香(携帯蚊取り線香)、おにやんま君(虫の天敵を模したブローチ)、防虫ネット(顔の物理防御)など、"動かないシーン"に強いグッズを1つは常備しておきましょう。次のセクションで具体的なおすすめ商品を3層別に紹介します。
【3層別】登山用虫除け対策グッズおすすめ10選
ここからは、実際に登山者から支持されている対策グッズ10アイテムを「第1層:服装」「第2層:スプレー」「第3層:補助グッズ」の3層フレームで紹介します。各層から最低1つずつ揃えると、虫対策の"穴"がなくなりますよ。
【第1層:服装】"狙われない体"を作る山旅メリノ2点
〜"虫を寄せ付けない"明るい色×ULの究極ベースレイヤー〜『山旅 UL ハイブリットメリノ LS シャツ』

山旅オリジナルの軽量メリノウールシャツ。アブやブヨが反応しにくい明るい色展開で、長袖なのに通気性抜群の山専用設計です。メリノウールならではの調湿機能で汗冷えしにくく、夏山の樹林帯から沢沿いまで「肌を出さずに快適に過ごす」を叶えてくれる1枚。物理的な防虫+着心地の両立が、このシャツの最大の真骨頂。ULクラスの軽さで縦走にも持っていきやすく、化学スプレーへの依存度をグッと下げられます。
重量 | 201g |
価格 | ¥24,970 |
素材 | 77% virgin wool, 23% polyester |
サイズ | M, L |
カラー | 3色展開 |
【こんな人におすすめ!】
- 化学スプレーになるべく頼りたくない人
- 夏山で長時間樹林帯を歩く人
- 1着で複数日着回したい縦走派
〜"汗冷えゼロ"の夏山特化長袖〜『山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ LS ティー』

背中と脇下にメッシュ素材を配し、激しく汗をかくシーンでもムレずに快適。前身頃はメリノウールで肌ざわりも◎。「夏に長袖は暑い」というイメージを覆してくれる、汗っかきの登山者にこそ刺さる1枚です。明るい色を選べば、ブヨ・アブの標的になりにくいというメリットも。ヤマビル地帯では肌の露出を最小限にすることが第一防御なので、"暑くて長袖は無理"を解決してくれるこのTシャツは、まさに夏山の救世主。
重量 | 140g |
価格 | ¥14,960 |
素材 | 50% merino wool、50% polyester |
サイズ | XS, S, M, L |
カラー | 2色展開 |
【こんな人におすすめ!】
- 汗かきで夏の長袖は無理…と諦めていた人
- ヤマビル地帯で肌の露出を最小限にしたい人
- 化繊シャツ独特のニオイが気になる人
【第2層:スプレー】成分別に揃える鉄板5本
〜"子どもも大人もコレ1本"のオールラウンダー〜『フマキラー 天使のスキンベープ ミスト プレミアム』
![[SKIN VAPE] Tenshi no SKIN VAPE MIST Premium [contains Icaridin] 60 mL](https://admin.yamatabitabi.com/api/image/proxy?url=https%3A%2F%2Ffumakilla.jp%2Fproducts%2F2024%2F01%2F23_angelSVmist_renew_60mL.jpg&w=1280&h=960&q=85&f=webp)
「結局どれを買えばいいの?」と聞かれたら、まずはコレ。イカリジン15%配合で、蚊・ブヨ・アブ・マダニをしっかりブロック。無臭タイプでベタつかず、年齢制限なしで赤ちゃんから使えるのでファミリー登山にもぴったりです。60mlの携帯サイズもラインナップされていて、登山者の定番として不動の地位。迷ったらこの1本で間違いなし。
価格 | ¥583(参考) |
内容量 | 60mL |
虫除け成分 | イカリジン15% |
タイプ | ミスト |
【こんな人におすすめ!】
- 初めて登山用虫除けを買う人
- 子連れ登山のファミリー
- ニオイやベタつきが苦手な人
〜"ディート30%最強クラス"の夏山定番〜『アース製薬 サラテクト リッチリッチ30』

ディート30%配合の高濃度タイプ。持続時間は約8時間と長く、朝イチに塗れば昼過ぎまでほぼ無補給でOKというロングランな頼もしさが売り。ブヨ・アブ・マダニ・ヤマビル・サシバエと、山で出会う主要な吸血虫をほぼ網羅。真夏の縦走やテント泊に1本持っていけば、安心感が段違いです。※高需要のため店頭品薄になりがち。早めの確保がおすすめ。
価格 | ¥932(参考) |
内容量 | 200mL |
虫除け成分 | ディート30% |
タイプ | スプレー |
【こんな人におすすめ!】
- 真夏の本格的な夏山・縦走をする人
- 沢登り・テント泊など虫の多いフィールドに行く人
- 塗り直しの手間を極力減らしたい人
〜"天然ハーブの香りで守る"オーガニック派の定番〜『パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー エクストラ』

オーストラリア生まれの天然由来スプレー。シトロネラ・レモンユーカリ・ペパーミントなどの精油を配合し、ディートフリーのナチュラル仕様。森の中にいるような清涼感のある香りで、ストレスフリーに使えるのが魅力。累計130万本突破の大人気シリーズで、新版「エクストラ」はニアウリ精油を新配合。赤ちゃんから使えるので、ファミリー登山にもばっちりです。
価格 | ¥1,870 |
内容量 | 100mL |
虫除け成分 | 天然成分 |
タイプ | ミスト |
【こんな人におすすめ!】
- 敏感肌・アトピー肌で化学成分を避けたい人
- 香り重視で選びたい人
- ライトハイク・森林浴メインの山行
〜"コスパ最強"のDIY派おすすめ〜『健栄製薬 ハッカ油Pスプレー』

昔ながらのハッカ油を水とエタノールで薄めて使う、定番中の定番。メントール系の清涼感で、夏場は塗るだけでひんやり爽快。ただし揮発が早く、1~2時間で効果が切れるので、"ディート系との併用"が現実的です。10mLの携帯スプレータイプのほうが、自作する手間もなく持ち運びもラクなのでおすすめです。
価格 | ¥591(参考) |
内容量 | 10mL |
虫除け成分 | ハッカ油 |
タイプ | ミスト |
【こんな人におすすめ!】
- 家族みんなでシェアしたい・コスパ重視の人
- 夏の暑さ対策も兼ねたい人
- 化学成分が苦手・敏感肌の人
〜"丹沢・鈴鹿の常連さん"御用達の専用スプレー〜『イカリ消毒 ヤマビルファイター』

丹沢や鈴鹿などヤマビル地帯に入るなら、通常の虫除けでは力不足。ヤマビルファイターは、ヒルが嫌う忌避成分(ディート12%)を配合した専用スプレーで、登山靴・ゲイター・ズボンの裾に吹きかけて使います。効果は約1週間持続、衣類への塗布がメインなので肌への負担も少なめ。1本持っているかいないかで、"ヒル地獄"と"平和な山行"が分かれるほどの効果。エキスパートほど手放せない、いぶし銀の名品です。
価格 | ¥1,136(参考) |
内容量 | 135mL |
虫除け成分 | ディート12% |
タイプ | ミスト |
【こんな人におすすめ!】
- 丹沢・鈴鹿・紀伊半島エリアの登山者
- 梅雨~夏の湿った樹林帯を歩く人
- ヤマビルに一度でも泣いたことがある人
【第3層:補助グッズ】じっとしている時間を守る3アイテム
〜"登山者御用達の携帯蚊取り線香"ブヨ・アブに強い〜『富士錦 パワー森林香』

スプレーだけじゃ物足りない人に推したいのが、登山者のあいだで絶大な支持を集める"パワー森林香"。通常の蚊取り線香よりも煙が強く、ブヨ・アブ・ヤブ蚊にしっかり効きます。専用の携帯防虫器(ホルダー)を腰に下げれば、休憩中はもちろん歩きながらでも使用可能。テント設営時や沢での焚き火タイムに1箱あると、虫ストレスがまるで別世界に変わります。
【こんな人におすすめ!】
- テント泊・沢登りでしっかり防御したい人
- スプレーだけでは不安な本気勢
- 焚き火+蚊取り線香の雰囲気も楽しみたい人
〜"アブ・ブヨが逃げる"ネイチャー系ブローチ〜『おにやんま君』

「本当にそんなので効くの?」と半信半疑で買う人が続出、そして見事にリピーターになる不思議な逸品。アブやブヨの天敵である"オニヤンマ"を模したリアルなブローチで、ザックやハットに付けるだけで虫が避けていきます。殺虫剤・忌避剤ゼロ・持続時間も関係なし、という異色のグッズで、累計100万個突破の大ヒット商品。SNSでは「パワー森林香+おにやんま君+スプレーの三種の神器で完璧」と話題です。
【こんな人におすすめ!】
- アブ・ブヨに特に悩まされている人
- 化学成分を極力減らしたい人
- 話のネタにもなるグッズが好きな人
〜"顔のブヨ攻撃"を物理シャットアウト〜『防虫ネット(モスキートネット)』

帽子の上から被るだけで、顔周りをネットで完全防御できる伝統派アイテム。ブヨが顔の前をブンブン飛ぶストレスから一気に解放されます。重量はわずか30g前後、500円~1,500円で買える手軽さで、ザックに1枚入れておけば"もしも"の時に重宝します。テント泊の夕食タイムや、沢沿いの小休憩にこそ真価を発揮します。
【こんな人におすすめ!】
- 顔まわりに虫が群がるのがとにかくストレスな人
- テント泊・沢登りをする人
- 軽くて安いお守り的アイテムが欲しい人
それでも刺されたら?登山中の応急処置マニュアル

どんなに対策しても、山ではゼロにはなりません。刺されたあとの初動で、その後のかゆみ・腫れの大きさが変わります。
ブヨ・アブ・蚊に刺された場合:冷却+ステロイド軟膏
まずは水場や保冷剤でしっかり冷やすこと。ブヨ・アブは噛まれた毒素が皮下に注入されているため、できればポイズンリムーバー(吸引器)で毒を吸い出すと腫れが大幅に軽減します。そのうえで、ムヒアルファEXなどのステロイド配合のかゆみ止めを塗っておきましょう。
マダニに噛まれた場合:絶対に引き抜かず医療機関へ
マダニを発見しても、絶対に指やピンセットで引き抜かないでください。口器が皮膚内に残り、感染症リスクが跳ね上がります。ビニール袋に入れるなどして下山後すぐに皮膚科へ。SFTSやライム病の潜伏期間は数日~2週間なので、数週間は体調変化に注意しましょう。
ヤマビルに吸われた場合:慌てず剥がしてしっかり止血
ヤマビルに吸われていても、無理に引きちぎるのはNG。塩・アルコール・ライターなどで刺激すると、ポロッと外れます。その後は血液凝固を妨げる成分が残るため、絆創膏を重ね貼りしてしっかり圧迫止血。帰宅後も血が滲む場合は、圧迫を続ければ数時間で止まります。
スズメバチに刺された場合:すぐ下山+アレルギー症状を警戒
スズメバチに刺されたら、毒を絞り出しながら水で洗い流し、即下山&医療機関へ。過去に1度刺されたことがある方は、2回目でアナフィラキシーショックを起こすリスクが高まります。ハチ刺されアレルギーの既往がある方は、エピペンを携行する選択肢も検討しましょう。
登山の虫除け対策 よくある質問

Q1. 虫除けスプレーと日焼け止め、どっちを先に塗る?
結論は「日焼け止め→虫除け」の順番。先に日焼け止めを塗って肌になじませてから、上から虫除けを重ねるのが正解です。逆にすると日焼け止めで虫除け成分が薄まり、効果が激減します。
Q2. 虫除けスプレーはどれくらい持つ?使用期限は?
未開封で約3年、開封後は1シーズン(半年)で使い切るのが理想。古いスプレーは効果が落ちるだけでなく、霧の出方が悪くなるため、毎年シーズン前にチェックしましょう。
Q3. テント内でワンプッシュ式の蚊取りスプレーは使える?
ワンプッシュ式(KINCHOの「蚊がいなくなるスプレー」など)はテント内や山小屋個室など"屋内の閉じた空間"限定での使用がベター。屋外で吹いても空気に拡散して効果がほぼ出ません。テント泊の就寝前に1プッシュ、は定番テクニックです。


