トレイルランニングのベースレイヤーは、「通気·速乾でとにかく汗を素早く逃がせる1枚」を選べば、夏の山道もぐっと快適になります。走るとき、汗の量も体温の上がり方も、歩く登山とはまるで別モノですよね。
「登山用のインナーをそのまま着たら、なんだか熱がこもって重たい」「下りで一気に汗冷えした」そんな経験、ありませんか?トレランのベースレイヤーは、汗をその場で蒸発させる「通気」と「速乾」、そして走っても揺れない「軽さ」と「フィット感」で選ぶのが正解です。保温力をいちばんに考える冬の登山インナーとは、優先順位がまるで逆になります。
この記事では、トレラン向けベースレイヤーの選び方の基準をまず整理したうえで、通気重視・メリノ系・化繊オールラウンダー系といったタイプ別に、本当に走りで使える10枚を厳選してご紹介します。
そもそもトレランにベースレイヤーは必要?登山との違いとは

「Tシャツ1枚で走ればよくない?」と思うかもしれません。でも、結論から言うとトレイルランニングこそベースレイヤーが効いてきます。
理由はシンプルで、トレランは登山よりはるかに発汗量が多いから。
心拍を上げて山道を走り続けると、汗はとめどなく出てきます。このとき肌に直接Tシャツを着ていると、生地がびしょ濡れになって肌に張りつき、稜線の風や下りで一気に体を冷やす、いわゆる「汗冷え」が起こります。夏でも標高が上がれば気温は下がるので、これがけっこう危険なんですね。
ベースレイヤー(肌に直接着る一番下のウェア)は、この汗を肌からすばやく引き離して外へ逃がす役割を担います。肌をドライに保てれば、汗冷えも、汗のベタつきによる不快感も、肌ずれも防げる。トレランの快適さと安全は、実は一番下の1枚で決まると言ってもいいくらいです。
登山用ベースレイヤーをそのまま流用しない理由
ここが大事なポイントです。「登山で使っているインナーを、そのままトレランに着まわす」のはあまりおすすめしません。登山用のベースレイヤー、とくに通年モデルや厚手タイプは、ゆっくり歩く前提で「保温力」と「汗処理のバランス」を取った設計になっています。一方、トレランは運動強度がまるで違うので、求められるものが変わります。
- 発汗量が桁違い → 「適度に汗を吸う」では追いつかない。大量の汗をどんどん通気·速乾で逃がす力が要る
- スピードがある → 生地が体から離れてバタつくと走りづらい。体に沿うフィット感が要る
- 軽さが正義 → 装備全体を軽くしたいトレランでは、1枚の重さ·濡れ重りもストレスになる
つまりトレランでは、通気>速乾>軽量>フィットの順で効いてくる。登山用の「ちょうどいいバランス型」より、振り切って通気·速乾に特化した1枚のほうが断然走りやすいんです。
トレラン用ベースレイヤー選びの基準|5つのチェックポイント
トレラン向けのベースレイヤーは、次の5つの基準で見れば失敗しません。登山向けとは重み付けが違うので、優先度の順に解説していきますね。
基準①:【通気性】熱と湿気を「こもらせない」

トレランで最優先したいのが通気性です。走ると体は大量の熱と水蒸気を出すので、これを生地の外へ抜けさせないと、ウェアの内側がサウナ状態になってしまいます。
通気性が高い代表格がメッシュ素材。生地にあいた無数の穴が空気の通り道になり、こもった熱と湿気を外へ逃がしてくれます。「オールメッシュ」「クールメッシュ」「メッシュ構造」といった表記がある商品は、まさに通気特化型。夏のトレランなら、まずここを見ましょう。
基準②:【速乾性】汗冷えを防ぐ最後の砦

通気とセットで効いてくるのが速乾性です。どれだけ汗をかいても、生地がすぐ乾けば肌はドライに戻り、汗冷えしません。速乾の主役はポリエステル・ナイロン・ポリプロピレンといった化繊。水を吸いにくく、すぐ乾く性質があります。
一方、後述するメリノウールは化繊ほど速乾ではないものの、「濡れても冷えにくい」「汗をかいても臭わない」という別の強みを持っています。自分が「ガンガン乾かしたい派」か「臭い・快適性も大事派」かで選ぶといいですよ。
基準③:【軽量性】1gでも軽く、濡れ重りも少なく

トレランは装備の軽さが命。ベースレイヤーも当然、軽いほど快適です。注目したいのはカタログ上の重量だけでなく、濡れたときの重さ(吸水性)。汗をたっぷり含む素材だと、走るほど生地が重くなってまとわりつきます。
化繊やメッシュは水をあまり含まないので、濡れても軽いまま。タンクトップ・ノースリーブ型なら、生地面積そのものが少なく、さらに軽量です。
基準④:【フィット感】走っても揺れない「トリムフィット」

歩く登山ではゆったりでもいいですが、走るトレランでは体に沿うフィット感がほしいところ。生地が体から浮いてバタつくと、走りのリズムが乱れたり、生地が肌をこすって肌ずれの原因になったりします。
やや細身の「トリムフィット」「アスリートフィット」と表記されたモデルは、走行中のバタつきを抑えてくれるので、トレランとの相性が抜群です。
基準⑤:【防臭性】長時間·連泊でも臭わない

最後は防臭性。トレランは短時間でも汗だくになりますし、ロングレースやファストパッキングで連日着るシーンもありますよね。
ここで強いのがメリノウール。天然の防臭力があり、「汗をかいても臭いにくい」のが大きな魅力です。化繊にも抗菌防臭加工が施されたモデルが多いので、ニオイが気になる人はこの表記もチェックしておきましょう。
トレラン用ベースレイヤーおすすめ10選|タイプ別で選ぶ
ここからは具体的な商品を、「通気特化のメッシュ系」「快適メリノ系」「化繊オールラウンダー系」の3タイプに分けてご紹介します。一律に並べるのではなく、あなたの走り方に合わせて選べる構成にしました。トップバッターは、トレランのために通気とフィットを振り切った自信の1枚です。
| ブランド | 山旅 | モンベル | ミレー | アイスブレーカー | アイスブレーカー | スマートウール | 山旅 | ファイントラック | パタゴニア | ファイントラック |
| モデル | オールメッシュ・アクティブメリノ・タンク | ジオライン クールメッシュ タンクトップ | ドライナミック メッシュ ノースリーブ クルー | メリノ150 アナトミカ タンク | メリノ125 クールライト スピード ショートスリーブ ティー | メリノ ショートスリーブ ティー | バックメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ | ドラウトクアッドT | メンズ・キャプリーン・クール・ウルトラ | ドライレイヤークール ノースリーブ |
| 価格 | ¥11,990 | ¥2,530 | ¥5,830 | ¥12,100 | ¥14,300 | ¥13,640 | ¥12,990 | ¥6,160 | ¥8,030 | ¥6,270 |
| 重量 | 不明 | 52g | 100g | 不明 | 不明 | 約133g(Mサイズ) | 99~121g | 100g | 74g | 62g |
| 素材 | メリノウール50%/ポリエステル47%/ポリウレタン3% | ジオライン®クールメッシュ(ポリエステル100%) | ポリプロピレン66%/ナイロン28%/ポリウレタン6% | メリノウール83%/ナイロン12%/ポリウレタン5% | リヨセル60%/メリノウール40% | ウール87%/ナイロン13% | 本体:メリノ50%/ポリエステル50% 背面·脇メッシュ:メリノ50%/ポリエステル47%/ポリウレタン3% | ポリエステル63%、複合繊維37% | リサイクルポリエステル100%(テクスチャードニット) | ナイロン88%/ポリウレタン12% |
【通気特化】熱をこもらせないメッシュ系
夏のトレラン、強い陽射しの低山、ハイペースの周回など、とにかく熱と汗を逃がしたい人はこのグループから。
【厳選】~オールメッシュの通気で熱を逃がす軽量1枚〜『山旅 オールメッシュ・アクティブメリノ・タンク』

迷ったら、まずこれ。 夏のトレランを「1枚で快適に走り切る」ことだけを考えて作った、山旅旅オリジナルのベースレイヤーです。最大の特徴は名前のとおりオールメッシュ構造。生地全体が網目になっているので、走って体が熱を持ってもこもった熱と湿気が一気に抜けていきます。
「メッシュって透けるんじゃ…」と心配になりますが、ここは透け感を抑えた編み方にこだわっていて、単体でそのまま走ってもOK。Tシャツの下に仕込むのはもちろん、これ1枚で走れる軽快さが魅力です。さらに地味に効いてくるのがメリノウール50%の配合。化繊だけのメッシュにメリノを混ぜることで、防臭力と吸湿速乾性がプラスされ、汗をかいても臭いにくい。ロングのトレランやファストパッキングで連日着たいときに、この差は大きいですよ。
シルエットはやや細身のトリムフィット。走行中に生地がバタつかず、体に沿って動いてくれるので、ザックやベストを背負っても余計なヨレが出ません。肩の肌当たりにも配慮されていて、ベストのストラップが擦れる不快感もケアされています。
「通気・速乾・軽量・フィット・防臭」という、この記事で挙げた選び方の基準をぜんぶ高水準で満たした、トレラン専用の答えのような1枚です。
| 価格 | ¥11,990 |
| 重量 | 不明 |
| 素材 | メリノウール50%/ポリエステル47%/ポリウレタン3% |
| サイズ | XS~XL |
| カラー | Forest Green/Deep Navy/Charcoal Gray |
| タイプ | タンクトップ・オールメッシュ・単体可 |
| 機能 | 透けにくく単体着用OK/トリムフィット/防臭・吸湿速乾 |
【こんな人におすすめ!】
- 夏のトレランを1枚で快適に走り切りたい人
- 通気も防臭も妥協したくない、欲ばりな人
- ザックやベストの肩擦れが気になる人
~ポリエステルメッシュの王道、暑い季節の定番タンク~『モンベル ジオライン クールメッシュ タンクトップ』

国産アウトドアの雄・モンベルが手がける、夏インナーの大定番がこちら。化繊メッシュの安心感で選ぶなら、まず候補に挙がる1枚です。ポリエステル100%のジオライン クールメッシュは、肌との接触面積を抑えた編み地で、汗をかいてもベタつきにくいのが持ち味。網目から熱がしっかり抜けるので、暑い季節も内側に熱がこもりにくいんです。
制菌効果でニオイを抑えてくれるのも、汗だくになるトレランには嬉しいポイント。タンクトップ型で平均重量52gと軽く、価格も手に取りやすいので、「まずは化繊メッシュを試したい」という入門の1枚にぴったりです。
| 価格 | ¥2,530 |
| 重量 | 52g |
| 素材 | ジオライン®クールメッシュ(ポリエステル100%) |
| サイズ | S/M/L/XL |
| カラー | ブラック/ライトグレー |
| タイプ | タンクトップ・オールメッシュ・インナー |
| 機能 | クールメッシュ通気/制菌防臭/吸汗速乾 |
【こんな人におすすめ!】
- まずは定番の化繊メッシュから試したい人
- コスパよく夏インナーを揃えたい人
- ベタつきにくさを重視する人
~立体メッシュが汗をぐいぐい引き離す機能派~『ミレー ドライナミック メッシュ ノースリーブ クルー』

「肌をドライに保つ」ことに全振りした、フランス発ミレーのドライレイヤー的ベースレイヤー。ボコボコした凹凸のある立体メッシュが、肌と上のウェアのあいだに空気の層をつくります。このハイロフトメッシュ構造が、かいた汗を肌から積極的に引き離して外側へ運び、肌面をドライにキープ。汗をたっぷりかくロングのトレランや、登り基調でじっとり汗ばむシーンで効果を発揮します。
素材はポリプロピレン主体で水を含みにくく濡れ重りしにくいのも、走り続けるうえで地味に効いてくる強みです。単体というよりは、Tシャツやウェアの下に仕込んで真価を発揮するタイプです。
| 価格 | ¥5,830 |
| 重量 | 100g |
| 素材 | ポリプロピレン66%/ナイロン28%/ポリウレタン6% |
| サイズ | S-M/L-XL/XXL |
| カラー | OLIVE/BLACK/LIGHT GREY |
| タイプ | タンクトップ・立体メッシュ・インナー |
| 機能 | ハイロフト立体メッシュ/汗を肌から引き離す/濡れ重りしにくい |
【こんな人におすすめ!】
- とにかく汗冷えを徹底的に防ぎたい人
- Tシャツの下に仕込むドライレイヤーを探している人
- ロングや登り基調で大量発汗する人
【快適メリノ系】臭わず、濡れても冷えにくい
ロングレース、ファストパッキング、連泊の山行など汗をかいても臭わせたくない、肌ざわりも大事にしたい人はこのグループから。
~防臭力No.1、連日着られるメリノタンク~『アイスブレーカー メリノ150 アナトミカ タンク』

メリノウールといえばこのブランド、ニュージーランド発のアイスブレーカー。その入門にして定番が、メリノ150のアナトミカ タンクです。メリノウールを主体にした生地は、汗をかいても驚くほど臭いにくいのが最大の魅力。化繊だと数時間で気になるニオイが、メリノだと連日着てもこもりにくいんです。
ナイロンの芯にメリノを巻きつけたコアスパン糸を使うことで、ウール特有の弱点だった耐久性もしっかりカバー。チクチクしにくい柔らかな肌ざわりで、ポリウレタン配合の程よいストレッチが走りの動きにも追従します。ロングレースやファストパッキングで「臭い」を気にしたくない人には、これ以上ない選択肢です。
| 価格 | ¥12,100 |
| 重量 | 不明 |
| 素材 | メリノウール83%/ナイロン12%/ポリウレタン5% |
| サイズ | S/M/L |
| カラー | ブラック/アンダイト |
| タイプ | タンク |
| 機能 | 防臭·調温/コアスパンで高耐久/程よいストレッチ |
【こんな人におすすめ!】
- 連泊・ロングで臭いを気にしたくない人
- 柔らかい肌ざわりのインナーが好きな人
- 1枚を長く着る相棒がほしい人
~メリノ×リヨセルで夏も涼しい、走り特化のハイブリッド半袖~『アイスブレーカー メリノ125 クールライト スピード ショートスリーブ ティー』

「メリノは夏は暑いんじゃ?」という心配に、アイスブレーカーが出した答えがこのクールライト スピード。メリノウールに、サラッとして乾きやすい"リヨセル(再生繊維)"を組み合わせた、夏のランニング特化のハイブリッド半袖です。
メリノ40%・リヨセル60%の配合で、メリノの防臭・調温力に、リヨセルの軽さ・涼感・速乾性を足し合わせています。生地全体にメッシュ状の通気孔があり、走って熱がこもってもしっかり抜けるのが持ち味。さらに脇下の立体パネルで腕の動きがスムーズ、オフセット肩縫製とフラットロック縫製でザックの肩擦れや縫い目の当たりも軽減してくれます。
ナイトラン向けのリフレクティブロゴまで付いた、まさに「走るための夏メリノ」。レギュラーシルエットで単体でも着られるので、「夏でもメリノの快適さは欲しい、でも暑いのは嫌」という欲ばりさんにぴったりです。
| 価格 | ¥14,300 |
| 重量 | 不明 |
| 素材 | リヨセル60%/メリノウール40% |
| サイズ | S/M/L |
| カラー | Black/Arctic |
| タイプ | 半袖・メリノ・単体可 |
| 機能 | Cool-Lite通気/速乾·涼感/防臭·調温/脇下立体パネル・オフセット肩・フラットロック |
【こんな人におすすめ!】
- 夏でもメリノの快適さを諦めたくない人
- 軽さと涼感を両立したい人
- 走り・スピードハイクで大量発汗する人
~メリノ×ナイロンでタフ、半袖で通年使える相棒~『スマートウール メリノ ショートスリーブ ティー』

アメリカ発のスマートウールは、メリノウールにナイロンを混ぜてタフさを上げた使い勝手のよさが人気。この半袖のメリノティーは、防臭·調温というメリノの長所はそのままに、ガシガシ使える耐久性を備えた1枚です。
メリノウール87%にナイロン13%をブレンドし、コアスパン構造で耐久性を約31%アップ。汗をかいても臭いにくく、暑すぎず寒すぎず体温を一定に保ってくれるので、朝晩の寒暖差が大きい山のトレランや縦走系で頼りになります。
肩トップと脇から縫い目をずらし、フラットロック縫製にすることで、ザックやベルトの圧や縫い目の当たりを軽減。スリムフィットで走行中のバタつきも抑えてくれます。薄手で通年着られるので、1枚あると長く活躍します。
| 価格 | ¥13,640 |
| 重量 | 約133g(Mサイズ) |
| 素材 | ウール87%/ナイロン13% |
| サイズ | S/M/L |
| カラー | アイアンヘザー/ブラック/ファーングリーン/トワイライトブルー |
| タイプ | 半袖・メリノ・単体可 |
| 機能 | 防臭·調温/コアスパンで高耐久/縫い目オフセット·フラットロック |
【こんな人におすすめ!】
- メリノは欲しいけどタフに使いたい人
- 寒暖差の大きい山で走る人
- 半袖で通年使い回したい人
~背中だけメッシュ、前は透けにくい半袖ハイブリッド~『山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ』

冒頭で紹介したオールメッシュ・タンクと並ぶ、山旅旅オリジナルのもう1枚。オールメッシュ版が「全面通気」なら、こちらはいちばん汗をかく背中と脇だけをメッシュにしたハイブリッド設計です。前面はメリノウール50%・ポリエステル50%の編みで透けにくく、単体でも安心して着られる一方、背中と脇はメッシュ生地で熱と湿気を集中的に逃がします。
「全面メッシュだと透けが気になる、でも背中の蒸れはなんとかしたい」という人に、ちょうどいいバランスです。メリノ由来の消臭・速乾で連日でもこもりにくく、半袖だから日焼けや擦れもカバー。1枚で着て走れる、汎用性の高いメリノハイブリッドです。
| 価格 | ¥12,990 |
| 重量 | 99~121g |
| 素材 | 本体:メリノ50%/ポリエステル50% 背面·脇メッシュ:メリノ50%/ポリエステル47%/ポリウレタン3% |
| サイズ | XS~XL |
| カラー | Cobalt Blue/Forest Green/Deep Navy/Charcoal Gray/Light Gray/Indigo |
| タイプ | 半袖·背面メッシュ・単体可 |
| 機能 | 背面·脇メッシュ通気/透けにくく単体着用OK/メリノ消臭・速乾 |
【こんな人におすすめ!】
- 全面メッシュの透け感が気になる人
- 単体で着られる半袖メリノがほしい人
- 背中の汗・蒸れ対策をしたい人
【化繊オールラウンダー系】軽量·速乾でガンガン乾く
汗をとにかく速く乾かしたい、軽さで選びたい、コスパも気になる——シンプルに化繊の速乾力で攻めたい人はこのグループから。
~吸汗拡散の定番ベースレイヤー、夏アルプスの通気力~『ファイントラック ドラウトクアッドT』

国産アウトドアの実力派ファイントラックの、吸汗拡散ベースレイヤーの主力モデル。かいた汗を素早く生地全体に広げて乾かす「ドラウト」の名を冠した、夏山の定番です。高い吸汗拡散性で、かいた汗をすばやく拡散させて乾かし、肌をドライに保ちます。春山~夏アルプスを想定した通気性で、ハイペースのトレランでもウェア内に熱と湿気をこもらせない。
生地表面に強度があり引っ掛かりに強いので、ザックやブッシュにこすれてもタフに使えます。抗菌防臭・UVカットも備え、半袖Tタイプなので日焼けや擦れを避けつつ1枚で着て走れるのもうれしいポイント。「軽さより、通気と耐久のバランスで選びたい」という人の本命です。
| 価格 | ¥6,160 |
| 重量 | 100g |
| 素材 | ポリエステル63%、複合繊維37% |
| サイズ | S/M/L/XL/XXL |
| カラー | アッシュグレー/オリーブドラブ/ジェイブルー/ネイビー/オリーブ |
| タイプ | 半袖Tシャツ |
| 機能 | 吸汗拡散/通気/速乾/抗菌防臭/UVカット |
【こんな人におすすめ!】
- 通気と生地の耐久を両立したい人
- 半袖で1枚で着て走りたい人
- 国産ブランドの信頼感を重視する人
~パタゴニア夏ウェアの最前線、ハニカムで乾く半袖~『パタゴニア メンズ・キャプリーン・クール・ウルトラ』

環境配慮で知られるパタゴニアのキャプリーン・クールの中でも、高強度の運動に向けた夏特化モデルがこのウルトラ。トレイルランナーや夏山ユーザーに支持される、速乾性のトップクラスです。リサイクルポリエステル100%のテクスチャードニットは、ハニカム(六角形)構造で熱と湿気をすばやく逃がします。
Mサイズで約74gと軽く、夏場は1時間もかからずに乾く速乾性が持ち味。休憩中も10分かからないうちに汗がほぼ気にならなくなるほどで、防臭加工でニオイの発生も抑えます。半袖タイプなので日焼けや擦れを避けたい人、Tシャツ感覚で1枚で着たい人にぴったりです。
| 価格 | ¥8,030 |
| 重量 | 74g |
| 素材 | リサイクルポリエステル100%(テクスチャードニット) |
| サイズ | XS/S/M/L/XL |
| カラー | Black/Aqua Stone/Blue Sage/Bobcat Brown |
| タイプ | 半袖シャツ |
| 機能 | 速乾/吸湿発散/防臭加工 |
【こんな人におすすめ!】
- 軽さと速乾を最優先したい人
- 日焼け・擦れを避けつつ走りたい人
- サステナブルなブランドを選びたい人
~涼感ナイロンの汗冷え対策ドライレイヤー~『ファイントラック ドライレイヤークール ノースリーブ』

ファイントラックのドライレイヤー(肌に直接着る最下層)の夏特化モデル。汗を肌から引き離して上のウェアへ渡す、いわば汗冷え対策の専門部隊です。ナイロン主体の生地に涼感をプラスし、暑い季節でもひんやり感じられる作り。62gと軽く、肌面をドライに保つことでベタつきと汗冷えの両方を防ぎます。
Tシャツやベースレイヤーの下に1枚仕込むだけで快適さが変わるので、汗冷えに悩んできた人の追加レイヤーとして優秀。すでにお気に入りのトレランシャツがある人が、その下に足す使い方がハマります。
| 価格 | ¥6,270 |
| 重量 | 62g |
| 素材 | ナイロン88%/ポリウレタン12% |
| サイズ | S/M/L/XL |
| カラー | ブラック |
| タイプ | ノースリーブ・インナー |
| 機能 | 吸汗速乾/涼感/抗菌防臭 |
【こんな人におすすめ!】
- お気に入りのシャツの下に足したい人
- 汗冷えに悩んできた人
- ひんやり涼感が欲しい人
トレラン用ベースレイヤーのよくある質問

Q1. 夏のトレランにメリノウールって暑くないですか?
「ウール=冬」というイメージがありますよね。でも、メリノウールは汗をかいても臭いにくく、濡れても冷えにくいという、夏にこそ嬉しい性質を持っています。とはいえ通気・速乾は化繊に一歩譲るので、暑さが心配ならメリノ薄手モデル(メリノ125クラスやリヨセル混のクールライト系)や、メリノ配合のメッシュタイプを選ぶのがおすすめ。化繊のキレのよい速乾と、メリノの防臭。自分が重視するほうで選べば失敗しませんよ。
Q2. メッシュのベースレイヤーは1枚で着ても透けませんか?
商品によります。「単体着用OK」「透け感を抑えた」と明記されたモデル(たとえば山旅 オールメッシュ・アクティブメリノ・タンクや、背面だけメッシュのバックメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツなど)は、編み方を工夫して透けにくくしているので、これ1枚で走れます。一方、ミレーのドライナミックメッシュのような凹凸の大きい立体メッシュは、Tシャツやウェアの下に仕込む前提の作り。1枚で着たいのか、下に仕込むのかを決めてから選ぶと、ミスマッチを防げます。
Q3. ベースレイヤーは何枚くらい持っておけばいいですか?
トレランを習慣にするなら、最低2枚あると安心です。汗だくになるので毎回の洗濯がほぼ必須ですし、ロングや連泊では着替えも要ります。おすすめは、通気・速乾重視の化繊メッシュを1枚、防臭重視のメリノ系を1枚という組み合わせ。暑い低山やハイペース周回には化繊、ロングレースや連泊にはメリノ、とシーンで使い分けられて、どんな走りにも対応できるようになりますよ。
まとめ|通気と速乾を軸に、走りに合う1枚を選ぼう

トレイルランニングのベースレイヤー選びは、「通気・速乾でとにかく汗を逃がす」という軸さえブレなければ、もう迷いません。
- 最優先は通気と速乾
熱と汗をこもらせない。メッシュ構造や化繊が強い - 軽さとフィット感
走っても揺れない、濡れ重りしない1枚を - 防臭が欲しいならメリノ配合
ロングや連泊で差が出る
夏のトレランを1枚で快適に走り切りたいなら、通気·速乾·軽量·フィット·防臭をバランスよく満たした「山旅 オールメッシュ・アクティブメリノ・タンク」がまず候補。背中の蒸れも透けも気になる人は、「山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ」という半袖ハイブリッドも選べます。そこから、徹底的に汗冷えを防ぎたいならミレー、防臭重視ならアイスブレーカーやスマートウール、軽さと速乾を最優先するならパタゴニアやモンベル——と、自分の走り方に合わせて選んでみてください。
肌に一番近い1枚を変えるだけで、夏の山道は驚くほど快適になります。お気に入りの相棒を見つけて、気持ちよく走り出しましょう。


