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【実地検証】「着る防虫」フォックスファイヤーのスコーロン®シリーズの機能性と実力

【実地検証】「着る防虫」フォックスファイヤーのスコーロン®シリーズの機能性と実力

夏の登山やフィッシングにおいて、どれだけ虫を寄せ付けずに快適な活動ができるのか。それを確かめるため、蚊が最も多いとされる7月のアメリカでロングトレイルの歩行とフィッシングを行ってきました。

本記事では、「着る防虫」として長年支持されているFoxfire(フォックスファイヤー)の防虫シリーズ「スコーロン®(SCORON®)」について、実際のフィールドでの実体験を交えながら、その機能性や着用感、そして効果を持続させるための洗濯方法について詳しく紹介します。

スコーロン®の機能と特徴

出典:FOXFIRE

スコーロン®は、アース製薬と帝人フロンティアが共同開発した特殊な防虫素材です。その最大の特徴は、虫が生地に触れると逃げ出す「接触逃避」タイプの防虫機能を持っている点にあります。一般的な虫除けスプレーのように揮発性の忌避成分を周囲に漂わせるのではなく、虫がウェアにとまった瞬間に効果を発揮するため、不快な臭いがなく、周囲の環境にも影響を与えません。

公式のQ&Aにも記載されている通り、スコーロン®に使用されている有機エステル系の防虫成分は、ナノレベルの接着技術によって生地に特殊加工されています。昆虫には強い作用を示す一方で、哺乳類にとっては安全性が高い成分です。仮に誤舐してしまったとしても、体内の酵素で分解され短時間で排出されるため、毒性上の問題はないと考えられています(※アレルギー体質や敏感肌を自覚されている場合は使用前の注意が必要です)。

さらに、夏の強い日差しから肌を守るUVカット機能も同時に備えています。防虫と紫外線対策を一枚のウェアで完結できる点は、日差しの遮りものがないフィールドにおいて合理的な仕様です。

機能を持続させるための適切な洗濯方法

出典:FOXFIRE

防虫ウェアを導入する際、多くの方が懸念するのが「洗濯によって効果が落ちてしまうのではないか」という点です。スコーロン®は一般的な防虫ウェアと比較して優れた洗濯耐久性を備えており、実験データによれば、20回の洗濯後であっても約80%以上の防虫効果を維持するとされています。

しかしながら、後加工によって成分を定着させている性質上、日々のメンテナンス方法がその寿命を左右するのも事実です。生地への物理的な摩擦や、過度な水流は成分の脱落を早める要因となり得ます。

私自身は、機能ができるだけ長く持続するよう、すすぎ回数を極力減らす洗濯方法を実践しています。具体的には、自社の洗剤を使用し、洗面所で優しく「押し洗い」をした後、15分ほどつけ置きをします。その後、再度押しながらの「すすぎ」を1回だけ行い、そのまま乾かします。洗濯機での強い水流や長時間の脱水、繰り返しのすすぎを避けることで、スコーロン®の防虫効果をより長く保つことができると考えています。


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7月のアメリカでの実証:実際の防虫効果について

その実力を確かめるべく、蚊が最も多いとされる7月のアメリカにて、ロングトレイルの歩行とフィッシングを行いました。私自身は本シリーズのウェアを着用して臨みました。

約4時間ほど水辺で釣りをした際、同行した他のメンバー(スコーロン®非着用)は多数の箇所を刺されていましたが、私は1匹にも刺されることがありませんでした。

着用してフィールドに立った際の第一印象は、「虫が寄っては来るものの、ウェアの上にはとまらない」というものです。蚊が体の近くを飛び回る羽音は聞こえますが、生地に触れた瞬間に接触逃避効果が働き、すぐに逃げていきます。結果として「刺されない」という明確な恩恵を受けることができました。

各アイテムの着用感と機能性

今回の遠征で実際に着用した3つのアイテムについて、それぞれの機能性と使用感を紹介します。

1. SCフーディ

上半身のベースとして着用したのがSCフーディです。フードが付いていることで、顔周りに近寄ってくる虫を物理的に遠ざけることができる点が優れています。頭部や首元は虫に狙われやすい部位ですが、フードを被ることで露出を最小限に抑えられ、顔周りの煩わしさが大きく軽減されました。生地自体も柔らかく、長時間のトレイルでも蒸れを感じにくい快適な着心地です。

2. SCドットオンハーフグラブ

フーディを着用していても、手首から手の甲にかけてはどうしても露出してしまい、そこを集中して刺される傾向があります。この弱点をカバーするために活躍したのがSCドットオンハーフグラブです。

このグラブのユニークな点は、手のひらと指の部分が完全に露出している構造にあります。フィッシングにおいて釣竿を繊細に操作したり、登山でトレッキングポールをしっかりと握ったりする際、布地が干渉しないため実用的です。手首から手の甲という「刺されやすいが操作に影響しない部位」のみを的確に保護してくれます。フィット感も良く、着用していてストレスを感じることはありませんでした。

3. SCドットオンソックス

足元の防虫対策として有用だったのがSCドットオンソックスです。夏の休憩中やキャンプサイトではサンダルを履くことが多いですが、友人はその隙に足首を多数刺されてしまっていました。

私はこのソックスを活用することで、足元の被害を防ぐことができました。薄手で伸縮性に優れているため、通常のソックスの上から重ね履きすることもできますし、素足に直接履いてそのままサンダルを着用することも可能です。シチュエーションに合わせて柔軟に使い方を変えつつ、足首からふくらはぎ下部を保護できる点は、大きなメリットです。

総評

Foxfireのスコーロン®シリーズは、単なるアイデア商品ではなく、実際の過酷なフィールドにおいて確かな防虫機能を発揮する実用的なウェアです。「虫がとまってもすぐに逃げていく」という機能は、集中力を維持しなければならない登山やフィッシングにおいて確かな効果をもたらします。

また、適切な洗濯方法を取り入れることで、その機能を長期にわたって維持できる点も魅力です。夏のフィールドにおいて、虫のストレスから解放されたいと考えるアウトドア愛好者にとって、有用な選択肢となるはずです。

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