アウトドアギアって凄いなあと思わされるアイテムって多種多様ありますが、中でもパックタオルのタオルは、今まで出会った登山装備の中でも汎用性の高さから非常に便利に使っています。
パックタオルの種類
パックタオルには全部で5種類あって
・オリジナル(タオル重量10倍水を吸収)
・リュクス(タオル重量5倍水を吸収)
・パーソナル(タオル重量4倍水を吸収)
・ウルトラライト(タオル重量4倍水を吸収)
・ナノ(タオル重量2倍水を吸収)
という違いがあります。肌にあてた感触はタオル重量の水の吸収が高いほど気持ちが良いんですが、乾きの早さ、重量やコンパクト性とトレードオフになります。
僕はパーソナルとウルトラライト、ナノを愛用していて、用途に応じて使い分けています。今回はそんなパックタオルの中でも、僕にとって応用幅が非常に広いナノを紹介したいと思います。
パックタオル「ナノ」
ナノは48×48センチのコンパクトサイズのタオルで、重量はわずか25グラム。非常に薄く、持っていることを忘れるような存在です。沢山の汗をかいてその汗を拭うということももちろん可能ですが、水の吸収はウルトラライトやパーソナルに軍配があって、そちらを利用することが多いです。
パックタオルのナノはトレイルランニングでもファストハイクでも登山でも、あらゆる山行に持ち歩いているもので、ちょっとしたものを拭く時にとにかく重宝します。
パックタオル「ナノ」の使い方
主には、ザックのショルダーにある小さなポケットに、収納ポーチごと突っ込んでおいて、落っことさないように収納ポーチのカラビナとザックとをつなげておきます。収納ポーチとナノのタオルとがくっ付いているので、落っことしてしまう心配がありません。収納ポーチからタオルの着脱もできるので、非常に使い勝手が良いです。
トレイルランのザックであれば、できるだけ顔に近い位置のポケットに収納しておけば、汗によって目が痛くならないようタオルで拭くことができるので、非常に重宝します。
また走っていると時々サングラスが汗でぬるっとして、顔への収まりが良くなくなることがあるので、サングラスの鼻パッドやテンプル部分をナノで拭いて走り続けたり、何かの拍子にサングラスのグラスがくもれば拭いて綺麗にすることも出来ます。
また鼻水をかむ時に、いちいちティッシュを出してかむのが面倒で、ナノタオルを使ってかむようにしています。またふとした拍子に松脂などで手がベトベトになってしまう経験があるんですが、そういう時は、持っている水を少量ナノタオルに含ませて、手を拭けば非常に綺麗になります。
パックタオル「ナノ」の使い方・応用編
とにかく考えれば考えるだけ、応用幅が広いのがナノの特徴だと思います。もし大きな怪我をして止血が必要な時にもナノは役立ちます。大きさでいうと45センチの正方形がバンダナのような使い方にもマッチしていて、頭の怪我などにも使えると思います。抗菌加工を施し、バクテリアの繁殖をシャットアウトした作りなのも安心感があります。タオルの種類によっては抗菌加工のないものもあるので、ここを気にする人はタオルを選ぶときに注意してみてください。
普段でもポケットに入れておいてハンカチのような使い方をしています。冬から春にかけてや、夏から秋にかけての寒暖差が激しい季節には、汗ふきタオルにもなるので、こういったコンパクトなタオルが1枚あると非常に重宝します。僕にとっては、どこでも毎日持ち歩いているアウトドアアイテムに、パタゴニアのフーディニとパックタオルのナノがあります。