チューブ型のヘッドバンドって色々なメーカーから出ていて、それぞれに特徴があって汎用性が高く便利なギアの1つだと感じています。頭に被ってビーニーの様な使い方もできるし、首に巻いて寒さを凌いだり、バラクラバのような使い方だって出来ます。アクティビティを選ばなければ、使い方も選ばない。汎用性の高さが魅力です。そんなヘッドバンドでも、僕が好きで使っているのがプリミノ140チーフです。
プリミノが採用している生地
僕がプリミノを選んでいる理由はただ1つ。生地の素晴らしさです。素材はメリノウール50%、プリマロフト25%、ポリエステル25%という比率で出来ています。この3つの素材それぞれの良いところを引き出したのがプリミノで、実際に使ってみると、その実力は確かなものを感じます。
メリノウールと化繊生地の僕の感じるメリットとデメリットは明確で、乾きの早いor遅いと、匂いが気になるorならない、この2点が大きなところです。次に丈夫であるかどうか、肌触りがどうか、という点です。プリミノはメリノウールの良いところ、化繊生地の良いところを上手に引き出した生地で、非常によく考えられていると思います。
プリミノの使用感
例えば登山であれば、歩きだしが寒ければネックウォーマー変わりにプリミノチーフを活用します。その後だんだんと体が温まり暑くなれば、ヘッドバンドとして汗が目に入らないようにする為に活用します。稜線に出て風が強くなれば、ネックウォーマにすることもあれば、ビーニーのような使い方をして、耳を暖めたりと状況に応じて活用します。
この一連の使い方のなかで、汗をプリミノが吸収してくれ、乾く過程を見てみると、プリミノの生地は汗の拡散に優れているので乾きが早く、拡散されることでポイントで熱を奪っていかないので、寒さを感じづらいんです。
例えば化繊ウェアを着ていてお腹あたりが汗で濡れるとします、乾いたと思ってお腹を触ると非常に肌が冷たくなっています。これがプリミノだと、お腹あたりの汗が、脇や胸の方に拡散していきながら乾くので、お腹が冷たくなりづらいという良さがあります。
プリミノの秘密
これは、プリマロフトに秘密があって、プリマロフトは独特の超微細マイクロファイバー構造になっていて、通常のポリエステル繊維に比べると、その細さに驚きます。
また細いだけじゃなく、柔らかく軽いので、生地がふんわりとしており、肌への接触にストレスを感じないという特徴があります。メリノウールも非常に繊維そのものは細いので、ふんわりとして柔らかいという特徴を持っているので、この2つの生地だけだと耐久性に課題が出てきてしまう。これを補うように、ポリエステル25%が含まれているのでは?と考えています。
プリマロフトは羽毛にはない撥水性も発揮しているので、これも乾きの速さに一役かっているのではと思います。