手が蒸れないからテムレスという名のついたこのグローブは、防水透湿素材で登山をするときに活用しています。細かな点をみていくと登山で活用するグローブとして非常に優秀で、しかもコストパフォーマンスにも優れているので助かっています。
テムレスの種類
テムレスには幾つかの種類があって、ぼくは3つのテムレスを使っています。1つはテムレスで、これにジャージが裾口に付きフィット感を増したものが、2つ目のジャージテムレスです。3つ目はテムレスの内側にやわらかいボアタイプの裏起毛を施し、保温性を高めた防寒テムレスです。
他にも状況により色々なものを使っていますが、この3種類の、この3種類のテムレスと、R×L(アールエル)のメリノウールグローブと、アクシーズクインのライトシェルグローブを使うことが多いです。
アウトドア用テムレス
登山をする人たちに人気があるのでアウトドア向けテムレスというのも販売されました。
テムレスの特徴
テムレスの重量は50グラムほどで、ジャージテムレスも2グラムほどしか変わりません。防寒テムレスは160グラムほどで、グローブとしては軽量な部類だと思います。水を通さず湿気は逃がしてくれるので、防水手袋として活用しています。
アルプスの登山中に大雨に降られても、テムレスをすることで、外側から雨が染みてくるようなことはないので、安心感があります。
シームレスな作りで、結構使い込んでも耐久性にも優れているので安心です。透湿性があるといっても、どこまでの性能があるのかは、例えば高価なアウトドアグローブとの違いを確かめたことは無いので解らないで、ムレない!とは言いづらいです。また、万全というわけではなくて、素材感からして、グローブの中が何かの拍子で濡れてしまったら乾きづらいです。
グローブしかり、絶対にこれがどんな登山にも良いという装備はなくて、行く山やシーンに応じて、自分にとってベストなギアを選ぶことは重要だと思います。
テムレスを使い続けて
テムレスを購入したときには、裾口からの水の侵入を防ぐ為に、手首の部分は長く作られていたんですが、僕の使いかたでは長さの必要をあまり感じなかったので切りました。
グローブに限らず、エスケーブビィビィーも身長が低い僕にとっては、短くしたほうが使いやすいので、切って自分に合わせた使いかたをするように心掛けています。
ジャージテムレスは、比較的新しい商品のようで、手首周りがジャージ素材でフィット感があります。グローブをはめたときに良さを感じて、しかも重量が2グラムぐらいしか違わないので、使い始めてます。
防寒テムレスの用途
山を走るときには、冬でもグローブは薄手のものを選ぶことが多いです。防寒テムレスは行動量が少ない登山にも良いし、スキーを楽しむときにも手を暖かく守ってくれます。
スノーボードのディガー(スノーボードのディガーとはスキー場のキッカー、ジブ、ハーフパイプなどのパークを作る人たち)も、防寒テムレスを使っている人が多いと聞いたことがあります。
テムレスの更にすごいところ
このテムレス、意外と高性能で、まさかのスマホがグローブをしたままでも操作が出来るんです。表面はぶつぶつになっていてスベリ止めになっています。何かに書いてありましたが、クライミングとかでは使わない方が良いようです。
またテムレスは簡単に色々なところで手に入ります。アマゾンでも買えるし、ワークマンでも買えます。アウトドアブランドのものは素材なども研究されていて高性能なのは間違いないです。でもワークマンや100均等で売ってる商品などをこういう使い方できないかなと考えたり、上手く工夫して使ったりするのも好きです。
ちなみに八ヶ岳のアイスキャンディーでのビレイ時の使用が禁止されているようです。