非常にユニークで目を引くソールが特徴的な「On」のシューズは、色々なランニングシューズを履いてきた中でも、自分の足の形にぴったりで、さらに走り心地が非常によく、大好きで、日常のロードランニングから、トレイルランニングまでOnにお世話になっています。
今回はそんなOnのシューズの中でもロードランニング使いから、室内のトレーニング、さらに普段履きにもおすすめしたい「クラウドX」を紹介します。
特徴的なソールパーツOnのCloudTec® (クラウドテック)
Onのシューズを見ると、まず驚くのがクラウドテックと呼ばれるソールの形状だと思います。まるで、ホースを輪切りにして、それらをシューズのソールに使用したかのような見た目から、どのような走り心地を体験させてくれるのか、未知であり楽しみでした。(Onの3人の創業者は実際に、水撒きホースを輪切りにしたものをソールに貼りつけて走りの実験をしたことがあるそうです。)
このCloudTec® (クラウドテック)という不思議なソールの形状により、他のシューズと全く異なる(体感でわかる程の)着地の衝撃緩和と、蹴り出しまでの速さを実感できます。
1つめの着地の衝撃緩和は、CloudTec®システムによって、着地時の足首からふくらはぎにかけてのインパクトを和らげてくれます。これはホースの輪切り断面のようなソールが、地面からの衝撃を十分に吸収してくれることで、叶えてくれます。
ふくらはぎに疲れを残さずに、次の日のトレーニングにつなげていく事は、身体の故障のリスクを軽減できるので、非常に助かっています。
2つめの蹴り出しまでの速さは、ソールが1つ1つ固体化されていることで、スムーズな着地を実現し、着地後に踵から爪先に効率的に力を伝えることで、接地時間が短くなるんです。
また、この固体化したソールは、あらゆる方向へ自由自在な動きを可能にしてくれるので、走った状態で左右に曲がったり、坂を駆け上がったり、下がったりするときの走り心地の良さ。また室内トレーニングの時にハードな動きにもしっかり追随してくれるので、効率的にトレーニングができ、集中できます。
On クラウドXの革新的な作り
1つ1つ丁寧に見ていくと、非常に丁寧に考えられた作りが随所で見てとることができます。まず1つにアッパーの作りですが、強度の強いメッシュ地を採用しています。このメッシュ地は密度の違う生地をバランスよく配置していて、軽量と通気性を兼ね備えています。夏の時期は裸足で履いても気持ちよく、足の動きの妨げもなくランニングを楽しめます。
ヒールキャップは逸品で、多くのシューズで見られるクッション性のある生地で踵を覆うように固定するのではなく、精密成型されたクッションパッドにより、余計な力が加わらず、まるでシューズを履いていないかのような心地よさで踵を固定してくれます。
On クラウドXのディテール
シュータンはアッパー部分の生地とつながっていてシームレスになっています。また余計な金具は一切なく近未来的な見た目の中に上品さをただよせています。
随所にみられるOnというブランドロゴをあしらったリフレクターは、デザイン性が高く、オシャレも楽しめるので非常に気に入っています。
またスイスブランドであることを強調したデザインも作り手の誇りというか、国を背負っている意気込みみたいなのが伝わって、デザイン性の1つとして好きなところの1つです。
もともと白いスニーカーが欲しくて目にとまったのがきっかけだったんです。今ではタウンユースにもランニングにとボーダーレスに、毎日の様に履き続けています。