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ネオエアー Xライト マックスSV 空気の出し入れがキモ

ネオエアー Xライト マックスSV 空気の出し入れがキモ

テント泊の際に持ち歩く装備として、必需品の1つにテントマットがあります。装備としてのテントマットに求める視点は3つあって、1つ目に持ち歩きやすさ、2つ目に寝心地のよさ、3つ目に準備・片付けのしやすさです。

また僕の場合、装備を選ぶ際には、専門メーカーであることを重視していて、テントマット専門メーカーとして信頼感のあるサーマレストは安心感があります。

今回はそんなサーマレストのテントマットの中でも最先端の技術を結集したといっても大げさではない、2018年にリリースされた、非常にユニークなサーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』を紹介します。

サーマレスト『ネオエアー Xライト マックスSV』の持ち歩きやすさ

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

僕が行うテント泊のスタイルを大きく分けると
・重量を気にせず、快適性を重視した装備で登山をする
・重量を気にして、ファストパッキングで登山をする
と2通りあります。このどちらでもテントマットは同じものを使うようにしています。というのも、ファストパッキングでも寝心地が悪いことで、就寝が足りなく、しっかりと休めないと危険だし、できるだけ自分の身体にテントマットを馴染ませたいと思って、どのようなスタイルの山行でも同じマットを使うようにしています。

そうすると、寝心地が良いけど重量が嵩張らないということ。畳んだ際にコンパクトであるということが重要になってきます。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

サーマレストのネオエアー Xライト マックスSVは、このどちらもが叶っている、バランスの良い作りで、重量は広げたときの大きさが51×183cmのマットで460gと軽量です。

収納サイズは長さ23cm×直径10cmで、ナルゲンボトル1リットルとほぼ同じ大きさです。

サーマレスト『ネオエアー Xライト マックスSV』の寝心地のよさ

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

次に寝心地の良さですが、視点は2つあって、1つ目にマットの反発性能による寝心地と、2つ目に地面からの冷気を防ぐことによる快適性があります。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

1つ目の反発性においては、テント場が少しゴツゴツしたような場所でも、エアー式なので、身体に負担を感じにくく、空気調整によって自分の好きな反発力を調整できるので、沈み込んで寝心地に難を感じることがありません。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

2つ目の地面からの冷気を防ぐ点においては、サーマレストのテクノロジーによって叶えてくれています。

コアマトリックステクノロジーは、テントの内部に三角形のセルが二段重ねになっており、コールドスポットをなくすことで、熱放出を最小限に食い止めてくれます。これはマットの上に寝たときの安定感にも作用していて、他のマットとの差を感じる点の1つです。

サーマキャプチャーテクノロジーは熱反射板が、地面からの冷気を防ぐと同時に体から出る熱を反射します。いわゆる自分の熱を利用して身体を暖める仕組みが備わっています。

ネオエアー Xライト マックスSVは3シーズン用のマットなので、1,2月の厳冬期は冬用に応用の効くマットを使用しますが、それでも結構な寒さまで耐えられるという感じがあります。

サーマレスト『ネオエアー Xライト マックスSV』の準備・片付けのしやすさ

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

エアー式のマットの最大の難点は、膨らます事、空気を抜く事が面倒なところではないでしょうか?

ただでさえ空気の薄い山の上のテント場で、更に歩いてきて身体が疲れているという状況で、テントマットに空気を入れるのは非常にしんどいです。

晴れていればまだしも、悪天候でテントの中で空気を入れなくてはならない時などは、身体を折り曲げながら空気を入れるという、億劫極まりないのですが、ネオエアー Xライト マックスSVは、開口部がスピードバルブといって、非常に大きくできているので、なんと通常バルブの約1/3の時間でマットレスを膨らませる事ができるんです。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

空気の入れ方は、通常バルブと同じように、開口部の広いバルブにフウフウと、息を吹きかけるように空気を入れていきます。空気を入れる際は黒い生地は中に入れ、弁の役割をさせます。逆に抜く時はこの黒い生地を引き出して、一気に抜きます。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

空気を入れる際は口を10㎝~20㎝離し、吹込みます。これにより周りの空気を巻き込みながら入れることができるので、呼気以上の空気が一度に入るので、僕の場合は7回ほどで9割近くはいります。その後、ロールダウンといって、開口部をクルクルと7回くるんで、ロールトップをクロージャーでとめます。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

最後にマットの反発力を調整するための口が、肩あたりについているので、ここで最後に空気の出し入れを行って完成です。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

膨らますのが早くできるということは、片づけるのも同様に早く行うことができるということで、通常のテントマットであれば、身体をのっけるなどで、一度空気を完全に抜いてからテントマットを畳んで仕舞うというような方法ですが、開口部の広いバルブによって、それこそあっという間に空気が抜け、開けたその瞬間から、テントマットを畳むことができます。空気が完全に抜けてくれることで、コンパクト性も空気が抜け切れていないことで、嵩張ってしまうというような事もなく、非常にスムーズに撤収ができるようになります。

サーマレストのテントマット『ネオエアー Xライト マックスSV』

全てにおいてストレスレスなテントマットで、非常に気に入っています。

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