週末のアウトドアライフを充実させたい!そんな思いもあって、気軽にできるソロキャンプ&バイクパッキングを楽しむことができるように試行錯誤しています。
ソロキャンプは、静かな森の中で読書を楽しむようなスタイルもあれば、海の近くにあるキャンプ場に出かけて、朝マズメを狙って海釣りを楽しむようなこともしています。車で移動となると、駐車場問題や、出かけた先での移動がしづらかったりするので、バイクパッキングのスタイルででかけることが多いです。
おすすめポイント
- 購入しやすい価格で初心者にも扱いやすい
- テント設営しやすいギミックが随所に施されている
- 広い居住性と悪天候にも安心なテント
- テントからシェルターに早変わりする作り
製品情報
ブランド名 | MSR |
商品名 | エリクサー1 |
商品説明 | 丈夫で入門者にも扱いやすく、コストパフォーマンスの高いモデルです。エリクサーは、MSRのバックパッキングテント・シリーズの中では最も居住性が高いモデルです。 |
価格 | ¥28,000(税抜) |
カラー | グレー、グリーン |
定員 | 1 |
ドアの数 | 1 |
最小重量 (フライ/本体/ポール) | 1780g |
総重量 | 2160g |
フロア面積 | 1.86m² |
前室面積 | 1.11m² |
室内最大高 | 100cm |
収納サイズ | 48×15cm |
自立 | ◯ |
付属品 | フレーム一式、テント本体、レインフライ、ステイク、MSR® フットプリント |
ガイコードポイント | 4 |
フライ材質 | 68D ポリエステルリップストップ 耐水圧1,500mm ポリウレタン&DWR コーティング |
ポール材質 | 7000 シリーズアルミ |
キャノピー材質 | 40DリップストップナイロンDWR コーティング、20D マイクロメッシュ |
フロア材質 | 70D ナイロンタフタ 耐水圧3,000mmポリウレタン&DWRコーティング |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★☆☆ |
コンパクト性 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
そんな遊び方に強くおすすめしたいテントはMSRのエリクサー1です。なんといっても入門者に扱いやすい作りで、コストパフォーマンスの高さが魅力的です。
エリクサー1が入門者に扱いやすいテントである理由
テントを設営する時に、ポールを間違ったポイントに差し込んでしまって、再度抜いて、設営に時間がかかるというような経験をされた方って多いと思います。
MSRのエリクサーは、使い手の迷いを見事に解決した特徴を持っています。メインポールはスイベルといって、2つのポールを接続するための部品が2つ付いています。この2つのポールは赤とグレーとに色分けされています。
メインポールを差し込む先の、グロメットのついたベルトも赤とグレーとに色分けされているので、インナーを広げた際に、どういう方向に広げれば良いか?ポールを連結させた後に、どういう位置関係でポールを指していけば良いか、想像しやすいんです。
設営の際には1つコツがあります。まずインナーを広げて4隅をペグダウンして仮止めしておきます。先に仮止めをしておくことで、インナーテントにテンションをかけながら設営ができ、風が強い場所で吹き飛ばされる心配も軽減されるので、非常に有効です。
メインポールを立てたらインナーテントについているフックをポールに引っ掛けていきます。このフックも色分けされているので、赤のポールに引っ掛けるか、グレーのポールに引っ掛けるかが一目瞭然です。その後、短いポールで天井を持ち上げます。最後にばさっとアウターフライをかけて4隅を止めて、ペグダウンをすれば完成です。
広い居住性と悪天候にも安心
最小重量1,780グラムと、一人用テントとしてはウルトラライトなテントとは言い難いですが、エリクサー1は耐久性と安定した居住性が魅力です。
耐久性においては、生地の番手、ポールの作りなど、軽量を求めすぎない作りによって、悪天候にも安心な作りとなっています。
居住性においては、設営後のテントを見ると解るのですが、テントの横壁がほぼ垂直なんです。さらに、メインポールのクロスしている箇所が2ヶ所ありましたが、これによって通常のクロスポールに比べて圧倒的にヘッドクリアランスが広く、狭さを感じないのが特徴です。
また高めのバスタブ構造となっているので、雨の日には安心して眠ることができます。冷気の遮断もバスタブの高さによって体感が大きく変わるので、寒い時期にも快適に過ごすことができます。
結露対策によるメッシュの配置はサイドと天井部分に施されており、風通しと煙突効果で暑い時期にも風通しよく過ごせます。
前室の広さは圧倒的な解放感があります。これは前室の形が台形になっていることが大きな理由だと感じています。エリクサーシリーズが今年アップデートされたのですが、以前は三角形だったんです。前室のペグダウンをする箇所が2箇所になったことで、台形になり、以前のモデルと比べて35%も広くなっています。
雨が降った時に前室で料理をしたり、多くの荷物の置き場所として活用したりと、非常に快適に過ごすことができます。
小物入れに便利なメッシュポケットも、サイドと天井に配置されており、ヘッドライトや本、スマホや財布などの小物を見つけやすい場所に仕舞っておけるのは、大変便利です。
ここまで話してお解りの通り、最少重量1,780グラムに対して、テント内での快適性は抜群で、ストレスフリーにテント生活を楽しむことができます。
テントからシェルターへ様変わり
エリクサー1は28,000円(税別)とMSRテントとしては非常にコストパフォーマンスに優れたモデルと言えます。この価格でフットプリントが付属されています。このフットプリントとアウターフライを使用することで、シェルターとして使用することができます。
雨が降らないことが確実であれば、インナーテントなしのシェルタースタイルで、テント生活を楽しむこともできます。夏場であれば、吹き込む風が涼しく、また違った楽しみ方ができます。
また海遊びをする時にも、サンシェード風に使用することで、浜辺を快適に過ごすことが出来ます。海からの強風で煽られることもなく、夏場には重宝します。
MSRのこだわりを感じるディテール
エリクサーに限らず見られるMSRテントのこだわりにも目を向けてみると、素人から玄人まで、多くのアウトドア好きに支持されている理由がわかると思います。
ポールを入れる袋の外側には4ステップで簡潔にテントの設営方法がイラストで描かれています。設営方法に慣れていない人でも、ここに描かれているイラストを見れば、おおよその方法を知ることができるようになっています。
もう1つは、夜中暑くなって換気をする時に、内側から入り口のジッパーを開けるときがあります。わざわざ明かりをつけると眩しくて目が覚めてしまうので明かりを付けずにジッパーを開けたいんです。そういう時にも蛍光のスライダーによってどこから開ける事が出来るかが解るので、こういう施しはちょっとした時に助かります。
最後にポールを畳んだ時の長さです。畳んだときに1本だけ長かったりして、畳んだ時に長さが出てしまうことがあるんですが、これは左右いづれも一番短いところで折りたためるので、コンパクトに仕舞えます。
MSRのテントは少しづつ進化を繰り返してより快適に、使いやすくなってきているので、面白いメーカーだなあと、新しいモデルをチェックするのが楽しいです。