熱中症にならない為に、経口補水液のオーエスワン(OS-1)がおすすめです。2018年に女性医師初のエベレスト登頂を果たしたとして話題になった大城和恵さんも、山の脱水環境対策として経口補水液のオーエスワンパウダーを、エベレスト登山中に携帯されたそうです。登頂当日も、凍らないように懐に水筒を入れて、水分と電解質をオーエスワンによって補給されていたということです。夏の登山に是非オーエスワンを取り入れてください。
熱中症になる要因・登山での熱中症リスク
そもそも熱中症になるには幾つか要因があると考えられています。
<周囲環境の要因>
- 気温と湿度が高く、風が少ない
- 通気性や吸収性が悪い服装
<身体の要因>
- 運動によって体内で熱が多く作られる
- 脱水により、体内で作られた熱を外に逃がせない
- 暑い環境に対しての順応がしきれていない
主な要因を挙げてみましたが、これらを見ていると、夏場の登山で起こりえる要因ばかりであることがわかります。「脱水」以外の熱中症要因に関しては、登山服装のレイヤリング、UVケア、キャップやサングラスで紫外線防止を行うなどで対策を行うと良いでしょう。
「脱水」に関しては、特に意識して気を付ける必要があると考えています。暑い時期に登山を行うと、私たちの体は大量の汗をかいて、汗の気化熱で体温を下げようとします。しかし大量の汗により水や塩分が失われたときに、適切な水・塩分補給ができないと、脱水状態に陥ってしまいます。そうなると汗をかくことができず、体温が上がりやすくなり、熱中症のリスクが高まります。
また、脱水は登山中の「疲労」「ふらつき・転倒・転落」「心筋梗塞」とも関係が深いとも言われていて、とても注意が必要です。
ファストハイク、トレイルランニングを楽しむ方々は、できるだけ荷物を軽くするために携行する水や塩分などの補給食を制限しがちです。またグループで山に入る際、立ち止まって仲間との歩行ペースが乱れる事を理由に、水分補給を怠る人も多く、登山こそ脱水状態に陥る可能性の高いアクティビティであることが解ります。
経口補水液のオーエスワンの良いところ
経口補水液のオーエスワンは、汗をかくことで失われる水と塩分を上手に補ってくれます。この『上手に』がミソなんです。
経口補水液の歴史を調べてみたら、その原点は発展途上国での乳幼児の脱水症の予防~治療目的により世界保健機関によって広められたものということです。小腸でナトリウムとブドウ糖が1:1で吸収されることから経口補水液もそれに近い組織となっているなど、経口補水液が医療現場で活用されている理由も納得できます。
また経口補水液はナトリウムなどの塩分バランスが、脱水対策という観点からみて優れています。厳密には予防という観点からはスポーツドリンクでも問題ないと思っていますが、成分をチェックしてみると、スポーツドリンクは経口補水液と比べてみると、塩分量は少なく、糖分が多いです。
経口補水液のオーエスワン(OS-1)を飲むタイミング
「熱中症になる前はスポーツドリンク、熱中症になったらオーエスワン」という根拠のない情報が出回っている印象を受けますが、これは今までの説明を読んで頂くとお解りのとおり、大きな間違いです。「脱水したら(熱中症の症状が出る前に)オーエスワン」という考えが正しいです。
オーエスワンは、熱中症の要因にもなる脱水状態に対処するためのものなので、脱水したら摂取!また、汗中の塩分は、たくさん汗をかくほど濃くなるため、特に登山などの大量の汗をかくようなアクティビティでは、スポーツドリンクではなくオーエスワン!という考えのもと脱水対策・熱中症対策を行っています。
補給のタイミングは、基本的にはこまめにとるようにしています。30分おきに少しずつというのを目安にしています。アクティビティ別で汗のかく量が異なってくるので、臨機応変に対応するようにしています。熱中症の症状が出ていなくても、脱水は進んでいきます。
おしっこが出ているか?おしっこの色が濃くないか?など、脱水になっていないかを自分で注意しておく必要があります。足が攣ったら熱中症のサインです。また、オーエスワンを飲んだ時に「美味しい!」と感じたら「脱水気味だな」と考え、脱水症状のサインとしてもオーエスワンの活用には意味があると感じています。
荷物を軽くしたい山行では、オーエスワンのパウダータイプを、日帰り登山などではゼリーやペットボトルを持ち歩いています。パウダーは水場が豊富にあるような縦走登山では、軽量化にも非常に有益なので助かっています。