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2018.11.14
雪山用グローブ-登山で手を冷やさないコツ

雪山用グローブ-登山で手を冷やさないコツ

雪山に出かけるときは、グローブは2セット持って行きます。グローブには大きく分けてインナーとアウターが一体型になっているグローブと、別々になっているグローブがあり、私はそれを使い分けています。いずれも雪山を想定した暖かいグローブです、

メインの雪山用グローブ

雪山用グローブ メイン

メインで使用するグローブは、ブラックダイヤモンドのグリセード(一体型)です。

グリセードは何年も継続して販売されている人気モデルなのですが、私が使っているのは数年前にあった女性用グリセードです。女性モデルは私のように小さい手でもジャストサイズのものがあり、操作性がよく助かりました。ユニセックスのXSは私にとっては大きいので、是非以前のように女性モデルを復活して欲しいです。

雪山用グローブ 実際の活用イメージ

私の場合ですが、厳冬期でもコンディション次第ではグリセードで事足ります。グリセードは裏側が起毛していて結構暖かく保てます。ただ、風が強かったり、天気が悪いときなどはもう一つのグローブに切り替えます。

雪山用グローブのサイズ

雪山用グローブサイズ

私が購入したブラックダイヤモンドのグリセードのサイズはそのまま手を入れてちょうどいい大きさにしています。このくらいの厚みのグローブであればアイゼンの付け外しなどもできますので、サイズは操作性の高いジャストサイズでOKです。

雪山用グローブ レイヤリング

人によっては薄いインナーグローブを重ねて使うようですが、そのメリットとしては勿論寒さ対策でもありますが、細かな作業を素早く行えることです。雪山でものすごく冷えた金属を直接触ると、皮膚がはりつくことがあるんです。アイゼンは素手で装着しないというのは、雪山の鉄則というように教わってきているので、そういう場合は重宝することがあると思います。

ただし、その場合はサイズがきつくならないよう、それに見合った大きさのグローブを選ぶことが大事だと考えています。きつくなると血の巡りが悪くなって、暖かくしているつもりなのに、冷えやすいということがあります。

サブで持ち歩くグローブの重要性

雪山用 サブグローブ

サブで持ち歩いているグローブはインナーとアウターがバラバラになるタイプです。インナーはウールのグローブで、異なる厚みのものを2種類持っています。アウターはヘリテイジのオーバーグローブです。

メリノウールのグローブ
メリノウールのグローブ

サブのグローブを持ち歩くのは、冬山ではとっても大事な心がけだと思います。まずメイングローブでも寒いと感じるシーンが少なからずあります。そうなったら、サブのグローブに切り替えるようにしています。2種類の厚みのウールのグローブ、どちらでもブラックダイヤモンドのグリセードより暖かいです。

アウターグローブ

ただし2種類のウールグローブを持ち歩くのではなく、季節やシーンでどちらかのグローブを選択して持って行くようにしています。例えば、2月の八ヶ岳は結構寒くなることが解っているので、厚みのあるほうのウールグローブを持って行きます。この場合はメインでブラックダイヤモンドのグリセードを使って、寒くなったらウールグローブ+ヘリテイジのオーバーグローブにかえます。

風にグローブが飛ばされないように

グローブが飛ばされないよう

また、風が強くてグローブが飛ばされてしまうという可能性が冬山には多くあります。だから飛ばされないようにグローブキーパーをしてリスク回避に心掛けています。

グローブが飛ばされないよう

私がよく出かけている八ヶ岳では冬になると偏西風によって西風が強く吹くことがあります。ザックをあけたり、靴紐を直したり、さっと時間をかけずに行う時には、グローブを外したいってなるんです。手先の自由が効く状態だと、作業を早く済ませることができるので、身体を冷やさずに済みます。こういう時にグローブが飛ばされやすいので、気を付ける必要があります。

予備のグローブが重要

予備のグローブが重要

またグローブが濡れたときの対策としても、予備のグローブの存在は大切です。ブラックダイヤモンドのグリセードは一旦濡れてしまうと乾きにくいです。一体型グローブの宿命ですね。一方でインナーとアウターが別々のグローブはインナーは濡れても冷えにくいウールですし、アウターは薄いのでテントでも乾かすことができ、心強いです。

指先、足先を冷やさない私なりの考え

指先が冷える原理

女性って末端が冷えやすいと思っていて、そうならない為には・・って考えることがしばしばあります。私なりの考えで確証があるわけではないのですが、末端を冷やさない為には、体幹を暖めておくことが大事なんじゃないかなあと感じています。

自分の生命を維持する中心部分を暖めておかないと、身体全体が冷えてきてしまう。確か、体のコアとなる部分を守るために、まず初めに、末端から冷えていくという話をきいたことがあります。

逆にいうと、末端をとにかく温めておいても、体幹が冷えてしまえば、末端が冷えてきてしまう。だから、グローブで指先が冷えないようにという心掛けと一緒に、体幹を暖めるという心掛けも一緒に行うようにすることが大事ということです。

体幹を暖めるために心掛けているのは、衣類を調整して汗をなるべくかかないレイヤリングにすること、暖かい飲み物を摂取することなどです。グローブも大事だし、体幹を暖めることも大事だし・・血行をよくすることが、冷え対策の近道なんだと考えています。

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