ウール素材のアイテムは冬の登山では欠かせない装備の1つです。中でも顔周りを暖かくするアイテムとして、ヘッドバンド、ネックウォーマー、ニット帽、バラクラバは全てウール素材で揃えています。
以前、ウールではない素材のネックウォーマーを使用し、2月の硫黄岳で頬が凍傷になりました。(まぁ、素材だけのせいではないと思いますが。笑)
自分の呼気で濡れたウォーマーがずっと自分の頬に触れて凍傷につながったのですが、これがウールであれば、水を吸っても比較的冷えにくい特徴があるので、そのおかげか、使い始めて今まで快適に且つ安心して登山を楽しめています。
それぞれのアイテムの組み合わせ方ですが、パタゴニアのニット帽+スマートウールのネックウォーマーもしくはスマートウールのヘッドバンド+ネックウォーマーのいずれかの登場回数が多く、バラクラバは吹きさらしをずっと歩かなくてはいけない場合や、どうしようもなく寒いという緊急時のみに使用するような使い分けをしています。
ただし着用しているウェアの襟元がそれなりに高く、首元を暖めることができたり、フードを被って、耳も頭も暖めてくれることもあるので、ウェアとセットで考えるようにしています。
ヘルメットを被るときは頭自体は暑く感じることもあるので耳だけ暖めたいということがあります。そういう時にヘッドバンドが登場したりします。
バラクラバは見た目の格好悪さから、登場回数は少ないですが、しっかり顔を守りたいと思う時は非常に重要なアイテムの1つだと感じています。ニット帽とネックウォーマでは、目の下のちょっと高くなった頬のあたりがどうしても露出してしまい、凍傷になりやすいと思います。ゴーグルがあるとこれが防げることもあり、状況によってアイテムを上手に使うように心がけています。
パタゴニアのニット帽とは、10年ぐらい一緒に山で過ごしているのですが、私の持っている形はもう販売されていません。このニット帽は耳が隠れるようになっているところが凄くよいのですが、今はその形のものがないんです。是非復活してもらいですね。
それとヘッドバンド、ネックウォーマー、バラクラバはスマートウールを使っています。以前よりもチクチク感がなくなって、肌触りがよくなったように感じています。またヘッドバンドはユニセックスで、色々な柄が販売されているんです。
デザインがかわいくて、思わず2種類購入してしまいました。カラーは毎年変わりますし、男性っぽいデザインもあるので、是非チェックしてみてください。