僕は軽量な道具を背負って、早いスピードで移動するファストハイクと呼ばれるスタイルで登山を楽しむ事が好きで、そんなアクティビティの時の時計はできるだけ小さく、コンパクトだと助かります。
去年からカシオのプロトレックスマートWSD-F20を使用していたのですが、現在地を確認する為のツールとして多くのシーンで助けられました。このWSD-F20がWSD-F30と名前を変えて、コンパクトにリニューアルされたデザインで2019年1月にリリースされます。
今回、光栄にもこのWSD-F30を事前に使用させて頂ける機会に恵まれ、実際にファストハイクで使用してみたので、そのレビューをさせて頂こうと思います。
おすすめポイント
- 装着時のフィット感を向上させたコンパクトデザイン
- 二層ディスプレーが進化した鮮やかな有機ELを採用
- 消費電力を抑えるエクステンドモードを搭載
- 米国国防総省が制定する耐久試験MIL-STD-810Gに準拠
- 今いる場所をカラーで描かれた地図に表示する
商品概要
ブランド | プロトレックスマート |
商品名 | WSD-F30 |
商品説明 | 先進のテクノロジーとデザイン。コンパクトデザイン、2層構造ディスプレイ、MIL STANDARD準拠、5気圧防水 |
価格 | ¥44,050(税込) |
重量 | 83g |
ケース直径 | 5.4cm |
ケース厚 | 14.9cm |
耐水圧 | 50m |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
機能性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
コンパクトになったプロトレックスマート
WSD-F30を腕に装着してまず思ったのは、そのコンパクトさです。WSD-F20を使用していて気になっていた、手首を曲げたときに手の甲に時計があたる煩わしさが大きく改善された印象があります。
また、行動量の多いアクティビティでは、できるだけ汗をかかないように、体温調整に気を遣うのですが、その手段としてウェアの脱ぎ着は多少面倒でもマメに行うようにしています。その際に時計がごっついせいで、ウェアの脱ぎ着にストレスを感じることが多々あったのですが、これが時計がコンパクトになったおかげで、非常に少なくなりました。
プロトレックスマートを選ぶ理由
まず第1に現在地を確かめるのに、プロトレックスマートは素晴らしい時計と感じています。その方法についてですが、僕の場合は、時計純正の機能として備わっている「アクティビィティ」もしくは「YAMAP」のいづれかを使う事が多いです。いづれも事前に地図をダウンロードしておいて、現地ではネットワークをつなげなくとも、GPSだけで現在地を確認することができます。
現在地を確かめる方法はできるだけ多面体で、今居る位置を捉えるようにしています。1つは標高で、何メートルだから、おおよそこのあたりと目星をつける方法です。これはプロトレックスマートではない時計を使用していた際も活用していました。
もう1つは地図を使って平面において、どこにいるか?という見方です。プロトレックスマートを使う事で、地図の上に今居るポイントがプロットされるため、視覚的にどこに居るのか?というのを認識することができるんです。登山道から外れているかなどは一目瞭然にわかるし、ルートを事前に計画しておけば、ルート通りに辿れているかなどをチェックすることもできます。そもそも地図がとっても綺麗に描写されるのは、プロトレックスマートならではと言えると思います。
もし迷ってしまっても、プロトレックスマートに備わった方位磁針で向かうべき方向を掴むこともできるので、エマージェンシーキット的に活用できる時計とも言えます。
WSD-F30になって旧式から幾分かフェイスが小さくなったと思うんですが、全く見づらくなく、逆にアプリやツールボタンの視認が改善され、更に省電⼒且つ⾼コントラストの有機ELディスプレイを搭載しているので、非常にアウトドアでも見やすく使いやすくなりました。さらに明るさ調整も照度センサーにより自動調整も選べるようになっています。
省電力機能が追加されたプロトレックスマート
WSD-F30ではオフラインのカラー地図表示とGPSに機能を絞る「エクステンドモード」が追加されました。
このエクステンドモードでは通信や通知機能がオフになり、GPSも間欠測位(1分、6分、10分から選べる)になります。あらかじめ設定したスケジュールに従って、睡眠時間には時計がスタンバイ状態になったり、昼間でもモノクロ表示(時刻、高度)で、消費電力を抑えてくれます。カラー地図を見たいときは側面のMAPボタンを押すことでチェックすることもできます。これによって、充電できない場所でも最長3日間駆動してくれます。
さらに、ダウンロードした地図は5つまで保存できるようになったので(WSD-F20では1つでした)、ファストハイクで長い距離の山旅を楽しむのにも、柔軟に対応してくれるようになりました。
アクティビティではファストハイク以外にも、道を間違いやすい冬山登山や、2泊以上で出かける縦走登山など、幅広いアクティビティで活躍してくれること間違いなしです。
今年何かとニュースになった秋口のキノコ狩りで、多くの方が遭難により亡くなられたと思いますが、そんな時にこの時計1つあるだけで、元来た場所に戻ることも出来たと思います。今では山に入る際の必須装備として、スマートウォッチの存在は大きいです。
プロトレックスマートWSD-F30をつかってみて
時計がコンパクトになったことで、普段使いがしやすくなったと感じています。だから、仕事にも遊びにもボーダレスに使うようになって、スマートウォッチって便利だなあと感じるシーンも増えました。
カバンの中にスマホを入れっぱなしでも、LINEや電話などの通知が連動して時計でもわかるので、カバンの中に入ったままで大事な連絡を見過ごしてしまうことが最小限に抑えられたのは、大きな出来事でした。
またカシオプロトレックスマートオリジナルのフェイス以外に、沢山のウォッチフェイスがダウンロード出来るので、シーンによって使い分ける楽しみがあじわえます。
また、今まで使ったことがなかったGoogle Fitを使って、登山しない時のエクササイズを記録するようになりました。その日に行ったウォーキング、ランニングなど、あらゆる運動の時間を記録して、数値化してくれ、更には自分に合ったアドバイスを受けれるようなので、まだ使い始めたばかりですが、よりよい体作りに一役かってくれたらと、これからが楽しみです。