ブラックダイヤモンドのトレッキングポールにはフィックスレングスタイプ、伸縮式タイプ、折りたたみ式タイプという3種類に分かれます。
それぞれメリット・デメリットがありますが、折りたたみ式の Z ポールは重量は中間でコンパクトになるというメリットがあります。以下はディスタンスカーボンでそれぞれタイプ別の重量を表にしたものです。
※横スクロールで表がスクロールできます。アイテム名 | ディスタンスカーボンFLZ | ディスタンスカーボン | ディスタンスカーボンZ |
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機構 | フリックロック式 (伸縮式) | フィックスレングス | Zポール (折り畳み式) |
ペア重量 | 105~125cm:360g | 120cm:190g | 120cm:300g |
Zポールの種類
ブラックダイヤモンドの中でも折りたたみ式の Z ポールはいくつか種類があり、ディスタンスカーボン Z 、ディスタンス Z、ディスタンスプラス FLZ ディスタンスカーボン ARZ…と商品名に Z がついています。
Z だけがついている商品は Z ポールという、いわゆる折りたたみ機能がついたトレッキングポールで、FLZ はフレックスレングス(伸縮できる機能)が備わったトレッキングポール、ARZ はアクセサリーレディグリップというシェルターのフレームにすることができるトレッキングポールとなっています。
商品名に付いている名前のルールさえ覚えてしまえば、後はカーボン素材が良いのか、アルミが良いのかという、軽量性と素材の特徴で好みに合ったトレッキングポールを選ぶことになります。
ブラックダイヤモンド トレッキングポールのサイズ展開
特徴と素材が決まったら次にサイズですが、ディスタンスカーボンZを例にとると100 CM から130 CM までの長さを5センチ刻みで選ぶことができます。
身長 | 適正な長さ |
154cm未満 | 100cm |
154~171cm | 110cm |
172~182cm | 120cm |
183cm以上 | 130cm |
トレッキングポールのサイズの選び方は、上にある表のように自分の身長に対して適正な長さが決められていて、あとは実際に持った時に、平らな場所でトレッキングポールを持った時に肘が90°になるようなサイズが理想的です。
このサイズが長すぎると歩幅が大きくなってきてしまうので疲労に繋がる場合があります。僕はトレイルランニングで登る時の推進力としてトレッキングポールを使うシーンが多いので少し短めを選んでいます。
短いと少しでも軽くなるので、そういう視点でサイズを考えるといいと思います。実際に持ってもらうと Z ポールの軽さには驚くと思います。女性が使うのにも向いています。
Zポールの折り畳めるという機構のメリット
トレイルランニングの大会ではトレッキングポールを使える区間というのが日本の場合指定されていることが多く、そういう場合にはトレッキングポールを折りたたんだ状態で移動する必要があります。
ブラックダイヤモンドのディスタンスカーボンZ は折りたたんだ状態の長さが短くなりさらにカーボン製なので軽いという利点があります。
折りたたんだ時にはトレッキングポールのバスケット部分にくぼみがありそこにボールを納めることができるので折りたたんだ状態から不用意にバラバラになるようなことも少なく、動きながらトレッキングポールを畳むのにも適した作りとなっています。
トレッキングポールのグリップ部分
ブラックダイヤモンドの Z ポールはグリップ部分、握る箇所が長く作られています。
Z ポールなので長さを調整することができないのですが、このグリップ部分の下を持つ時には登る時、上を持つ時には登る時というようにボール自体の長さの調整はできないのですが、持ち位置を変えることでシーンに合わせて簡単に使い分けることが可能になっています。
トレイルランニングやファストパッキングをする人であればわかると思いますが、いちいちトレッキングポールの長さを調整するのが面倒なので、そういう意味でもシンプルなつくりの Z ポールはおすすめです。特にレースではとても扱いやすく、ブラックダイヤモンドのディスタンスカーボン Z は手放せない装備の一つとなっています。