山の中に入るということは、山の中にお邪魔するということ。決して自然を壊してはいけないし、決められているルールは守るようにしている。
僕が登山を始めるとき、必要な装備にどのようなものがあるのかを調べると同時に、登山をする上でのルールにはどのようなものがあるのかも調べた。例えば食べ残しを自然に破棄しないように心がけるとか、登り優先で下る最中ですれ違うときは待つとか。登山を楽しむみんなが気持ちよく過ごせるように、そして未来でも今と同じ、もしくはそれ以上の自然が楽しめるように、1人の登山者としての心がけが重要だと考えている。
そんな心がけの1つとして歯磨きがある。日常使用している歯磨き粉は環境に配慮すると山では使用しない。歯磨き粉を使わないという選択肢もあるのだけれど、オーラルピースに出会ってからは、日常から登山、キャンプなどでも使用している。
オーラルピースを使用する理由
登山にも持っていける歯磨き粉って無いかなあ?と探して見つけたというより、歯を大事にしようと40を境に考えて出会ったのがオーラルピース。
そもそも口腔は体の入り口として健康に密接な関係があるのだから、普段から歯の予防を心がけたい。オーラルピースの良いところは、ネオナイシンという天然由来の口腔ケア製剤を使用している。これは口腔内の虫歯菌・歯周病菌・誤嚥性肺炎原因菌にアプローチしながら、もしも飲み込んでも、アミノ酸に分解されるため安全というもの。高齢者には重宝されているそうだ。
オーラルピースを登山で活用
オーラルピースにはジェルとスプレーと2種類の商品がある。味は3種類あり、爽やかな味のクリーン&モイスチャー、ジューシーな味のクリーン&モイスチャー オレンジ、清涼感のある味のクリーン&モイスチャー ミントがある。味という表現も歯磨き粉として考えると不思議だろう。
ジェル状のオーラルピースでは、歯磨き粉のような使い方で歯ブラシに付けて使用する。これが一番馴染み深く歯を磨いている感覚は強い。でもそれ以外の使い方ができるのがオーラルピースの特徴だろう。
ジェル状においては、清潔な指に適量を取り、口腔内に塗って使う。保湿ジェルのような使いかただ。歯の中がちょっと気持ち悪いなあと思った時に、サコッシュからさくっと出して塗布できる。
スプレーはジェルとは異なり指に付けたり、歯ブラシにつけたりする必要がないので、登山中にはとても重宝する。例えば歯磨きやうがいができない時、旅行であれば外出時で、人目が気になるような場所で、口内に直接プッシュして使用することができる。保湿と殺菌をしてくれ、更には口の中の爽快感が高まるので、不快な気持ちから脱却できる。
口の中をスプレーして、そのあと水を口の中に含めばマウスウォッシュのようにして口の中を洗浄することもできる。
オーラルピースのよいところ
僕の場合、口をあけて寝てしまう事があり、そうすると口の中が乾いて夜中目を覚ましてしまうことがある。ドライマウスに悩まされている人も熟睡ができないと良く聞くけど、スプレーを近くにおいておけば、口の中が保湿されるので、とっても便利。
また電動歯ブラシを使う際には研磨剤のない歯磨き粉がよく、また泡立ちが少ないと歯磨きがしやすいと感じている僕には、オーラルピースはマッチしている。
海外旅行などの長旅にも活用できれば、タバコを吸う父親と話していると気になる口臭の為に使ってもらえたり、パッケージデザインが素敵で、エコでサスティナブルな点でプレゼントにも喜ばれるし、とオーラルピースの活用幅は広い。
アウトドア向けオーラルピース
最近、アウトドアアドベンチャー トゥースペーストという登山者にはうれしい製品が開発された。主成分にネオナイシンを使用していて、可食成分のみで作られており、水がなくても使用できる点(誤って飲み込んでしまっても問題ない)、自然に吐き出しても環境負荷がかからない点などは共通。
アウトドア仕様としては、少量でも爽快感のあるスーパーミント味で、山の景色を見ながら口の中もすっきりという気持ちよさを感じることができる。
また登山やキャンプなどに持参してもかさばらない軽量パッケージというのも特徴的。こちらもパッケージが可愛らしく、所有感をくすぐられる。