山ごはんも行動食もせっかく山に入るのだから美味しいものを選択したい。そんな思いから最近はまっているのがアンテナショップ巡りだ。行く山に属するアンテナショップに出かけて地のものを手に入れるのも面白い。例えば長野県の山に足を運ぶのならば、銀座にある「銀座NAGANO」で出かけてみる。ちなみに銀座NAGANOは以下の場所に位置する。
僕が最近気に入っているアンテナショップは沖縄の食材が手に入る「沖縄産品 銀座・わしたショップ」だ。上で紹介した銀座NAGANOと600メートル、徒歩8分ほどの距離しか離れていない。
今回はこの「沖縄産品 銀座・わしたショップ」で手に入れることのできる個人的にお気に入りの行動食を紹介する。
島のサトウキビから出来た伝統製法で生まれる八島黒糖
黒糖は沖縄県の伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の8島のみで生産、県外出荷しているという。サトウキビは沖縄全地域で栽培されているものの、黒糖となるとまた別のようだ。
そんな8島のそれぞれの黒糖を楽しめるのが「八島黒糖160g」という商品。8種類のパッケージは島の自然や芸能文化をモチーフとした可愛らしいもので、全て味が異なる。苦味、甘み、食感、外見と異なり飽きがこない。全体的に食感は硬く飴のように舐めてゆっくりと摂取できる。
黒糖はカリウムがとても多い。カリウムには余分に取り過ぎたナトリウムを排せつする働きがあり、血圧を下げる効果が期待できる。登山で摂取する行動食の多くが塩分の強いことを考えると、黒糖の効果はありがたい。
黒糖には抗動脈硬化作用もあり、黒糖に含まれるポリフェノールが酸化ストレスを軽減するというのが理由のようだ。沖縄の長寿の秘訣は、実は黒糖なのかも?なんて感じてしまう。
しょうが黒糖
寒がりな僕はしょうがというキーワードの食材を手に取ることが多い。この黒糖もその1つ。
八島黒糖と比べるとホロホロと崩れる柔らかな食感で、しょうがのピリリとした味わいが楽しめる。甘さは八島黒糖に比べて強め。テント場でコーヒーのお供に食したり、甘いものとマッチするウイスキーのおつまみとして食べることが多い。
沖縄 塩シークヮーサー 柿の種揚
行動食というよりテント場で楽しむお酒用という方が正しいかもしれない。塩とシークヮーサーを使った、汗をかいた後に美味い!唸るような味わいが好きな、サクサクとした食感を楽しめる柿の種揚。以前、登山中にすれ違った見知らぬ方に頂いたレモンの砂糖ずけの美味さが忘れられなく、それからはレモン系の行動食を持ち歩くことが多い。
かむかむパイナップル
噛んでたべられるチューイングキャンディー。グミやナッツ類など噛んで食べる行動食は必ず持ち歩いている。噛むという行為は集中力を助け、満腹感もある。
噛みごたえがあり、更に1粒にビタミンCを40mg配合。そして爽やかな味わいを楽しめるので、夏場の暖かい登山での行動食には持ち歩くことが多い。 |
こんな風にコンビニやスーパーなどではなかなか手に入れることができない、一風変わった食材がアンテナショップだと手に入る。今ではインターネットで簡単に手に入れることができるので、登山に行く予定が決まっている場合は、事前にネットで購入しておくのも良いかもしれない。