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シュラフ
2019.08.24
【レビュー】シートゥサミット スパークSPⅠ-軽量安心のシュラフ

【レビュー】シートゥサミット スパークSPⅠ-軽量安心のシュラフ

装備の軽量化は登山スタイルに関わらず気にするようにしている。僕の記憶では軽量化=快適性を失うというのが一昔前の定説だったように思うのだけれど、ここ最近は快適性を損なわず軽量化が行える優秀なギアやウェアが出回っている。

そんな中、シュラフの軽量化は奥が深く面白い。シュラフの形や使用している素材、シュラフ単体で考えるのではなく寝る時の服装を考慮してシュラフを選択するなど、自分にとっての快適をどのように決めるか色々な視点で検討ができる。

おすすめポイント

  • ファストパッキングに必須なシュラフ
  • 850フィルパワーの撥水ダウンを採用
  • 結露にも安心な作り
  • 手のひらサイズに収まるコンパクト性

商品概要

ブランドシートゥーサミット
商品名スパークSp1
商品説明スパークは軽量コンパクトを徹底追求しつつ保温性を高めたシリーズ。ウルトラライトなライナーとして、また軽さを生かして厳冬期のエクスペディション用として幅広く活躍します。
価格¥32,890 (税込)
重量350g(レギュラー)
中綿850+フィルパワー ウルトラドライプレミアムグースダウン
温度域コンフォート温度=9度(摂氏)
リミット温度=5度(摂氏)
エクストリーム温度=-9度(摂氏)

管理人の評価レビュー

総合評価★★★★★
快適性★★★★★
軽量性★★★★★
重量対の保温力★★★★★
コストパフォーマンス★★★★★
シートゥサミット スパークSPⅠシュラフ

僕が愛用しているシュラフはシートゥサミット のスパークSPⅠ。3シーズン中で、暖かな時期の高山、涼しい時期の低山では単体でこのシュラフを選択している。冬場はライナーとして、また1年中におけるエマージェンシーキットの1つとしても位置づけており、登山では欠かせないアイテムだ。

シートゥーサミットのスパークシリーズの違い

まずはシートゥーサミットのスパークシリーズについてどのような違いがあるのか以下の表で違いをまとめてみた。

※横スクロールで表がスクロールできます。
アイテムSP0SP1SP2SP3SP4
イメージ
重量(レギュラー)225g350g505g665g880g
ダウン重量100g180g300g430g620g
ダウン外重量125g170g205g235g260g
コンフォート温度域14°-2°-8°
リミット温度域10°-2°-8°-15°
エクストリーム温度域-9°-18°-26°-36°
構造スチッチスチッチ胴から上
ボックス
ボックスボックス
価格(税込)¥25,300¥32,890¥40,590¥49,390¥62,590

シートゥサミット のシュラフ、スパークSPⅠの安心感

シートゥサミット スパークSPⅠシュラフ

なんといってもシートゥサミット のスパークSPⅠの良さは軽量且つコンパクトであるということ。そして高品質な素材と設計で寝ていて寒い!と起こされる心配も少ない。

生地は7、10デニールという非常に軽量なものを採用している。そして保温性を発揮するRDS850+ロフトのプレミアムグース・ウルトラドライダウンが中綿に使用されている。登山中に気になる水分にも強いドライダウンのため、外部からの水蒸気や内部での結露も防ぐ安心感のあるダウンシュラフとなっている。

シートゥサミット のシュラフ、スパークSPⅠからコールドスポットを排除

シートゥサミット スパークSPⅠシュラフ

2019年のモデルからリニューアルされており、胴から上が縦型バッフルでダウンの移動とコールドスポットを排除した作りとなっている。またサイジングが若干変更されており、肩と腰にゆとりがうまれた。寝相が悪い僕には快適に過ごせるシュラフに作り上げられているという印象をうける。

シートゥサミット のシュラフ、スパークSPⅠの軽量性

シートゥサミット スパークSPⅠシュラフ

重量は350グラム。専用のスタッフサックに入れれば手のひらに収まるほどの大きさになる。ファストハイクで使用する30リッターのバックパックに優しいサイズなのだ。

シートゥサミット スパークSPⅠシュラフ

ジッパーも軽量なものを使用し、更にハーフ長のシングルスライダーとなっている。軽量化の実現はこのような入念なセレクトによってうまれているのだろう。

寝る為の道具として僕が選んでいる装備

シートゥサミット スパークSPⅠシュラフ

暖かさや寝心地を全てシュラフにゆだねるのは酷だ。年中の登山で持ち歩いているウルトラライトダウンジャケット、レインジャケットとパンツ、テントマット、エマージェンシーシート、バックパックも寝る際に活用すれば、暖かく寝ることができる。

熱ければ、活用するものを省いていけばよいわけだ。僕の経験上、寒さは地面からくるように思っている。だからマットはサーマレストのネオエアXサーモと冬でも使えるものを選んでいる。夏でも使えるものに変えたところで大きな軽量化は望めない。

またダウンがつぶれなければ結構暖かい。その上からエマージェンシーシートを施すだけで、熱を身体の近いところに留めておける。足元の寒さが気になるときはバックパックに足をつっこみ、レインパンツも履く。こんな風にして3シーズン軽い装備で快適に過ごしている。

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