安定した登山用テントマットを世に送り出しているメーカーとして名高いサーマレストですが、今年リリースされたテントマットとピローが非常に尖っています。その1つが軽量化とコンパクト性能に特化したテントマットとピロー。登山ギア全体で起きている軽量化という流れにおいて、スゥ~と先頭に立った感じがします。

もう1つが軽量とコンパクト性能を維持しつつ、寝心地に重きを置いた自動膨張式マットレスにおいて、快適性をとにかく重視したモデルが登場。今回はこれら3つのギアを紹介します。

サーマレスト ネオエアーウーバーライトの紹介

サーマレストのファスト&ライトシリーズは軽量且つコンパクトに収納できることが特徴で、エアー式と自動膨張式の2種類が存在します。

商品名にネオエアーとつくのがエアー式のテントマットで、自動膨張式に比べるとコンパクトに持ち運びができて軽量であることが魅力です。このネオエアーシリーズの中で最軽量のモデルがネオエアーウーバーライトです。

サーマレスト ネオエアーウーバーライトの重量

驚くなかれ183センチという長さのレギュラーサイズで、なんと250グラム!体幹部分のみテントマットがあればOKという、軽量化を行うファストハイカーには、長さ119センチのスモールサイズで170グラム!この重量にはとにかく驚きです。

そもそもサーマレストのテントマットは大好きで、ネオエアーXサーモを1年中の登山で使い続けていました。重量は430グラムでR値5.7と高い断熱力を誇ります。でもネオエアーウーバーライトの出現で、250グラムという軽さの魅力に取り付かれました。

サーマレスト ネオエアーウーバーライトの断熱性

暖かな季節は430-250=180グラムの軽量化によって、更に快適に、疲れを軽減しファストハイクを楽しめます。

軽量化によってトレードオフされたのがR値という断熱力でネオエアーウーバーライトは2.0という数値です。ちなみにサーマレストの3シーズンマットとして大人気の、ネオエアーXライトでR値は3.2となっています。テントマットの厚さはいずれも6.3センチで、寝心地の違いは特になく快適に就寝させてくれます。

マットの作りとしては、効果的に断熱するトライアンギュラーコアマトリックスという技術によって、熱が逃げづらい、三角形の空間が2層のレイヤーとなったつくりです。

6月の鳳凰三山で10~15度前後で、底冷えすることなくとても快適に寝ることが出来ました。もしも底冷えが気になることがあれば、例えばグラウンドシートに断熱性のものを取り入れたり、体幹部分あたりのテントマットの下にレインウェアを敷いたり、エマージェンシーキットとして持ち歩いているSOLのエマージェンシーブランケットで身を包んだり、と既にある装備類を上手に使うことで快適に過ごせると思っています。

サーマレスト ネオエアーウーバーライトのコンパクト性

ネオエアーウーバーライトを見て、まず驚くのがその収納サイズでしょう。店頭に置かれている収納されたネオエアーウーバーライトをみて、冗談ではなく最初ピローか何かだと思いました。エアーマットがこんなにもコンパクトになるものなのだと、思った瞬間、ファストハイクの全装備における重量や大きさが、今後どうなっていくのかが楽しみで仕方がありませんでした。

収納サイズはレギュラーサイズで15×9センチと、スマホをちょっと大きくしたくらいのサイズです。ザックのメイン気室にドッシリ構える道具だったのが、隙間にするりと収納しておける存在になったのは、本当に驚きです。

サーマレスト エアヘッドライトピローの紹介

もう1つ驚くのがサーマレストから新しく発売されたピローです。ネオエアーウーバーライトと同様に、軽量性とコンパクト性に特化しつつ、決して寝心地の良さは落とさないという考えられた作りに脱帽です。

重量は75グラムで、畳めば手のひらに収まるほどの大きさです。あまりにも小さすぎて、そして軽すぎるので、なくさないように気をつけなければいけないという、他の心配が出てくるほどです。

寝心地の良さも素晴らしく、空気注入式なので、好みの硬さと高さを調整することができます。

またテントマットに接触する側には滑り止めがついており、テントマットから枕が落ちる心配が軽減されています。

反対に、頭に触れる側は起毛ポリエステルが採用されているので、肌触りよく、非常に快適な寝心地です。枕の中心に凹みがあり、程よく頭を包み込むような作りとなっています。

サーマレスト プロライトエイペックスの紹介

サーマレストのファスト&ライトシリーズの中でも自動膨張式のモデルには、プロライトという商品名が付きます。その中で寝心地の良さを重視したモデルがプロライトエイベックスです。

サーマレスト プロライトエイベックスの重量

サーマレストの自動膨張式のマットで、いままで一番厚みがあったモデルがプロライトプラスで3.8センチでした。それに比べると、プロライトエイベックスは5センチと1.2センチも厚みがあります。

しかしながら、同じレギュラーサイズでプロライトプラスの重量が650グラムに対して、プロライトエイベックスがなんと630グラムと軽いのです。

サーマレスト プロライトエイベックスの断熱性

サーマレストのプロライトエイベックスが採用している技術はストラタコアフォームというものです。テントマットを膨らませると、その特徴的な表面に気付くと思いますが、凹凸になっています。

この作りによって、地面から伝わる冷たい空気を中央の層で遮断し、凹の部分に身体から出る熱を溜め込み保温をしてくれます。これによってR値が4.0と非常に高い数値で、プロライトプラス女性用につぐ断熱性を誇ります。

サーマレスト プロライトエイベックスのコンパクト性

プロライトエイベックスのレギュラーサイズで、重量は630グラム。収納サイズは28×12センチという大きさです。

自動膨張式のメリットはなんといっても、その簡便性です。バルブを開ければ勝手に空気が入って膨らんでくれ、最後に軽く空気を入れれば完成というのは登山後の疲れた身体には優しいです。

また自動膨張式のマットで5センチという厚みを誇りつつ、このサイズは非常にコンパクトです。エアーマット特有の跳ねる感じが好きじゃないという人にとっては自動膨張式マットがおすすめです。またスタッフサックが標準装備されており、圧縮もできるので、コストパフォーマンスにも優れています。

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