最近は、日帰り登山が楽しい。というか、日帰りでも満足してしまう。もちろん今年も長期の山旅や縦走もしたいのだけれど、なんだか原点にもどったような日帰り登山が楽しいなと感じる。
ここ半年くらいは、尾瀬、三つ峠、湯坂路、大山など何回か登ったことのある山を違う友人達と違うルートで歩くというのが続いていた。今回もそんな感じで沼津アルプスへ。
春というよりは初夏を感じる夏日の5月末、4人で香貫山から登り始めた。沼津アルプスは、全山縦走はしたことがなくて、沼津よりの香貫山からのコースも初めてだった。今回は香貫山~横山~徳倉山~志下坂峠のコース。
町中の道路からすぐ登山口で、急登なのだけどわりとすぐ五重の塔へ。町が近い山って、なんだか身近でいい。登山というより、散歩で来れる感じもあって、身近に楽しめる山っていい。
富士山も綺麗に見えて空の青さも格別だ。桜の木があちこちにあって、きっと春はとっても賑やかなのだと思うけど、いきなりの夏日だからかほとんどハイカーがいなかった。
手書きの沼津アルプスの看板があちこちにあってそれがとっても可愛い。
植生も面白く常緑樹が生い茂っている。爽やかに風が吹くので森の中はとっても気持ちがいい。「今日の下界は暑過ぎるね、きっと」と言いながら静かな山の中をおしゃべりしながら歩く。
簡単だとは思っていたわけではないけれど、沼津アルプス、なかなかのアップダウン。登って下ってを繰り返し、「なかなかハードだね」と言いあいながら心地よい汗をかく。
八重坂峠で一度道路に出てからまた横山目指して登っていく。友人から頂上が広くていいとおススメされていた徳倉山でのランチになる頃には、お昼をかなりすぎていたので急いでランチの準備をする。
準備してきたバックを開けて食材をだしながら、あれ?おかしい。。。
食材バックはパンパンだけれど、野菜が入っていない!!!今回は、もやしとニラや人参の入った野菜炒めミックスパックともやし少量パックを手軽に準備して、野菜たっぷり酸辣湯の予定だったのに。
どこを探しても野菜がない!あるのは、珍しく手に入った生キクラゲといつものしめじ。
今朝二度寝をして10分で慌てて家をでたせいだと反省しながらも、鶏肉を炒めた。
『ワンタン入り酸辣湯』 4人分(大鍋2回分)
・鳥モモ肉 細切れ 300グラム
・ワンタンの皮 1パック
・卵 2個
・生きくらげ 1パック
・しめじ 1パック
・(もやし 野菜炒めミックス 1パック)
・中華スープ 顆粒 適量
・りんご酢
・醤油
→りんご酢と醤油は1:1くらいでごま油を加えて瓶に入れておく。味を見ながらスープに加える
・ごま油 適量
・水 適量
・食べる辣油 適量
・レモン 1/2個
調理時間 約15分
油で鶏肉を炒めて色が半分くらい変わったら、水を入れる。
一煮立ちしたら、顆粒スープときのこ類を入れて煮る。
きのこに火が通ってきたら、あわせ調味料を入れて一煮立ち。ワンタンの皮を一枚ずつ入れる。
溶き卵を入れて少ししたら火を止めて、水溶き片栗粉を入れて再度加熱、沸騰したら火を止めてラー油を入れる。鶏肉は冷凍して持ってきて、醤油、酢、ごま油も瓶に一緒に入れて持ってきた。こうすれば別々に持ってこなくてもいい。
酸味があって、食べるラー油も効いていて美味しい。つるっとした食感のワンタンと卵もいい。生キクラゲも存在感がある。
あー、やっぱり野菜がもっと入っていたら美味しかったのに!と思いながら二杯目をつくる。
二杯目には、レモンを絞って入れた。さらに酸味が加わってとてもいい。友人の持ってきてくれた食べる辣油がとても効いている。
主食は持ってきてねと伝えてあったのでそれぞれパンやご飯を食べている。
友達夫妻は酸辣湯に合わせて冷凍チャーハンを炒めてレタスを加えていた。
お腹が一杯になって、そろそろ行こうと歩き出す。香貫台分岐で降りずに気持ちのいい風が吹く道を歩いていく。途中で見える駿河湾の展望もきれいだった。
3時くらいに下山し、「KKRはまゆう」に行き温泉に入る。山歩きの後の温泉は格別だ。
沼津といえば、魚を食べたいよね、というわけで沼津港に向かう。
近くのバス停で降りて狩野川を渡って歩いていると大きな富士山と今日登った山々が見渡せる。夕暮れの街に山々が溶け込んでいて海と山が近いこの街がなんだかとってもいいなと感じた。
友人おススメの魚屋さんで、それぞれ旬のお刺身定食や、海鮮丼、もちろんビールも飲んでとにかく沼津のいいところを満喫した1日に。
話す話題は「次どこ登ろうか」と「次沼津アルプスに登ったら」同じ山に登るのもやっぱり好きだなあと思う。