僕が持ち歩いているファーストエイドは1つ1つがコンパクトなのですが、なくてはならない必需品的側面があります。その1つ1つの使い方を紹介したいと思います。
おすすめポイント
- なくてはならない必需品を吟味
- 赤い袋でしまうというのがミソ
- 一石二鳥なアイテムを投入してシンプル化
オロナインとバンドエイド
擦り傷などの小さな怪我をしたときに使用するものです。雨が降っているなどでバンドエイドが剥がれる心配があるときは、テーピングを併用するようにしています。オロナインは主に擦り傷や調理中や焚火で軽い火傷など、肌のトラブルのために持ち歩いています。
ぺツルのイーライト
こんなにコンパクトで、使いやすくコストパフォマンスにも優れていて、必要最低限の機能をちゃんと兼ね備えている、文句の付け所のないライトだと思っています。劣化しにくいコイン型のリチウムイオン電池を使用し、長期保管に適しているのも大きな魅力です。
これだけで真夜中の登山道を歩くのは、ちょっと危ないのですけれど、暗闇に慣れた目と月明かりで移動することも困難ではありません。僕が愛用中なのは旧型ですが、今は新型が発売されていますね。
UL Tooth Brush Handleの歯ブラシ
素材自体とても軽く、更に持ち手部分を徹底的に肉抜きしているウルトラライトな歯ブラシです。重量は2グラムという笑えるような重さで、決して磨きやすい歯ブラシとはいえませんが、満足して使っています。
100均のソーイングセット
100均で購入したソーイングセットの中から、必要な糸と針だけ抜き取って持ち歩いています。バックパックや、ウェア、テントやシューズなどが破けてしまったり、裂けてしまったりしたときに、応急処置として縫うためのものです。
以前ジョンミューアトレイルをスルーハイク中に、トレイルランニングシューズが破けてしまった時にも使いました。これによって小石などの進入を防ぐことができて、無事に歩き抜くことが出来ました。
コード&コードストッパー
使い道は特に考えていないのですが、何かあったときには便利な道具の1つです。例えば靴紐が切れてしまって使い物にならなくなれば、使用していた靴紐の変わりに使うことができます。何かをぶら下げたり、何かを絞ったり、エマージェンシーシートでタープを作ったり、困ったときに、なんて事のないこういう道具が大活躍してくれることがあります。僕の場合はある程度長めのダイニーマリフレティブガイラインを持ち歩いています。
サーモコンパス、爪切り、熊鈴
温度計とコンパスは登山では必須装備の1つだと考えてエマージェンシーキットの1つとして持ち歩いています。温度計の使い方は、例えば山小屋やテントの中にいて、外気温が気になるようなときに外に出しておけば気温がわかります。その気温をみてレイヤリングを考えたり、出発するか否かのタイミングを計ったりできます。冬山には大事なギアの1つです。コンパスは当たり前ですが、山に入る際には必携ですね。
爪切りは連泊やロングトレイル時など、行程が長くなる際には必ず持っていきます。また小さなものをひとつ忍ばせていれば、日帰りでも爪を切るのを忘れていた、なんて時に登山口でサクッと爪の手入れができます。
熊鈴はあまり使わないほうなのですが、行く場所によっては必ず持ちます。
鳴らしっぱなしで歩くのが嫌いなので、すぐに取り外しができるように髪留めのゴムに取り付けて使用しています。
ミニカラビナ
コードストッパーと同じように、何かあったときには便利な道具の1つです。テントライトを忘れてしまってヘッドライトを使用する際にぶらさげたり、無くしたくないものを、落っことさないようにザックに取り付けておいたり…、考えるだけでも多くの使用用途が考えられます。温度計や爪切りなど、小さなものをまとめておくことが多いです。
ダクトテープ
これはもう何にでも使えます。穴が空いたところをふせぐ目的で貼れるし、剥がれてしまったものを固定するのにも使えるし、折れてしまったものを補修するのにも使えるし、便利で頼りになる道具の1つです。
テント、バックパック、レインウェア、登山靴、トレッキングポール…登山装備のありとあらゆるものに使用できる優れものです。
ホイッスル
ジッパーの引き手にもなるホイッスルです。
バックパックのバックルなどホイッスル機能がついているものもあったりしますが、だからといって省略せず、緊急時のセットにも必ず取り入れています。
パーゴワークス手裏剣
細引きロープを結んだり、絡ませたり、4つのフックを使って色々なロープワークが可能です。テントの張り綱にも使えるしタープにも使えます。ロープワークが楽しくなる、そんな道具が手裏剣です。
キャンプアイテムとしての販売ですが、キャンプ中のみならず山歩きでもロープワークが必要になる場面ではかなり有効なアイテムなので、お守りとして必ず身に着けるようにしています。バックパックなどのナイロンテープにとりつけるのがオススメです。
ソーラーパフ
季節や計画によって多少中身は変わったりします。
泊りであればペツルからもっと明るいヘッドライトにしたり、キャンプがメインであれば折り畳みができるソーラーパフを持っていくようになりました。最近買ったばかりですが、使用しているキットのケースにピッタリだったので今後ハードユースになりそうです。
薬の使用期限切れやライトの電池切れなど、こういったキットは定期的なチェックが必要です。
そのたびに新しい工夫や、新しく取り入れる道具など、その日までの経験などが反映される瞬間ですね。
ファーストエイド&エマージェンシーキットをしまっておく袋は、必ず「赤」と決めています。これはもう絶対で、バックパックの中で目立つし、僕が倒れてしまったときに、僕のエマージェンシーキットを他人が使うようなシーンでも一目で分かるようにしなければならないと考え、他のスタッフサック類も赤は絶対に使わないようにしています。