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湖を囲む山々 ウエストハイランドウェイの一部を歩く バルマハからミルンゲイヴィへ

湖を囲む山々 ウエストハイランドウェイの一部を歩く バルマハからミルンゲイヴィへ

朝5時に起き、簡単な朝食を取って快適だったゲストハウスを後にする。今日も薄曇りの朝だ。牛の放牧を横目に誰も歩いていない静かなフットパスを歩く。ところどころにロッチローモンド湖国立公園のキャンプマネジメントの看板がある。

いつかこういう場所でテントも張りながら歩きたいなあと思った。

少し晴れ間がみえてきた

だんだんと青空が見えてきて気持ちのいい景色が広がる。犬の散歩のおじさんは、私たちが地図を広げていたら心配したのか、色々説明してくれた。

この後も地元の親子が車から降りて、楽しそうに話しながら歩いていった。

フットパスは犬たちにも開かれている

つくづく、フットパスはハイカーも歩くけれど、何より地元の人たちの日常の場なのだと思う。ちなみにこの親子も私たちに道を教えてくれた。よほど頼りなく見えているのかなと思いつつ、単純にみんながとてもやさしいのだと思う。

何度もくぐったゲート

ハイカーも地元の人もウエストハイランドウェイに溶け込んでいる。

だいたいは、私たちと逆方向でミルンゲイヴィからフォートウィリアムまで北上していく人たちが多い。ファミリーで歩いているのも目立つし、途中Baggage Serviceの車と何台かすれ違ったけれど、多分ウェストハイランドウェイを歩く人たちへのB&Bまでなどの荷物運搬代行なのだろう。サービスも充実していて案内も沢山あって、やはり「フットパスはすべての人に開かれた道」なのだ。

4時間ほど歩いて、ビーチツリーという場所について、レストランに入る。ここはウエストハイランドウェイとジョンミューアウェイのハイカーのためのレストラン&バーのようだった。一緒に歩いていた友人はアメリカのジョンミューアトレイルを歩いていたのでトレイルのマークを見つけ嬉しそうだった。

エントランスで木彫りのハイカーが出迎えてくれて、外のテラスでビールを飲みながらこの後の行程を確認する。

少し寒くなってきて、おまけに雲が多くなりちょっと心配にもなったけれど、歩きっぱなしだったのでしっかり休憩をとることにした。

ここからの道は小さな丘がいくつか見えるけれど、平原が続く。

もくもくと歩いて、たまにハイカーや犬連れの人たちとすれ違う。さすがにちょっと疲れてきていた。

途中、車で来てフットパスを犬と歩く人たちもおじいちゃんから若い男の子まで何人か見かけた。ベンネヴィス山でもそうだったけれど、犬たちと歩く人たちがとても多く、いろんな犬種を見ることができて楽しいし、微笑ましく、少し疲れも癒されるのだった。

ぽつぽつと雨が降り始め、レインウェアを着こみ、またもくもくと歩く。

大きな公園のようなところに入ったところで、トレイルの終わりが近いことに気づく。

ミルンゲイヴィへ到着

歩き始めて約8時間、雨の中ほっとしたような寂しいような気持ちを持ちながら、ゴールのミルンゲイヴィに着いた。

私たちにはゴールなのだけれど、多くの人はここからスタートなので、モニュメントがあったり、各場所の案内版があった。どれも素敵で、なんだかうれしくなりつつ、二人の口からはやっぱり全部歩きたいねという言葉ばかり。

公園内のCostaというカフェでトーストとコーヒーを頼む。このCosta、チェーン店なのだけど、駅や公園にあるのでイギリスでは何度かお世話になっている。

またCostaか~という感じなのだけど、コーヒーは美味しいし(ちなみにブラックよりラテが美味しい)、入りやすくていい。

ベンネヴィス山の麓のフォートウィリアムから、ここミルンゲイヴィまでの96マイルのウェストハイランドウェイ、確かに繋がっているんだなと思い、やっぱり次はここから歩いてあのベンネヴィス山の麓まで、さらにはその先までまた歩きたいなあとも思い、疲れもとれていったのだった。

歩いてミルンゲイヴィ駅まで行って、大きな街グラスゴーへ行く。今日はグラスゴーのゲストハウスに泊まることにした。

グラスゴーはスコットランド最大の人口の大都市で工業都市らしい。

中心部から少し離れた古い趣のある建物のゲストハウスに着いたら、どうやらBokking.comでの予約が上手くいってなかったようで名前が違っていて危うく泊まれないかと思い、少しあせったけれど大丈夫だった。

グラスゴーのシーフードレストラン

少し休んで街を歩く、大きな建物が続き、途中本屋さんや雑貨屋さんに入ったりしながら街を楽しむ。シーフードラストランに入り、パスタとサラダと生ガキを食べた、これがとても美味しかった!スコットランドはシーフードが美味しいと本に書いてあったりしたのだけれど、本当にその通りでシーフードレストランは外れがない。

グラスゴーの朝 スコットランドともお別れ

楽しすぎてなかなか離れることができなかったスコットランド、4日間ほどの予定が結局6日間いたのだった。

まだまだ居たいなという気持ちもありつつ、また来よう!という想いをもって次の街へ。

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