ジンバルは、撮影者が動いてもカメラを一定の向きに保ち、揺れや傾きを軽減してくれるから、動きながらでも滑らかな動画撮影が可能だ。このジンバルを備えたコンパクト且つ軽量なハンドヘルド(片手で持てる)式カメラが「DJI Osmo Pocket」だ。
おすすめポイント
- 軽量で持ち運びも便利
- 4K/60fpsの撮影が可能
- ロスレス スタビライズ機構が搭載されている
- スマートな撮影機能
- DJI Pocket 2がリリースされている
商品概要
ブランド | DJI |
商品名 | DJI Pocket 2 |
商品説明 | 驚くほど小さいのに、とってもスムーズ。手持ちタイプでDJI史上最も小さい3軸メカニカルジンバル。 |
価格 | ¥45,650(税込) |
重量 | 117g |
サイズ | 124.7×38.1×30 mm |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★★ |
汎用性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
DJI Osmo Pocketで動画を楽しむ
DJI Osmo Pocketでできることは多彩で、動画は1080p/30 fpsで最大140 分連続撮影可能だ。写真撮影も可能で、3×3や180°パノラマ撮影等もできる。動画撮影においてはOsmo Pocket単体でも、USB-C端子やLightning端子でスマホと接続しながらでも可能となっている。
スマホを接続する為には「DJI Mimo」アプリを使う。そうすることでスマホをファインダー代わりにできる。アプリで準備されているフォーマットに従って撮影を行えば、ミニ映画のような動画を完成させることも簡単にできる。
Osmo Pocket本体には小型の液晶タッチスクリーンがある。この小さなスクリーンを使って、動画撮影が行える。登山やハイキングに出かけるとき、スマホを持ち歩くことは多いだろう。しかし、とにかく軽量な荷物で行動したい場合は、Osmo Pocket単体でも大いに動画・静止画撮影楽しめる。
Osmo Pocketの動画撮影機能で驚くのは被写体を追いかけるアクティブトラック機能だろう。これは被写体をフレーム内にロックし、被写体が動けば自動でフレームも追いかけてくれる。Osmo Pocketのカメラ部分は左右にも前後にも動くので、固定して持っているだけで動く被写体撮影が簡単にできる。
アクティブトラックとは別にフェイストラックという機能もある。これを活用してセルフィーモードで撮影すると自分の顔を識別し、フレームが顔を追いかけてくれる。今までは途中で顔が見切れたりして、上手な動画撮影ができなかったという場合には重宝する機能だろう。
DJI Osmo Pocketでの撮影方法
液晶タッチスクリーンとスクリーン下にある2つのボタンを使って、直感的に撮影をすることができる。初めて使用する際も、マニュアルを見ずに「こうかな?」という感覚で、操作して、機能を簡単に覚えることができた。日頃から撮影を楽しむ人には重要視したい点の1つだ。
ボタンを長押しで、電源のオンオフ。短く押して動画と静止画の切り替え。素早く3回押せば自撮りモードの切り替え・・・と簡単だ。もう1つの赤いボタンは撮影の開始ボタンになっている。
アクティブトラックは、追いかけたいオブジェクトをスクリーン上でタッチするだけで完了する。その後自動で被写体をおいかけるOsmo Pocketを見ていると、小さなロボットを手に入れたような気持ちになり感慨深い。
実際に持ち運ぶ際には、編集機器含めてケースに収めることができる。ケースは手の平に収まるほどの大きさで、嵩張りも気にならない。本体は116gという軽さだ。
DJI Osmo Pocketで気をつけるべきこと
アウトドアでの使用を前提に考える際に見定めておきたいのが防水仕様だろう。Osmo Pocketは防水ではないので、サーフィンや渓流などでの使用は注意が必要だ。専用の防水ケースを着用しよう。
内蔵マイクはプロに近い音質を求める場合は、外部マイクを使ったほうが良いだろう。普通に動画を楽しむ程度であれば、音の取り込みは問題ない。
またライブ動画配信機能は本体にもアプリにもない。この点も注意が必要だ。
最後は価格だろうか。日本での価格は45,650円(税込)。しかし、動画撮影にあまり関心がなかった人でも、Osmo Pocketの簡単な操作性と、動画の編集や、その後のシェアなどが簡単にでき、またとにかくおもちゃで遊ぶような楽しさがある。
ちょっと贅沢な大人専用のおもちゃという感じがしなくもない。アウトドアでも、普段からでも、Osmo Pocketによって、思い出を貯めていくという遊びを取り込んでみてはいかがだろう?