山ごはんにちょっとしたアイデアを施すだけで、美味しさも栄養もプラスαになる食材があります。これらは山ごはん用の食材にもなるし、行動食にも応用できる優れもの。今回はそんな山ごはんアイテムを幾つか紹介したいと思います。
円熟こうじみそ スティックみそ
味噌は山ごはんに取り入れる調味料としては栄養バランスに優れていて欠かせません。日帰り登山でも、縦走登山でも、トレイルランでも味噌は必ず持っていく調味料の1つで、これ1つでアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維・・・と様々な栄養が含まれていて、「味噌は医者いらず」なんてお婆ちゃんに教えられました。
もしも日射病で倒れたときには、持っている水に味噌を混ぜて飲むように心がけているほどです。
味噌を持ち歩くのにスティックタイプはとても便利で、20gの味噌󠄀をスティック状に個包装した使い切りタイプの味噌󠄀「円熟こうじみそ スティックみそ」を愛用しています。
トレイルランでは汗をかいてミネラル不足に陥ると、足がつりやすくなるので、そうならない為に、スティックみそをチュウチュウ吸って水を飲んでというような行動食のような使い方をしています。
山ごはんでは、お味噌汁にして飲んだり、買ってきたおにぎりに塗って食べたり、甘いパンにみそを付けて、味噌パンのようにして食べたり様々な活用法があります。食材を持ち歩いて、味噌パスタを作ってもいいし、1つあるだけで料理のアレンジも簡単です。
卓上かつおパック
かつお節は栄養価の高い食品で、タンパク質をはじめ、リン、カリウム、ビタミン、マグネシウムなど多くの栄養を含んでいます。最近ではかつお節を丸ごと食べてタンパク質を補える商品も、ドラッグストアやコンビニで見かけます。
卓上カツオパックは、どんな料理に加えても味を邪魔せず、美味しく頂ける食品で、味噌汁、おにぎり、炒め物、ごはんにかける、麺類にかけるなど、何にでも合わせて食べることができます。
中でも気に入っているのは、ごはんの上にシーチキンと醤油とかつお節をかける山ごはんで、あまりにも美味しいので自宅でも作って食べています。
こころがなごむおみそ汁
野菜の歯ごたえを楽しめるフリーズドライのおみそ汁です。3種類あって、とん汁、やさい、あげなすです。1パックが1食入りなので日数分のカウントがラクで、縦走時には重宝します。
野菜類は甘みと酸味のバランスがよく、お味噌の味もとても美味しくいただけます。お味噌汁は日本食の中核をなす重要な料理として考えていて、特に、健康食としての認識があるので、山ごはんには欠かせません。